旅人を癒す温泉郷。弥彦温泉の魅力とホテル・旅館での働き方を紹介。

弥彦温泉は新潟県の西浦原弥彦村と長岡市との境界線にある弥彦山のふもとに広がる温泉街。地元の人たちに「おやひこさま」と親しまれている越後一も宮・弥彦神社の門前に広がるあたり一帯を弥彦と言われています。江戸時代から栄えている宿場町で、季節を問わず多くの参拝者が利用しています。今回は、弥彦温泉の歴史や概要、観光の魅力・旅館での働き方についてご紹介します。

目次

    弥彦温泉とは

    神社

    iStock/yaophotograph

     

    弥彦温泉は、弥彦神社を参拝する旅人たちや弥彦山に登る登山者が利用している温泉郷。昭和35年に開湯してから、3年後には国民保養温泉地にも指定されました。ここでは、弥彦温泉の概要やアクセス、歴史などについて焦点をあてていきます。

     

    弥彦温泉の概要とアクセス

    弥彦温泉は、弥彦神社の神領地といわれてきた温泉地。奈良時代に書かれた万葉集や、平安時代に成立した延喜式などの古い文献にも「弥彦神社」と書かれています。天香山命(あめのかぐやまのみこと)を祀っていて、神社裏手の山「弥彦山」が神が宿るとされている神体山です。

     

    弥彦温泉へのアクセスは、新潟県燕市にあるJR吉田駅から弥彦線で14分。終点、弥彦駅、目の前に温泉地が広がっています。

    弥彦温泉の歴史と現状

    弥彦村は縄文時代の古墳や遺跡が数多く残されていることから、昔から人が住んでたことがわかります。また、奈良時代に書かれた万葉集などにも記載されていて、多くの人々が「天香山命」がいる弥彦村を聖地としてみていました。

     

    中世に入ると弥彦神社は越後国一宮として知られるようになりました。上杉謙信などの名だたる武将たちが戦勝祈願や契約の際に誓いを立てる書物を「おやひこさま」の力を借り強固なものにしました。この頃から「おやひこさまと共にある村」と認知され始めたのかもしれません。江戸時代に入ると徳川5代将軍・徳川綱吉が「生類憐みの令」を出したころに、弥彦山の西側から良質な銅が産出されました。その銅を使って、隣の燕市や三条市で和釘作りが始まりました。和釘の技術はやがて刀鍛冶などへと受け継がれ、世界トップレベルの技と質を誇るものづくりの町へと発展しました。

     

    そんな歴史あふれる弥彦村に温泉が見つかったのは昭和35年のこと。現在の弥彦公園のトンネルを抜け、もみじ谷のさらに奥に標高115mの御殿山があります。その山の南中腹にある里に住む猟師が、湧き出る温泉を見つけたことが始まりでした。この温泉の名前を「湯神社温泉」と言われています。また、御殿山の南中腹には「湯神社」という「石薬師大明神」を待っている弥彦神社の末社があります。願いをなんでも叶えてくれるという言い伝えがあり、今でも多くの人が信仰しています。

    弥彦温泉の泉質と温泉街・観光資源について

    秋の温泉

    iStock/paylessimages

     

    ここでは、弥彦温泉の泉質や周辺の観光地について紹介していきます。

     

    弥彦温泉の湯量と泉質について

    弥彦温泉には3種類の温泉源があります。湯量が豊かな「桜井郷温泉」と「観音寺温泉」と平成19年より給湯がはじめられた「湯神社温泉」。「観音寺温泉」は東日本大震災の影響により源泉水位が低下したため、現在は温泉の供給を停止しています。

     

    桜井郷温泉の効能は、ナトリウム-カルシウム-塩化物泉で「きりきず」や「やけど」、「筋肉痛」「冷え症」「疲労回復」などに効果があります。湯神社温泉の効能は、アルカリ性単純温泉で肌の角質をとる「美肌効果」や「疲労回復」、「ストレス解消」、「健康増進」などの効果があります。

    弥彦温泉の温泉街や周辺観光地について

    弥彦村には、国の重要文化財や県指定の文化財、国有形の重要文化財などが多く残されている地です。

     

    弥彦駅から徒歩15分の場所に弥彦村の象徴である弥彦神社があり、徒歩20分の場所には美術館や弥彦競技場があります。また、弥彦山は絶景の観光スポットとして知られており、山頂からは日本海を眺めることができます。登山をできるだけでなく、ロープウェイもあるため気軽に山頂まで行くことができます。

    春には弥彦神社の境内に咲く桜を上から一望でき、秋にあると山々の葉が赤く色づき紅葉が見れて四季折々で楽しむことができます。

     

    温泉地といえば美味しい食べ物。弥彦村には、2010年にはニッポン全国おやつランキングでグランプリを受賞した、白くてもっちもちの米粉入りの生地に「弥彦むすめ餡」という枝豆のあんこを使った鯛焼きのようなスイーツがあります。

     

    スイーツだけでなく2014年に国際ご当地グルメグランプリで見事1位に輝いたメンチカツもあります。ぜひ、お土産に買って帰っていただきたいのは1821年発祥の伝統的なお菓子です。他にも名産品が多くあり、実際に行って見つけてみてください。

    弥彦温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし

    旅館

    iStock/recep-bg

     

    ここでは、弥彦温泉のホテルや旅館での働き方や暮らしについて触れていきます。

     

    弥彦温泉の旅館やホテルで働く

    弥彦温泉の施設には、ホテル・旅館どちらも存在しています。求人には事務やフロントなどの業種が多いです。

     

    フロントでは、お客様の予約の確認や電話での受付などのお仕事を担当します。シフト制であるため、誰か1人が長時間労働となることを避けています。経験として接客や販売を行っていた場合、評価されやすいものの、全く経験がなくても問題はありません。ゼロからキャリアを積める環境があるといえるでしょう。

    弥彦温泉の暮らし

    弥彦温泉は新潟県の弥彦村にあります。体を動かせる体育館や競技場などがあり、コミュニティーセンターなども充実しています。弥彦村の暮らしやすさについて見てみると、駅からはとても近く大きな市にもすぐにいけるため便利です。

     

    冬には雪が多く降る新潟県ですが、弥彦村は比較的に降雪日数、降雪量ともに少ない地域です。晩秋から冬季にかけて季節風の吹き出しによる、通称弥彦おろしと称される北西または西北西の風が多く、比較的に穏やかな風です。弥彦村の平均家賃は、1K/1DKで3.4万円といわれています。

    神々が住む自然あふれる弥彦温泉

    神秘的

    iStock/ipopba

    弥彦温泉は弥彦神社のそばに栄えた温泉地。多くの旅館やホテルがあるため、その場所その場所の良さなどを見つけ、自分にあった求人を見つけることができます。また、アクセスもいいため移住するのにもとてもいい村です。

     

    多くの自然に囲まれて、四季折々の風景を楽しむことができる弥彦村。神を信じ、遠くの地から遥々くる旅人を癒すべく湧き出た温泉は「おやひこさま」が作ってくださった贈り物かもしれませんね。

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