城下町の風情漂う会津若松市の温泉地、芦ノ牧温泉。概要と暮らしについて

福島県会津若松市にある芦ノ牧温泉は、豊かな渓谷美と豊富な湯量を誇る温泉地です。会津若松市はかつて城下町として栄えた会津地方の中心都市で、古い老舗の商店や蔵、歴代藩主の庭園など歴史を感じさせる名所旧跡も多く、ノスタルジックな風情が漂います。今回の記事では、芦ノ牧温泉の概要や暮らしについてご紹介します。

目次

    芦ノ牧温泉とは

    会津若松の城

    iStock/coward_lion

     

    会津若松市には、芦ノ牧温泉と東山温泉の2つの温泉地があります。ここでは芦ノ牧温泉の概要や歴史についてご紹介します。

     

    芦ノ牧温泉の概要とアクセス

    芦ノ牧温泉は福島県の西部、会津若松市にある温泉地です。市内を流れる阿賀川沿いに広がるこの温泉地は、磐梯山や猪苗代湖など豊かな自然と阿賀川の渓谷美を満喫することができます。かつてはたどり着くのも困難な地で、「幻の温泉郷」と伝えられていたとも。

     

    現在は会津若松市の市街地から、車で25分ほどとアクセスも良好です。最寄駅は会津鉄道の芦ノ牧温泉駅で、駅から芦ノ牧温泉までは車で7分ほどの距離になります。

     

    芦ノ牧温泉の歴史と現状

    芦ノ牧温泉の由来については諸説ありますが、開湯から千数百年の歴史があると伝わります。戦後になってから現在のような温泉街が形成され発展しましたが、それまでは近隣地域の湯治場として利用される秘湯で、「幻の温泉郷」とも呼ばれていました。現在は10数軒のホテルや旅館が建ち並び、温泉街には足湯や自然散策路も整備され、県内外からの多くの観光客が訪れます。

     

    しかし2018年度の芦ノ牧温泉宿泊客数は20万7658人で前年の22万1821人を下回る結果となりました。東日本大震災の影響で大きく減少した観光客入込数は、現在回復しつつあるものの、いまだ震災前の水準には至らない状況となっています。

     

    会津若松市では、震災からの回復とオフシーズン期の観光誘客に向けた取組が重要とし、2017年度から2026年度の10年間を計画期間として、「第3次会津若松市観光振興計画」を策定。市民、観光事業者、観光関係団体、市が協働で観光の振興に取り組んでいます。

     

    参照:温泉宿泊者方部別入込み(芦ノ牧温泉観光協会調べ)/会津若松市公式HP 

     

    芦ノ牧温泉の泉質と効能、観光資源について

    温泉イメージ

    iStock/y-studio

     

    古くから、近隣地域の湯治場として親しまれてきた芦ノ牧温泉。ここでは、芦ノ牧温泉の泉質や効能、観光資源についてご紹介します。

     

    芦ノ牧温泉の湯量と泉質について

    芦ノ牧温泉の源泉温度は60℃~73℃、無色透明で無味無臭の温泉です。泉質は硫酸塩泉で、効能は神経痛や皮膚病、関節痛、切り傷、やけどなどに効果が期待できるとされています。飲用にも適しており、慢性便秘や痔疾、じんましん、慢性気管支カタルなどの症状を緩和するそうです。

     

    参照:温泉/大川荘

     

    芦ノ牧温泉の温泉街や観光資源について

    会津若松市は城下町の風情漂う町屋や蔵、名所旧跡が数多く残り、古くからの歴史・文化・伝統が今なお息づくまちです。

     

    大内宿はかつて会津西街道の宿場町として栄え、現在も当時のまち並みが大切に保存されています。通り沿いには築数百年という茅葺きの家々が並び、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。

     

    会津若松市の中心から南寄りに位置する築城から600余年の歴史をもつ白亜の城は、戦国時代から歴史が始まり、幕末の動乱期を迎え戊辰戦争においては城下戦となりました。現在の天守閣は昭和時代に再建され、内部は郷土博物館として公開されています。

     

    また、会津は米どころ・水どころとしても知られており、米は市場でも高く評価されているほか、酒造りに恵まれた条件を活かして会津を代表する造り酒屋も数多くあります。全国新酒鑑評会においては、金賞受賞銘柄のうち会津地域の蔵元が半数以上を占めているのだとか。

     

    郷土料理としては、冠婚葬祭には欠かせない「こづゆ」をはじめ、「ニシンの山椒漬け」「わっぱ飯」、B級グルメでは「ソースカツ丼」や「カレー焼きそば」など、風土に根づいた豊かな食文化が育まれてきました。

     

    伝統工芸においては、国の伝統的工芸品に指定されている会津漆器、素朴ながらも美しい地縞が特徴の会津木綿などが挙げられます。400年以上に渡る匠の技が大切に守り継がれており、みやげ物としても珍重されています。

     

    芦ノ牧温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし

    ペアの浴衣

    iStock/gyro

     

    芦ノ牧温泉の旅館やホテルで働く

    芦ノ牧温泉には大小さまざま、個性豊かな温泉宿が揃います。露天風呂を備えた旅館やホテルも多く、お客様に時間を忘れてゆったりとくつろいでいただけるよう、宿ごとに多彩な趣向が凝らされています。

     

    正社員の募集を行っている企業では、未経験であっても丁寧なサポートがあり、安心して仕事を始められる環境です。業務内容としては、レストランスタッフにおいては配膳や下膳から、各セクションへの連絡や指示を出す中核として業務に携わります。フロントはホテルの顔としてチェックインからチェックアウトまで、お客様からの多種多様なリクエストに対応。

     

    電話対応マナーや敬語など、ビジネスシーンでは必須のスキルを実践を通して学ぶことができるでしょう。 

     

    芦ノ牧温泉の暮らし

    会津若松市は会津地方の中心都市であり、充実した都市機能と豊かな自然が調和した暮らしやすいまちです。医療機関においては大規模な総合病院が3施設揃い、一般病院や診療所、歯科診療所、老人福祉施設も充実しています。

     

    商店街、大型スーパーやドラッグストア、家電量販店なども揃い、買い物にも便利な環境です。気候においては夏蒸し暑く、冬はまとまった降雪があります。一定の積雪になると24時間体制で主要道路を除雪。また、消雪・融雪設備が整った道路もあるので、安心して雪国の暮らしを楽しむことができるでしょう。

     

    豊かな自然と都市機能を享受できる芦ノ牧温泉

    会津若松市

    iStock/coward_lion

     

    豊かな自然に囲まれた美しい城下町、会津若松市。医療や買い物、雪対策など充実した都市機能と共に、城下町として栄えた歴史と伝統、文化が薫るまちです。

     

    会津若松市では実際の暮らしを体験できる、「移住体験住宅」を用意しています。会津若松市への移住に関心のある方は、利用してみてはいかがでしょうか。

     

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