高知県四万十市での生活と移住支援
四万十市は2005年4月10日に中村市と西土佐村が合併して誕生した市です。高知県の西部に位置し、北西は愛媛県、東南は太平洋と面するこの市の人口は約32000人(2023年7月末時点)。
中央部に流れる四万十川は下流にあたり、川幅が広く雄大な自然を眺められることが特長ですが、四万十市での生活にはどのような魅力があるのでしょうか。移住支援制度の内容と併せて見ていきましょう。
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四万十市の暮らし
四万十市の暮らしにはさまざまな魅力がありますが、ここでは交通の便や自然環境、子育てに関する支援制度について解説します。移住後の生活をイメージしながら読んでくださいね。
交通アクセス
高知県には高知空港があり、最近では格安航空会社が参入しているので、東京や大阪などの都市部からのアクセスも便利です。高知市から四万十市までは、車で2時間ほど。
また、愛媛県松山市から四万十市まで約3時間、香川県高松市からは約3時間30分、徳島県徳島市からは4時間と、四国地方各県から車でアクセスできます。
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自然環境
四万十市は1年を通して、また、1日の中でも寒暖の差がある地域です。そのため、四季折々に変化する風景は、人々を楽しませてくれます。
また、四万十市は山、川、海の豊かな環境と気候との絶妙なバランスにより、バラエティに富んだ四季の恵みの宝庫。
数ある四万十川の支流も美しく、中でも最も透明度の高い黒尊川と紅葉が織り成す光景は、多くの人の心を豊かにします。
子どもの医療費助成
四万十市では、0歳から中学3年生までの子どもを対象とした医療費の助成制度を設けています。保険診療対象の治療に関して、子どもの入院・通院にかかる自己負担分を全額助成してくれるので、急な病気やケガの際にも安心です。
なお、医療費の助成を利用するためには、あらかじめ受給資格の認定を受ける必要があります。詳細は市のホームページで確認してくださいね。
子育て支援
四万十市は、市を挙げて子育て支援に積極的に取り組んでいます。前述の医療費助成の他にも、以下のような支援制度があります。
- ・初回産科受診料助成
- ・児童手当
- ・児童扶養手当
- ・幼児教育、保育の無償化
- ・伴走型相談支援
- ・経済的支援(出産・子育て応援給付ギフト)
- ・未熟児の養育医療給付
経済的な支援が手厚いだけでなく、子育てに関する不安や悩みを相談できる制度が整っている点も魅力ですね。
四万十市では、安心して子育てに打ち込めるのではないでしょうか。
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四万十市の移住支援
四万十市には、どのような移住支援があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
移住支援体制
四万十市には、移住前の相談から移住後のサポートまで一貫して頼りにできる制度が整っています。
「NPO法人 四万十市への移住を支援する会」と連携を取り、移住に関する希望のヒアリングや、空き家の案内といった支援が受けられます。また、定期的に移住者交流会などのイベントが開かれるため、地域の友達を作りやすいことでしょう。
メールや電話での個別相談も可能なので、四万十市への移住に興味がある方はまずコンタクトを取ってみてはいかがでしょうか。
お試し住宅
四万十市には、県外からの転入を検討している方を対象としたふたつのお試し住宅が整備されています。
ひとつは閑静な住宅街に位置する、木造平屋の3DKです。海が近いため、サーファーにもおすすめの物件とのこと。1~3カ月の滞在が可能で、利用料金は月30000円(水道光熱費別)です。
もうひとつは地域の中心地に位置し、道の駅やスーパーマーケット、鉄道駅からほど近い木造平屋3Kの物件です。「生活に便利な地域でお試し移住したい!」という方に、ぴったりではないでしょうか。1~6カ月の滞在が可能で、利用料金は月25000円(水道光熱費別)です。
就業支援
移住後の仕事を探す際にも、頼りになる支援制度があります。
例えば豊かな自然に恵まれた四万十市では農業が盛んですが、市内で農業を始めたい方を対象として「農業研修生」を募集しています。市内の農業施設で1から農業を学ぶほか、見学や収穫体験も可能です。
また、地域おこし協力隊の募集や商店街の空き家を活用して、期間限定のチャレンジショップを開ける制度などもあります。
▼その他、地方での仕事についてはこちら
参考:
支援制度を活用して四万十市に移住しよう!
今回紹介した通り、四万十市は移住支援や子育て支援が充実した地域です。地方移住に興味がある方は、お試し移住なども活用して四万十市への移住を検討してはいかがでしょうか。
なお、移住後の仕事探しはおもてなしHRにご相談ください。