ぬかびら源泉郷とは
大雪山の深い森に囲まれ自然を大切にしながら栄える、ぬかびら源泉郷。ここでは、ぬかびら源泉郷の概要と歴史についてご紹介します。
ぬかびら源泉郷の概要とアクセス
ぬかびら源泉郷の「ぬかびら」とは、アイヌ語で「形のある崖」を意味し、音更川沿岸の崖に、人の姿に似た岩があったことからこの名が付いたと言われています。国立公園の森と湖水に囲まれた環境は、静かで豊かな自然を感じさせてくれます。
温泉地まではバスでのアクセスも可能ですが、時間に左右されない自家用車やレンタカーの利用が便利です。
ぬかびら源泉郷の歴史と現状
ぬかびら源泉郷は1919年に原生林の中で発見され、まだ湖や鉄道などがない時代から温泉場として栄えました。
2007年に温泉文化を守り、糠平温泉が「温泉」としてあり続けるため「源泉かけ流し宣言」を行い、2009年には地名を「糠平」から「ぬかびら源泉郷」に改名しました。
ぬかびら源泉郷は森と湖の温泉街として生まれ変わり、現在では9軒の宿泊施設が建ち並んでいます。
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ぬかびら源泉郷の泉質と観光資源について
ぬかびら源泉郷では、すべての宿で源泉かけ流しの温泉を楽しむことができます。ここでは、ぬかびら源泉郷の泉質や効能、周辺観光についてご紹介します。
ぬかびら源泉郷の湯量と泉質について
ぬかびら源泉郷の泉質は、ナトリウム・塩化物ー炭酸水素塩泉です。柔らかなお湯で肌がなめらかになり、神経痛のほか、飲用することで胃腸病にも効果があると言われています。
湯温は50度から60度と高温で、「源泉郷」の名が示すとおり、すべての宿の温泉が「源泉かけ流し」であることが特徴です。
ぬかびら源泉郷の周辺観光について
ぬかびら源泉郷の周辺には、北海道で2番目に大きい人造湖や公共の高原牧場、限られた季節にだけ姿を現す「幻の橋」などがあります。ハイキングやトロッコなど、ダイナミックな自然を体験できるスポットが満載です。
また、ぬかびら源泉郷がある上士幌町は、牧畜や農業が盛んなことでも知られています。大地の恵みあふれる特産品を現地で味わったり、お土産として楽しめるのも魅力の一つです。
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ぬかびら源泉郷にあるホテルや旅館での働き方と暮らし
ぬかびら源泉郷の旅館やホテルで働く
ぬかびら源泉郷は小さな温泉街ですが、アルバイトから正社員まで幅広く採用を行っている宿泊施設もあります。受付や清掃、調理など募集している職種は様々で、住み込みでの勤務が可能です。
温泉が好きな方はもちろん、登山や釣り、ウィンタースポーツが好きな方には最適の環境かもしれません。
ぬかびら源泉郷の暮らし
ぬかびら源泉郷のある上士幌町は、北海道十勝地方の北部に位置しています。日本一広い国立公園の東山麓にあり、町内の約76%が森林地帯の緑豊かな町です。
道内でも雪は少ないほうで、日照時間が長く、夏は朝晩が涼しい快適な気候に恵まれています。畑作、林業、農業が盛んで、乳牛の飼育頭数は全国でもトップクラスです。
上士幌町では、地域資源を活用しながら、健康・環境・子育てなどをコンセプトにしたまちづくりを進めています。大型ショッピングモールはないものの、スーパーや医療機関は十分にあるので不便を感じることはありません。
手つかずの大自然が残るぬかびら源泉郷。
北海道上士幌町に位置する、ぬかびら源泉郷。手つかずの自然に囲まれた環境での湯浴みは、心身ともにリラックスできる贅沢な時間です。北海道において、源泉かけ流しの温泉が楽しめる貴重な温泉地のひとつでもあり、全ての宿で澄明な源泉を提供しています。
また、上士幌町では移住を検討している方向けのウェブサイトが充実しており、体験や相談が可能です。上士幌町は大自然を満喫できる環境が整っているので、のんびりと田舎暮らしをしたい人にぴったりかもしれません。