島に移住したらどんな暮らしが待っている?移住におすすめの島も紹介

都心を離れて移住したい。豊かな自然に囲まれて、のんびりとした生活に憧れる人もいるでしょう。

どうせ移住するなら、今いる場所から出来るだけ離れて、全く違う生活を味わってみるのはどうだろうかと考えてことはありませんか?

そんな暮らしに憧れるなら、移住先に「島」を選んでみるのはどうでしょうか?国内にはなんと7,000近くの島が存在します。

その中から、移住におススメの島や島暮らしのメリット・デメリットについてご紹介します。

実際どうなの?島の移住

iStock/thanyarat07

ちょっと面白そうだな、と感じる島への移住。移住は旅行とは違い、その土地での暮らしを考えなければいけません。島暮らしならではのメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

豊かな自然環境

島に移住をするなら、誰もが期待している自然環境。海や山に囲まれ、自然の恩恵を受けた新鮮な食材が手に入りやすいのは嬉しいですよね。家庭菜園で野菜を育てている家庭も多く、おすそ分けをし合うということも頻繁です。

美しい景観が高いビルに視界が遮られることはなく、特に夜景の美しさは見とれてしまうほどです。癒しの空間がすぐ近くにあるというのは、都心での生活に疲れた人にとっては憧れの環境でしょう。

孤立しない子育てができる

都心部で暮らしていると起こりがちな、孤立した子育て。核家族化が進み、誰かに頼ったり、助け合ったりというのがしづらいこともあります。集合住宅に住んでいて、隣に住む人が誰か分からないということもあるほどです。

島で暮らしでは、住民同士の強い連帯感を感じることがあるようです。隣人が困っていたら声を掛け合い、ともに支え合うということは何も特別なことではありません。子育てについて言えば、島の子どもは島全体で育てるという意識を持っていることもあり、常に大人の目が届く環境で子どもが育つというのも島暮らしならではでしょう。

子育てに慣れない、小さな子どもを抱えた母親が、悩みや孤独を抱えるということは良くある話です。サポートしてくれる人の存在を感じるだけでも、心強いですよね。

デメリット

交通手段が少ない

島暮らしでは、マイカーを持つことは必須です。電車やバスがない、バスはあっても本数が少ないなど、交通手段が少ない。都心部に比べると、圧倒的に交通手段がありません。車の所有台数も、1世帯の人数分ということもあります。

また、島を出るためには船や飛行機を利用しなければなりません。天候によっては、欠航になることもあり、思い通りの移動が叶わないということもあります。

すぐに噂が広まる

少しふざけた話のようですが、実際に良く起こるようです。住民同士の距離が近く、コミュニケーションが密であるため、良いこと悪いことの全てがあっという間に知れ渡ってしまいます。

夫婦ゲンカをしていたことさえも知れ渡ってしまい、恥ずかしい思いをしたという実話もあります。ちょっとしたケンカだったのに、話が回りまわって、大喧嘩していた!しまいには夫婦仲が悪い!などと言われていたり……。

住民同士の関わりが深いことは心強さを感じるものですが、場合によっては息苦しさを感じることもあるでしょう。隣人との距離感を意識しながら生活をあうることも多い都心部の生活とは、真逆とも言える環境です。

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移住におススメの島

iStock/Sean-Pavone

程よく利便性が感じられる島か、大自然の恵が魅力の島か。島暮らしをするなら、どんな土地を選ぶと良いでしょう。おススメの島をご紹介します。

中心部へのアクセスの良さなら

伊豆大島

東京都には、東京宝島と呼ばれる11の島があります。中でも、本州から一番近い距離にある伊豆大島は、都内へアクセスが良いことで移住先として人気があります。

ジェット船では105分程、飛行機では25分程で本州に行くことができるため、平日は島で暮らし、土日は都内で買い物を楽しむという生活も可能です。

港の近くには、スーパーマーケットや、商店、飲食店も多くあり、生活に不便はありません。また、島内にある大島医療センターでは、入院や出産にも対応しています。基本的なことは島で完結するというのも暮らしやすさにつながります。

