仕事が暇なときに有給をとるのは問題なし!
仕事が暇だから有給を取得しても、問題となることはないでしょう。
しかし暇なときに会社を休んでいいのか迷う方は、「有給取得の申請用紙で取得理由についてなんと書けば良いのか分からない」と悩んでしまうようです。
そもそも、有給の取得に理由を申し出る必要はありません。どうしても理由を書かなければならないときは、「私用のため」「私事」「その他」と記載しましょう。
取得理由によって、会社側が有給の取得を拒否することはできませんので安心してくださいね。
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仕事が暇なときに有給をとるのが良い理由
仕事が暇だから有給を取得することに対して、「仕事が暇ならラクに働けるのに、なぜわざわざ有給を取るんだろう」と疑問に思う方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、有給は仕事が暇だからこそ取ったほうが良いものでもあるのです。その理由をお伝えしますので、今後有給を取得するときの参考にしてみてくださいね。
周りの負担を減らせる
繁忙期などに有給を取る場合、フルメンバーでも忙しいところに一人でも休まれると、周囲に負担がかかってしまうことがあります。
ひょっとすると、一人の仕事を埋め合わせるために残業をする人も出てくるかもしれません。仕事が暇だからこそ有給を取る方は、周囲にかかる負担を考慮したうえで自分の時間を楽しみたいと考えているようです。
完全に仕事から離れられる
仕事が暇なときに有給を取ると、休んでいても完全に仕事を忘れることができます。
忙しい時期に休むと「あの案件はどうなっているのか」「引継ぎはうまくいっているのか」などさまざまなことが頭に浮かんでしまうかもしれません。
しかし仕事が落ち着いていると、誰にも遠慮せず休日を楽しめます。心身共にリフレッシュできることでしょう。
突然のトラブルなどがない限り、会社や顧客から有給中に急な連絡がくる確率は減りますよ。
損な時間を過ごさずに済む
仕事が暇だと、これといった用事もないのに会社に行くのが面倒だと感じる方はたくさんいらっしゃるそうです。
仕事に暇な時間が多いときは、自宅でゆっくり休んだほうが有意義な時間を過ごせます。会社でただ時間が過ぎるのを待つだけならば、有給を取って心身をしっかり休めましょう。
次に仕事を始めるときのモチベーションアップにもつながりますよ。
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「仕事が暇だから有給を使え」という指示はOK?
上司から「仕事が暇だから午前中で早上がりして、残りは半日の有給休暇を使って」と言われた経験を持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。
このような有給の取り方が続くと、本当に自分が有給を使いたいときに休めなくなる恐れがあります。
有給休暇の取得は、上司が強制することはできません。労働基準法では、有給休暇の取得を従業員に「奨励」することはできても、「強制」することは許されていないのです。
もし「仕事が暇だから」という理由で有給を取得するように言われた場合、会社側は本来働くはずだった分の60%以上の賃金を休業手当として支払うべきです。
この対処法は労働基準法でも定められていることなので、会社の取組みに疑問を持った方は上司に相談してみることをおすすめします。
休めるときに体をリフレッシュさせよう!
いくら仕事にやりがいを感じているとはいえ、心身には疲れが溜まっていきます。その疲れを癒すために、人間にはきちんとした休養が必要なのです。
また、仕事が暇だから疲れないということはありません。「暇疲れ」という言葉があるように、知らない間にストレスや疲れが蓄積されていきます。
仕事が暇だからこそ有給を思い切って取りましょう。周囲にも負担をかけず、休暇を取って気分転換をしてくださいね。