富山県庄川峡に位置する秘湯の温泉地、長崎温泉。概要と暮らしについて

富山県南砺市利賀村に位置する長崎温泉は、自然豊かな山あいに佇む温泉地です。世界遺産に登録されている合掌集落「五箇山」、「越中の小京都」と呼ばれる城端や市場町として発展してきた福野をはじめ、古きよき日本の伝統文化が色濃く残されている地域です。今回の記事では、長崎温泉の概要と暮らしについてご紹介します。

目次

    長崎温泉とは

    五箇山

    iStock/TkKurikawa

     

    富山県の山あいにひっそりと佇む秘湯、長崎温泉。ここでは長崎温泉の概要や歴史についてご紹介します。

     

    長崎温泉の概要とアクセス

    長崎温泉は富山県の南西部、南砺市利賀村に位置する温泉地です。南砺市は市の面積の約8割を森林が占める緑豊かなまちで、世界遺産にも登録されている五箇山の合掌集落をはじめ、日本の原風景が今なお大切に守り継がれています。長崎温泉の最寄駅は城端線の砺波駅で、駅から長崎温泉までは車で35分ほどの距離になります。

     

    長崎温泉の歴史と現状

    長崎温泉には、1985年創業の一軒宿があります。数々の自然災害を乗り越え、利賀村の長崎地区に単独で温泉を掘削しました。庄川峡の山々に溶け込むように佇むこの温泉宿は、地元地域に根ざす温泉地として親しまれています。

     

    南砺市の2017年観光客入込数は315万7019人で、前年の352万1989人を下回り対前年比89.64%となりました。南砺市では観光振興施策において、観光入込客数をいかに増やすかということに重点を置くだけでなく、観光客の満足度を高める努力が必要であるとしています。

     

    南砺市に暮らす人々や生活文化などの奥深い魅力を発信し、来訪者と市民が交流し絆が結ばれることでファンやリピーターが生まれるとして、交流を軸とした「交流観光」を推進しています。

     

    参照:南砺市内年別観光客入込み数/南砺市観光協会

     

    長崎温泉の泉質と効能、観光資源について

    温泉と女性

    iStock/PRImageFactory

     

    長崎温泉では、加水なし源泉かけ流しの温泉を提供しています。ここでは、長崎温泉の泉質や効能についてご紹介します。

     

    長崎温泉の泉質と効能について

    長崎温泉の泉質はアルカリ性単純温泉、肌に優しくつるつるになることから、「美肌の湯」とも呼ばれています。効能は神経痛や筋肉痛、冷え性、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、疲労回復、健康増進など、さまざまな症状によいそうです。

     

    参照:温泉/北原荘

     

    長崎温泉の周辺観光地について

    長崎温泉のある南砺市は、世界遺産に登録されている合掌集落五箇山をはじめ、昔ながらの歴史と文化が息づいているまちです。

     

    五箇山には40の小さい集落がありますが、その中の相倉と菅沼、そこに岐阜県の白川郷を合わせた3つの集落で、一つの世界遺産に登録されています。中でも国内最大規模の合掌造りの家屋は、1700年代中頃に8年の歳月をかけて建築された建物で、国の重要指定文化財にも登録されています。

     

    長崎温泉から車で1時間ちょっと「越中の小京都」と呼ばれる城端は、江戸時代から絹織物の産地として栄え、古い蔵や石畳などが今も残り、情緒あふれる町並みが広がる寺内町です。300年の伝統を誇る春の祭礼「城端曳山祭」は、ユネスコ無形文化遺産に登録されており、豪華絢爛な曳山巡業に町中が湧き立ちます。

     

    長崎温泉での働き方と暮らし

    旅館のお部屋

    iStock/Image-Source

     

    長崎温泉の旅館で働く

    長崎温泉には1軒の温泉宿があります。玄関ロビーは「枠の内(ワクノウチ)」という、富山の伝統工法がひときわ風格を放ち、館内の随所に富山の美術や伝統工芸品が散りばめられ、和のおもてなし空間が広がります

     

    客室数は21室ほどで、舞台付きの広間や金屏風の広間、56畳の大広間なども備え、少人数から地域や企業の懇親会、交流会、大宴会まで幅広い客層のニーズに応えています。日本の伝統を大切に守り継ぐ、おもてなしの心を学ぶことができるでしょう。

     

    長崎温泉の暮らし

    長崎温泉から車で30分ほどのところには、市街地が広がり、大型の商業施設や病院なども揃っているので、日常生活に不便を感じることはありません。北陸新幹線のある高岡市までも、車で45分ほどの距離なので、比較的利便性のよい環境です。

     

    南砺市では、”ずっと暮らしたい、暮らしてみたいまち”(南砺市公式HPより引用)を目指し、市民が安心して暮らせる地域づくりを推進しています。子育てにおいては、中学3年生までの医療費自己負担額の助成など、保護者の経済的な負担を軽減。医療においても健診が充実しており、安心して暮らせる環境が整備されています。

     

    市内には5つの図書館、体育館やグラウンド、温水プールなども備え、明るく活気に満ちたまちづくりを推進しています。

     

    豊かな自然に囲まれて古くからの歴史と伝統文化が息づく南砺市

    田舎の風景

    iStock/helovi

     

    四季折々の豊かな自然に囲まれ、懐かしい日本の原風景が残る南砺市。古くからの伝統文化が、今なお息づくまちです。南砺市に移住し、自分たちの手で古民家を再生して暮らしている人もいます。「地域全員、顔を知っているという土地柄。自家栽培の野菜をいただいたり、行事やイベントも多く安心して暮らせる」という声もありました。

     

    南砺市では実際の暮らしを体験できる「体験ハウス」を、里山と街中の2地域で用意しています。住宅内には家具やふとん、テレビ、冷蔵庫、洗濯機など生活必需品が一通り備えられ、一泊1000円で最長30泊まで利用することができます。南砺市の移住に関心のある方は、利用してみてはいかがでしょうか。

     

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