伊豆大島の人口は7,000人程で、人口減少が進んでいるのが現状です、将来的に存続が出来なくなるおそれがある自治体「消滅可能性都市」のひとつになっています。

そのため、移住者促進のための取り組みとして、島内の子ども達が「大島に移住者を増やそうプロジェクト」立ち上げ、自作のPR動画の作成やSNS発信を積極的に行っています。

淡路島

淡路島は兵庫県にある離島です。本州と明石海峡大橋で結ばれ、四国とは大鳴門橋で結ばれているため、本州へ車で移動することが可能です。この利便性の良さは、数ある島々の中でもダントツでしょう。

利便性の良さもありながら、島らしさも味わえるのが淡路島の魅力です。年間を通して温暖気候で、海や山に囲まれた自然が豊かな環境。自然の恵みをたっぷりと受けた、新鮮で種類豊富な食材に出会えるのは、島ならではでしょう。

淡路島に移住した人の中には、生活は淡路島、仕事は本州という人もいます。島内では希望する仕事がない、という場合には選択肢を広げることもできるのも、とても魅力的です。

島らしさを味わうなら

宝島

宝島は、鹿児島県のトカラ列島にある最南端にあります。さんご礁が隆起してでできたハートの形をした島であることでも知られています。

名前の通り、かつてイギリスの海賊「キャプテンキッド」が財宝を隠したという言い伝えがあり、財宝を隠したと言われる鍾乳洞もあります。国内外から多くの探検家が訪れたともいわれ、宝島という名前にふさわしい夢のある島です。

鹿児島市内に向かうフェリーは、週2便。片道12時間もかかり、まさに秘境の地とも言えるでしょう。天候の影響ではフェリーが欠航して物資が届かない、接続障害でネットが使えない。都心部では想像も出来ないようなことも起こります。

自然に多くを委ねた生活こそ、島暮らしそのものでしょう。大自然に囲まれながら、静かにゆったりと流れる時間の中での生活。そんな暮らしを求めて宝島へ移住して人は、そんな島らしい生活に、お金には換えられない価値を感じているようです。

南大東島

沖縄本島の東340km、太平洋に浮かぶ2つの孤島。「南大東島」「北大東島」に分かれ、どちらも沖縄県に属した島です。どちらも有人島ですが、南大東島の方が面積が大きく、人口も多いため、生活環境を考慮して移住先を検討する場合には南大東島の方が人気があるようです。

南大東島に人が住むようになったのは、120年程前の話。八丈島や沖縄、奄美からの出稼ぎ労働者の手によって開拓されたことで、複数の文化がミックスされ、沖縄でありながら江戸文化も味わうことができるのが特徴です。

まだ歴史の浅い島であることから、島内には手つかずの大自然があちこちに残っています。沖縄本島に向かうフェリーは月に4~5本、13時間もの時間がかかり、まさに孤島といった環境です。

台風が繰れば物資は届かず、停電も起こります。夏から秋にかけての台風シーズンには、気象予報にくぎ付けに……なんてこともあるようです。

島に移住するなら島を知ることから始めよう

島への移住。考えるだけで冒険心がくすぐられて、ワクワクする気持ちになりますね。

島暮らしは、都心部での暮らしに比べたら不便が付き物です。あれがない、これがない、最初はそんなところに目がいくかもしれません。

それでも、都心部にはない魅力がたくさんあるのも事実。豊かな自然や、見たことのない景色や植物にめぐり合うこともあります。

そして、その島が持つ文化や風習にも目を向ける事も忘れてはいけません。自分の憧れの暮らしを思い描くと同時に、その島の歴史、そこに住む人々の生活にも理解を深めることは大切です。

移住して良かった、移住者を受け入れて良かった、誰もがそんな思いになれる島暮らしを実現してくださいね。

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