美ヶ原温泉とは
美ヶ原温泉は、開湯から約1300年以上の歴史をもつ由緒ある温泉地です。ここでは、美ヶ原温泉の概要と歴史についてご紹介します。
美ヶ原温泉の概要とアクセス
美ヶ原温泉は長野県松本市にあり、標高800mの山麓に位置しています。美ヶ原高原と温泉地の間には距離がありますが、効能豊かな泉質と美ヶ原高原の玄関口という環境の良さが評価され、国民保養温泉地に指定されました。古き良き温泉地の雰囲気が残る町並みは「松本市景観百選」にも選ばれているほどです。
美ヶ原温泉への主な交通手段は電車かバス、車になります。最寄り駅はJR松本駅で、温泉地までは路線バスで約15分ほどで、主要都市からは高速バスも利用できます。松本ICから車で約25分と市街地からのアクセスも良好です。また、温泉地周辺にはドライブが楽しめるコースも多くあるので、自由に移動できるレンタカーや自家用車での観光もおすすめです。
美ヶ原温泉の歴史と現状
美ヶ原温泉の歴史は奈良時代初めにまで遡ります。天武天皇が「束間の温湯」に行幸するために、信濃国の地形図を献上させたとの記述が『日本書紀』に残っており、この「束間の温湯」こそが現在の美ヶ原温泉だと言われているのです。
平安時代の歌人が『後拾遺集』の中で「白糸の湯」と詠み、安土桃山時代から江戸時代にかけては、松本城主の保養地であったことから「御殿の湯」とも呼ばれました。
寛永・正保の頃には、入浴施設として「山辺茶屋」が作られ、明治に入ると「山辺温泉」と改名され湯治場として発展します。
「美ヶ原温泉」と呼ばれるようになったのは昭和になってからですが、今でも「白糸の湯」「御殿の湯」などと言われ親しまれ続けています。
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美ヶ原温泉の泉質と観光資源について
美ヶ原温泉は透明で無臭ですが、湯上りの肌はしっとりと潤います。ここでは、美ヶ原温泉の泉質や効能、周辺観光についてご紹介します。
美ヶ原温泉の湯量と泉質について
美ヶ原温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、入浴で最も気持ちの良い温度とされる42度前後です。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、冷え性、疲労回復など、様々な症状に効果が期待できます。美ヶ原温泉はほとんど無色透明で、肌に優しい弱アルカリ性のため、癖がなく柔らかいのが特徴です。
美ヶ原温泉の周辺観光について
美ヶ原温泉での人気の観光といえば、美ヶ原高原のドライブやハイキングです。標高2,000mからの大パノラマをはじめ、自然あふれるスポットが満載で、国宝松本城や城下町散策、美術館、ワイナリーなど、見どころが豊富にそろっています。
また、美ヶ原温泉のご当地グルメといえば、信州そばです。松本市内には数多くのそば店が軒を連ねており、本格的な手打ちそばが味わえます。そば打ち体験ができる施設もあるので、思い出作りに足を運んでみてはいかがでしょうか。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
美ヶ原温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし
美ヶ原温泉の旅館やホテルで働く
美ヶ原温泉には、ホテルや旅館など大小様々な温泉宿が建ち並びます。募集職種はフロントや客室清掃、レストランスタッフなどで、経験やスキルに合わせて選択が可能です。また、住み込みやまかない、送迎等が充実している宿もあり、働きやすい環境が整っています。
美ヶ原温泉の暮らし
美ヶ原温泉がある松本市は長野県のほぼ中央に位置しています。西には日本の屋根といわれる北アルプスを、東には日本一標高の高い高原として名高い美ヶ原高原を望み、美しい自然環境に恵まれたエリアです。
城下町としても知られる中心市街地から一歩郊外へ出ると、豊かな田園地帯や山間地域が広がり、多彩な魅力にあふれています。市街地でも標高が高いため、夏は涼しくカラッとした気候が特徴です。
また、病児保育やファミリーサポート事業にも力を入れているため、子育て世代にとっても安心して生活できる環境が整っています。市内にはショッピングセンターやスーパー、大学病院をはじめとする医療機関も充実しているので不便を感じることはありません。東京、大阪、名古屋など都市部へのアクセスが良好なのも嬉しいポイントです。
古くから松本の人々に愛されてきた美ヶ原温泉
美ヶ原温泉は、その名のとおり、美ヶ原高原の入り口に位置しています。長野県松本市郊外の山麓に広がる美ヶ原温泉は、時代と共に栄え、親しまれ続けている落ち着いた雰囲気の湯の里です。温泉街に残る古い町並みは、訪れる人に癒しと安らぎを与えてくれます。
また、松本市では移住や定住に関する相談も行っています。松本市での生活は、歴史と自然を間近に感じられ、暮らしを豊かにしてくれるかもしれません。