面接官のやる気がない意地悪な態度がもたらす採用活動へのデメリット

求職者の反応を見るために、わざと意地悪な態度で接する面接官が居ます。ホテルのような接客業では、上手な切り返しをする能力があるかを見極めるため必要だという意見もありますが、それ以上に大きなデメリットがあります。適切な採用活動のあり方を、今一度考えてみましょう。

目次

    面接官の腕組みや態度は求職者に見られている

    考えるビジネスパーソン

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    面接官が与える印象はそのまま、企業全体の印象として求職者に強く残ります。採用の可否に関わらず、人として、企業として失礼のない対応を心がけたいものですよね。しかし、採用活動の方針として、あえて求職者に意地悪な態度を取って反応を見る「圧迫面接」を行う企業もあります。

     

    特にホテルのように、さまざまなお客様に接するサービス業においては、感情的になりやすい人物ではないか、意地悪な質問に無言にならないか、ネガティブをポジティブに言い換える機転が効くかといったことが重要です。

     

    それでも適性を見極めるための圧迫面接を行うことは、本当に適切なのでしょうか。

    面接官がやる気がなく意地悪な態度は悪影響しかない

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    採用試験は、企業が求職者を選ぶものというイメージが強いですが、それと同時に、求職者が企業を選ぶためのものでもあります。これから自分が長く働くことになる企業を慎重に選んでいる段階で、面接官の態度が悪かったらどう思われるでしょうか。

     

    求職者に悪印象を与える面接官の態度

    求職者に悪い印象を与えるのは、以下のような面接官です。

     

    • ・腕組みをしながら面接をする
    • ・反応が薄く、あくびをするなどやる気が無い
    • ・人格を否定する発言
    • ・学歴・職歴をけなす発言
    • ・質疑にきちんと回答しない
    • ・面接の時間に遅刻してくる
    • ・「君はうちに向いていないよ」などの威圧的な発言
    • ・求職者の発言を全て否定し意地悪で返す
    • ・結婚や出産の予定を聞く
    • ・応募書類を読んでいない

     

    どれも、人として良くない態度ですね。求職者の中には「反応を見るためのお芝居」と思って受け流す人も居ますが、それでも好印象を与えることはありませんし、求職者側の意欲を失わせている可能性すらあります。

     

    圧迫面接を行うデメリット

    求職者の中には、圧迫面接で人材の力を測る面接官は未熟だと考える人が少なくありません。「こんなレベルの面接官が居る企業なら行きたくない」と思われ、採用したいと思った人材が来てくれなくなるリスクがあります。

     

    また、求人に応募してくる人は、少なからずその企業のファンであるはずですよね。働きたいと思うほど好きな企業での採用試験に、意地悪でやる気のない面接官が現れたらがっかりして2度と商品やサービスを利用して貰えなくなるのではないでしょうか。

     

    さらに、訴訟のリスクもゼロではありません。圧迫面接そのものを取り締まる法律は無いものの、パワハラ・セクハラ・名誉棄損や精神的苦痛などで訴えられることもあるのです。

     

    そして最近は転職・就職サイトのコンテンツに、どんな面接が行われたかの口コミが投稿されます。「圧迫面接を行うブラック企業」というイメージが広がり、いずれは誰も応募してこなくなるかもしれません。

     

    このように、圧迫面接にはデメリットしかありません。面接官の質は採用活動に、大きな影響を及ぼすのです。

    ホテル・旅館の面接官は特に態度に注意!

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    圧迫面接はどの業界にとってもデメリットしかないことですが、ホテル・旅館といった「お客様があってこそ」の業界では特に注意が必要です。

     

    人生を左右する採用面接において、面接官に嫌な態度を取られた記憶は深く残るものですね。「あんな面接をするホテル・旅館には絶対に宿泊しない!」と思われるだけでなく、家族や友人にも圧迫面接の話が広がる恐れがあります。

     

    また、宿泊業界の仕事は華やかなイメージで憧れを描く人が多い一方、薄給・激務といったマイナスイメージを持つ人も居ます。それでも働いてみたい!と思って面接にやってきた求職者が、面接官から嫌な態度を取られたら「やっぱりこの業界はブラックなんだな、入社はやめておこう」と思われるのではないでしょうか。

     

    宿泊客・従業員の両方を獲得する機会が損なわれますので、ホテル・旅館の評判を自ら貶める面接は絶対にNGなのです。

     

    面接官の態度が企業の将来を左右する

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    デメリットの多さに面接の在り方を見直す企業が増えており、圧迫面接は時代遅れなものになりつつあります。

     

    採用面接はどうしても、企業が選ぶ側・面接官が目上のような錯覚に陥りがちですが、本来立場は対等なはずですよね。面接中の腕組みや意地悪な発言、やる気のなさが見えるなど、人として失礼な態度はNGです。

     

    圧迫面接をしなくとも、求職者の能力を測ることはできます。面接中は求職者の適性を見極めるため、突っ込んだ質問をすることも必要になるでしょう。そんな時にはぜひ、柔らかい表情と丁寧な言葉遣いを一層心がけてください。

     

    企業が発展し続けるには、人材の確保が必要不可欠です。面接官の態度ひとつに事業の存続が掛掛かっていると言っても過言ではないのです。

     

    面接官の態度を見直すと同時に求人の募集方法も効率化しよう

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    優秀な人材を確保するためには面接官の態度を見直すと共に、効率的な採用活動を行うことも重要です。丁寧な面接を心がけても、良い人材の応募がなければどうにもなりませんよね。

     

    ホテル・旅館業界で優秀な人材を募集するには「おもてなしHR」の導入がおすすめです。おもてなしHRは、宿泊業界に特化した採用支援サービスです。

     

    ホテル・旅館の仕事を探す求職者と、ホテル・旅館との架け橋として求人広告の掲載・人材紹介を行っています。20代・30代の若手から、経験を積んだベテランまで幅広い求職者が登録しています。

     

    専任の担当者が、ホテル・旅館のニーズにマッチした人材を選考し、面接の調整や条件の交渉など入社までしっかりサポートします。効率的に採用活動をお手伝いしますので、ぜひご検討ください。

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