こけしがたくさん、心ほっこり体ぽかぽかの鳴子温泉。概要と暮らしについて

鳴子温泉は、宮城県鳴子温泉郷の中で最も大きい温泉地です。温泉宿ごとに自家源泉を有し、同じ泉質でもさまざまな成分がブレンドされ異なる表情が楽しめます。緑深く、落ち着いた雰囲気が漂う鳴子温泉。今回の記事では、鳴子温泉の概要や周辺の観光スポット、働き方や暮らし方についてご紹介します。

目次

    鳴子温泉とは

    電車で鳴子温泉に向かう人たち

    iStock/Meiyi524

     

    鳴子温泉は、宮城県鳴子温泉郷の一つです。ここでは鳴子温泉の概要と歴史などをご紹介します。

    鳴子温泉の概要とアクセス

    鳴子温泉は宮城県の北部、大崎市に位置する鳴子温泉郷の一つになります。鳴子温泉郷は、鳴子温泉・東鳴子温泉・川渡温泉・中山平温泉・鬼首温泉という5カ所の温泉地の総称です。

     

    大崎地方を流れる江合川(荒雄川)の上流に位置するこの温泉郷は、温泉地ごとに個性豊かな街並みや風呂を備えています。その一つである鳴子温泉は、温泉郷の中心部に位置し、5ヶ所の温泉地の中で最も大きく、古くから奥州三名湯の一つに数えられています。最寄り駅は陸羽東線の鳴子温泉駅で、仙台市からは新幹線など鉄道を利用して、約1時間ほどの距離になります。

    鳴子温泉の歴史

    1000年の歴史に彩られた鳴子温泉郷には、さまざまな伝説があります。温泉の発見は837年、鳥谷ヶ森の大爆発により熱湯が噴出したとされ、その轟音から村人が鳴郷の湯と名づけたことが、鳴子温泉の語源の始まりとも言われています。その後、歴史上で有名な人物たちが訪れたことから、往時をしのばせる名所旧跡や古道などが数多く残されています。

     

    現在、鳴子温泉には19軒の旅館やホテル、2軒の共同浴場があり、近代的な宿泊施設や食事処、みやげ物屋が軒を連ねる賑やかな温泉街となっています。2017年度の鳴子温泉郷の観光客入込数は208万4028人となり、前年度と比較して99.4%とやや減少しましたが、これはこの年の悪天候の影響によるものとみられています。2015年度の196万6204人と比べると、約106%の増加傾向にあることがわかります。

    出典:2017年度宮城県観光統計概要 宮城県経済商工観光部観光課

    鳴子温泉の泉質と周辺の観光スポットについて

    温泉イメージ

    iStock/kuppa_rock

     

    鳴子温泉は、それぞれの宿ごとに独自の源泉をもっています。ここでは、鳴子温泉の泉質や周辺の観光スポットについてご紹介します。

    鳴子温泉の泉質について

    鳴子温泉の源泉は、高温で湯量豊富なことで知られています。泉質は大きく分類して、硫黄泉や塩化物泉、重曹泉になりますが、地下の構造が複雑なことから、源泉ごとに温泉の色やにおい、成分が異なるという特徴を持っています。

     

    例えば、同じ硫黄泉でも複数の泉質がブレンドされており、さまざまな表情があります。旅館ごとに自家源泉を持っているので、泉質の違いを楽しむ湯めぐりも楽しいでしょう。

     

    効能は泉質によってさまざまですが、神経痛やリュウマチ、アレルギー性疾患、気管支炎、高血圧症、皮膚病などによいとされています。

    参照:鳴子温泉郷の多様な泉質・鳴子温泉の特徴/鳴子温泉旅館組合

    鳴子温泉周辺の観光スポット

    鳴子温泉の周辺には、新緑や紅葉の名所でもある鳴子峡や国見峠をはじめとして、約15mの高さまで熱湯を吹き上げる間けつ泉、温泉や蒸気が吹き出し、荒涼とした風景が広がる火山地獄など、迫力ある自然景観が楽しめる観光スポットが多くあります。

     

    スキー場やゴルフ場などレジャー施設も豊富なことから、高原リゾートを満喫する観光客で一年を通してにぎわいます。また、伝統工芸品では鳴子こけしや鳴子漆器が有名で、みやげ物としても人気です。

    鳴子温泉にあるホテル・旅館での働き方&その地での暮らし方紹介

    鳴子の地図

    iStock/Meiyi524

     

    鳴子温泉の旅館やホテルで働く

    鳴子温泉には、19件の宿があります。宿泊施設のタイプとしては、全5室ほどで自炊・素泊まりの小さな宿から、創業から140余年の歴史を持つ由緒あるホテル、創業380年の伝統を誇り、国の登録有形文化財に指定された旅館など、宿泊客のニーズに合わせて、多彩な個性にあふれています。

     

    職種や部門も多種多様、未経験からの採用もあるので、おもてなしの基礎を学び、キャリアのステップアップを目指していくことも可能です。

    鳴子温泉の暮らしについて

    鳴子温泉は徒歩圏内に駅やコンビニ、銀行、郵便局などがあり、日常の生活にも便利な環境です。鳴子温泉のある大崎市では、移住を支援する取り組みが行われています。家賃補助制度では、市外から大崎市内の一戸建て空き家に賃貸契約をして移住する場合、月額4万円を上限として家賃の一部を補助しています。

     

    また、安心して子どもを産み育てられるよう支援するため、出産育児ヘルプ事業があります。これは、出産前後に家族からの支援が受けられず育児などが困難な家庭を対象として、育児や家事の援助を行うヘルパーを派遣するものです。

    心も体もほっこり和む、鳴子温泉の暮らし

    鳴子温泉

    iStock/Piith_Hant

     

    こけしのオブジェが印象的で、訪れる人をほっこりとした気持ちにさせてくれる鳴子温泉。

     

    都会の物理的な豊かさよりも、人の心といった本質的な豊かさを求めて移住を決めた人もいます。大崎市への移住を検討する場合、移住体験住宅の制度もあります。施設利用料は無料で最大3泊4日の宿泊が可能となっているので、まずは気軽に移住体験から始めてみるのもよいですね。

     

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