最新のボーナスの平均支給額はいくら?
ボーナスの使い道ランキングを確認する前に、最新のボーナスの平均支給額がいくらなのかを確認しておきましょう。
というのも、ボーナスはどの業界・どの企業でも必ず支給されるものではないからです。また、業界によって支給される金額は大きく変わります。
そのため、まずは自分が働いている業界の大まかな平均支給額を確認しておくとよいでしょう。
厚生労働省が調査した毎月勤労統計調査をもとに、2023年10月末時点で公表されている最新の2022年度の夏季賞与と年末賞与の業界別の平均支給額を紹介します。
業界 | 2022年 夏季賞与 | 2022年 年末賞与 |
鉱業・採石業 | 38万9331円 | 54万4459円 |
鉱業・採石業建設業 | 59万5716円 | 49万8569円 |
製造業 | 52万4047円 | 51万4074円 |
電気・ガス業 | 52万7118円 | 80万5880円 |
情報通信業 | 68万7247円 | 66万2768円 |
運輸業・郵便業 | 36万8827円 | 39万812円 |
卸売業・小売業 | 35万7998円 | 36万5502円 |
金融業・保険業 | 64万4728円 | 62万1410円 |
不動産・物品賃貸業 | 49万4650円 | 55万4675円 |
学術研究等 | 65万9687円 | 63万4606円 |
飲食サービス業等 | 6万3793円 | 6万7605円 |
生活関連サービス等 | 15万7582円 | 16万4324円 |
教育・学習支援業 | 49万3306円 | 53万7569円 |
医療・福祉 | 27万5083円 | 30万9224円 |
複合サービス事業 | 42万8876円 | 45万5815円 |
その他のサービス業 | 21万7344円 | 21万7774円 |
上記の表を確認してみると、業界によって支給される金額には大きな差があることがわかります。
夏季賞与では情報通信業が約68万円、年末賞与では電気・ガス業が約80万円と最も多い支給額となっていました。
一方で、夏季賞与・年末賞与ともに最も少ないのは飲食店サービス業等の約6万円です。あくまで各業界全体の平均額ではありますが、業界によってかなりの差があることがうかがえるでしょう。
出典:毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等/厚生労働省
出典:毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等/厚生労働省
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支給されたボーナスで何を買う?ボーナスの使い道ランキング2023
共通ポイントサービスの運営会社が調査したボーナスの使い道などの消費者意識によると、支給される時期によって使い道はわずかに変わるようです。ここでは、夏と冬、それぞれのボーナスの使い道のランキングを紹介します。
2023年夏のボーナス使い道ランキング
2023年5月末に実施された消費者意識調査によると、夏のボーナスの使い道は以下のようなランキングとなりました。
2位:宿泊を伴う旅行
3位:普段の食費
4位:外食
5位:財形貯蓄
6位:衣服
7位:ローンや借入などの返済
8位:投資信託
9位:日帰り旅行
10位:株式
ランキングを確認してみると、夏のボーナスの使い道は買い物などではなく、貯金・預金が圧倒的に多いことがわかりました。
使い道に貯金・預金と回答する方は毎年多いようで、2014年度に調査を開始して以降10年連続で1位をキープしているといいます。
2023年冬のボーナス使い道ランキング
2023年9月末に実施された消費者意識調査によると、冬のボーナスの使い道は以下のようなランキングとなりました。
2位:宿泊を伴う旅行
3位:普段の食費
4位:外食
5位:財形貯蓄
6位:衣服
7位:投資信託
8位:株式
9位:お取り寄せなどの食品
10位:日帰り旅行
冬のボーナスの使い道に関しては、1位から6位までは夏と同じ結果となっていました。こちらでも、2014年度に調査を開始して以降、貯金・預金という回答が10年連続で1位をキープしているようです。
なお、夏のランキングに入っていないお取り寄せなどの食品が使い道のひとつとしてランクインしているのは、ボーナスの支給時期がクリスマスや年末年始を迎える時期に近いことも影響しているのでしょう。
夏・冬ともに「支給されない・わからない」という回答も多い
ランキングには含まれない回答にはなるものの、夏・冬ともに「支給されない・わからない」と答える方も多かったようです。
夏のボーナスは2021年に調査して以降3年連続で増加傾向にあり、「支給されない・わからない」という回答は47.7%を記録しました。
一方、冬のボーナスの「支給されない・わからない」という回答は過去10年間の中で最も多い47.0%を記録したようです。
参考資料:第58回 Ponta消費意識調査 2023年6月発表/「Pontaリサーチ」調べ
参考資料:第59回 Ponta消費意識調査 2023年10月発表/「Pontaリサーチ」調べ
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支給されたボーナスを賢く使うためのポイント
ボーナスは毎年必ず支給されるものではないため、大切に使うようにしましょう。そのためには、事前に使い方を考えておくといいでしょう。ここでは、支給されたボーナスを賢く使うためのポイントを紹介します。
使う割合を事前に決めておく
せっかくもらったボーナスを無駄に使ってしまわないためにも、あらかじめ何にどれくらい使うのか、その割合を決めておくようにしましょう。
たとえば、支給された金額の50%は貯金、20%は自己投資、30%はローンの返済に充てる、などです。ボーナスの使い道をじっくりと考えて、配分の割合を決めておきましょう。
ボーナスをあてにしない
ボーナスは会社の業績や成果に応じて減額されたり、支給されなかったりすることがあるので、ボーナスをあてにした資金計画は立てないようにしましょう。
たとえば、ボーナスが支給されるからと思ってたくさん買い物をしてしまうと、支給されなかったり、予想よりも少なかったりする場合にお金が足りなくなってしまうことが考えられるからです。
ボーナスを使うときは、支給額が決まってから使い道を考えると、使いすぎを防ぐことができるでしょう。
年に数回支給されるボーナスの使い道は慎重に考えることが大切
ある程度まとまった金額を一度に支給してもらえるボーナス。しかしながら、どの業界・どの企業でも必ず支給されるものではありません。
そのため、ボーナスを使って買い物をしようと考えている場合は、使い道を慎重に考えることが大切です。
また、ボーナスの支給される企業で働きたいなら、求人情報をチェックするときにしっかりとボーナスの有無を確認することも忘れないようにしましょう。
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