旅館における「内風呂」とはどのようなお風呂を指すのか

旅館の「内風呂」とはどのようなお風呂？

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旅館のホームページや宿泊予約サイトに、「内風呂あり」などと表記されていることがあります。

内風呂とは本来「建物の中にあるお風呂」を差す言葉ですが、具体的にどのようなお風呂を「内風呂」と呼ぶのかは旅館によってさまざま。また、お客様側の認識も人によって異なります。

この記事では、旅館における「内風呂」のタイプについて詳しく解説します。タイプ別の内風呂を利用するメリットや、予約時の注意点にも触れるので、ぜひ参考にしてください。

旅館の「内風呂」3つのパターンと利用のメリット

旅館が「内風呂」と呼ぶのは、主に以下のようなお風呂です。それぞれの特徴と、利用するメリットを見ていきましょう。

大浴場

館内に設置した「大浴場」と内風呂と称するパターンです。これに対してはなれのお風呂や、宿泊客以外も利用できる別館のお風呂を「外風呂」と呼ぶケースもあります。また、大浴場において「露天風呂」と区別するために、室内のお風呂を「内風呂」とすることも。

大浴場を利用するメリットは、なんといっても趣のある装飾や、広々とした浴槽を楽しめることでしょう。温泉が自慢の旅館では、大浴場の作りに特にこだわるもの。旅館の魅力を存分に味わえるのではないでしょうか。

客室風呂

客室備え付けのお風呂を「内風呂」としている旅館もあります。高級旅館や格式の高い客室に見受けられ、宿泊料金は高めに設定されていることがほとんど。室内浴槽だけでなく、露天風呂を設置している客室も存在します。

客室風呂を利用するメリットは、プライベート空間を楽しめることです。ひとりで静かに入浴したり、家族やカップルで楽しんだりと、使い方の自由度が高いことが特徴。

また、足腰が弱く大浴場までの移動が大変な人や、入浴に手助けが必要な人、知らない人と一緒に入浴することに抵抗のある人やタトゥーが入っている人などでも、豪華なお風呂を楽しめます。

貸切風呂・家族風呂

貸切風呂や家族風呂は、大浴場とは別に、客室の外に設けているお風呂のこと。別料金を支払ったり、予約を取ったりすることで利用できます。

客室風呂と同様にプライベート感覚で入浴を楽しめることがメリットです。また、多くのお客様に提供することを想定し、浴槽を広く作っていたり、展望が素晴らしかったりといったことも。

「内風呂」にこだわって旅館を選ぶ際の注意点！

旅館における「内風呂」がどのようなお風呂なのか、明確な定義はありません。「内風呂付の旅館」という条件で旅館を選んだところ、「思っていたお風呂じゃなかった！」といった失敗も起こり得るので、気をつけましょう。

「内風呂」にこだわって旅館を選ぶ際には、以下のポイントを押さえてくださいね。また、旅館側の対応としては、「内風呂」がどのようなお風呂なのか、お客様に分かりやすく示すことが必要です。

内風呂の画像を探す

「イメージが違っていた！」という失敗を防ぐためには、画像を見ることが有効です。

公式ホームページや、予約サイトで館内設備の写真を探しましょう。もし見つからなければ、個人のブログなどで紹介されていることもあります。「○○旅館　宿泊　ブログ　内風呂」といったキーワードで、検索してみてくださいね。

お湯のタイプをチェックする

「お風呂のある旅館」と聞くと、温泉を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、大浴場でも内風呂でも、お風呂が温泉とは限りません。また、大浴場は温泉でも、客室に備え付けの内風呂はふつうのお湯、ということも。

「温泉だと思って行ったらふつうのお湯だった！」ということでガッカリしないように、しっかりチェックしてくださいね。

どのタイプの内風呂か分からなければ問い合わせる

ホームページなどの情報量が少なく、内風呂がどのようなお風呂なのか分からない旅館もあります。

ある程度調べても分からない場合は、旅館に直接問い合わせてみましょう。「内風呂というのは、客室備え付けのお風呂ですか？」といった聞き方をすれば、教えてくれるはずです。

「多分こういうお風呂だろう」と思い込んで泊まり、落胆しないためには事前の確認が重要。予約を取る前に、疑問を解消させましょう！

旅館に泊まる際には「内風呂」のタイプをしっかりチェックしよう

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旅館に泊まる際の大きな楽しみはお風呂でしょう。出かける前に思い描いていた「内風呂」と、実際の「内風呂」との意味合いが違うと、旅の楽しみが損なわれてしまいます。今回の記事を参考に、「内風呂」のタイプをしっかりチェックしてくださいね！

なお、旅館の仕事を探す際にはおもてなしHRにご相談ください。