携帯電話販売員からの転職を考えてみよう
携帯電話販売員として働いている方の中には、異業種への転職を希望している方もいるはずです。お客様の役に立てる、インセンティブで高い収入を得られるといったメリットがある携帯電話販売員。異業種への転職を考えることには、どのような背景があるのでしょうか。
携帯電話販売員が転職を考える理由や、転職を成功させるコツ、おすすめの転職先などを、詳しく見ていきましょう。
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携帯電話販売員から転職したくなる理由4選
携帯電話販売員から転職したくなる理由として、代表的な4つの理由を紹介します。ご自身の状況と、照らし合わせてみてくださいね。
ノルマがきつい
携帯電話販売の仕事にはノルマが設けられている場合があります。ノルマの内訳は機器やオプション、料金プランなど店舗によって異なります。
携帯電話販売員のノルマは厳しく設定されることが多く、ノルマ達成のためにお客様のニーズを超えたオプションや、料金プランをおすすめしなければならないことも。そのため、「良心が痛む」と落ち込む日が少なくないのだとか。
ひたすらにノルマを追いかけることが苦手な方にとっては、精神的な負担が大きいかもしれません。
残業が多く休日が不安定
携帯電話販売員は土日祝を含めた勤務体制で、定休日がない店舗が大半です。そのため、シフト制勤務が一般的で、休日が不安定。さらに、営業時間を過ぎてもお客様が店内にいるうちは閉店できないため、残業時間が発生します。
「プライベートの時間を確保しにくい」という理由で、転職を決める方は多いでしょう。
クレーム対応が多い
あらゆる世代にとって携帯電話は必需品です。携帯電話販売店は顧客層が幅広い分、クレームが発生しやすい職場かもしれません。
料金プランやオプションなどは複雑なものが多く、丁寧な説明を試みても内容を理解しききれないお客様は、珍しくありません。そうしたお客様のストレスは、携帯電話販売員に向かいがち。理不尽なクレームを受けることは少なくないでしょう。
日常的に起こるクレーム対応によってストレスがたまり、心を病んでしまうケースもあるようです。
将来に不安を感じる
携帯電話販売員の仕事は体力勝負。座って案内することがメインでも、次々にやってくるお客様に対応するのは、非常に疲れます。年齢によって限界を感じる方もいるでしょう。
また、最近ではオンラインで手続きが完了したり、電話による自動案内で困りごとが解決したりします。現時点において携帯電話販売員は、機械が不得手なお年寄りが来店するなどで、必要とされている職業。しかし、デジタルネイティブが増えるにつれて、店頭で対応する人員の数は減らされる懸念があります。
「近い将来、できなくなる仕事では……?」といった不安から、転職を考える方もいるのではないでしょうか。
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携帯電話販売員からの転職を成功させるポイント
携帯電話販売員から転職を成功させるためには、「転職で自分が実現したいこと」をしっかりと考えることが重要です。自分のやりたいことや理想とする働き方のイメージを明確にすることが、転職成功の近道です。
たとえば、以下のような目標から考えていくと良いかもしれません。
・プライベートをもっと充実させたい
・給料を上げたい
・もうクレーム対応はしたくない
・お客様にもっと寄り添える仕事がしたい
このような目標を出発点として転職先を考えれば、いずれ必要になる志望動機や自己PRなどにより説得力を持たせられるので他の求職者と差をつけることができます。
また、業種や職種にこだわらなくても目標が実現できそうなときは、応募する前から選り好みせず可能性を最大限に広げることで、自分に合った求人に出合える確率が高くなるでしょう。
携帯電話販売員からの転職におすすめの職業とは?
携帯電話販売員で培ったスキルや経験は、異業種で歓迎される傾向にあります。携帯電話販売員からの転職におすすめの職業を見ていきましょう。
営業職
営業職は商品やサービスを提案し、売り上げを伸ばすことが使命です。携帯電話販売員の仕事は、立派な営業職のスキルとしてアピールできるはず。
お客様の需要を把握し、適切な携帯電話機や料金プランを提案した経験をアピールすれば、「即戦力になる人材」として採用される可能性があります。
「営業の仕事そのものは好き」という方は、他業界の営業職を検討してはいかがでしょうか。
事務職
事務職は、正確性とスピード感が重要な職業です。携帯電話販売員の仕事には、見積書や契約書を作成したり、専用端末にお客様情報を登録したりといった事務作業もありますよね。
少しでも処理を誤ると正しい情報で契約を結べなくなるため、慎重に作業を進めていたのではないでしょうか。また、お客様を待たせないために、スピード感も意識していたはずです。
このような業務で培ったスキルは、事務職で大いにいかせることでしょう。また、事務系の資格を取り、アピール力を高めてから転職活動に臨む方法もあります。
サービス業
携帯電話販売店では、接客マナーについても厳しく指導されることがほとんどです。正しい敬語や、感じの良い振る舞いが身についているため、サービス業でも活躍できることでしょう。
携帯電話以外の販売店や飲食店、レジャー施設などへの転職も視野に入れてはいかがでしょうか。
また、「レベルの高い接客スキルをいかしたい!」という方や「より高度な接客をしたい!」という方には、ホテルや旅館への転職もおすすめ。「究極のサービス業」と称される業界で、キャリアアップを目指しましょう!
携帯電話販売員からの転職は転職エージェントに相談しよう!
携帯電話販売員は、転職にいかせるさまざまなスキルが身につく職業です。それだけに、転職先選びで迷うこともあるでしょう。そのような時は、転職エージェントへの相談がおすすめ。思いがけない適性が見つかるかもしれません。
また、ホテル・旅館への転職を考える際には、おもてなしHRにご相談ください。