歴史と自然が織りなす高知県の魅力
山と海の自然に囲まれ、カツオのたたきなど他所では味わえない新鮮なグルメが楽しめる高知県。高知県の魅力についてご紹介します。
日本最後の清流「四万十川」
高知県は、面積の約84%を森林が占める緑豊かな場所。日本最後の清流と言われる四万十川が流れ、生息するアユやツガニ、ウナギなどの魚は、高知県の特産品となっています。
また、四万十川では数々の伝統漁が行われており、夏の風物詩「火振り漁」には多くの観光客が訪れます。カヌーや川遊び、体験学習など、地元民はもちろん観光客から愛されている川です。
歴史が息づくまち
「とさ」の呼称は、古くから国産みの神話の中で、土佐国建依別(とさのくにたけよりわけ)とよばれています。
また、坂本龍馬や板垣退助、中江兆民、幸徳秋水などの思想家、岩崎弥太郎などの実業家、牧野富太郎、寺田寅彦などの学者など、数多くの偉人を輩出しています。
豊富なアクティビティ
高知県には、サーフィンやパラグライダー、ラフティングなど、多彩なアクティビティが体験できる全国屈指の名所がそろっています。
中でも、サーフィンにおいては聖地とされている海岸が多数あり、出勤前にサーフィンを楽しむ人もいるようです。
休日に磯釣りを楽しんだり、クジラやイルカのウォッチングをしたりなど、多種多様な海との触れ合いが味わえるのもうれしいですね。
人と人とのつながり
人情に厚く、面倒見のいい高知県民。他人の子どもだろうと我が子のように世話をする、昔ながらの付き合いが残る土地です。
特に田舎の方では人と人とのつながりがとても強く、お祭りなど地域の行事は、住民みんなで力を合わせて行います。
人間関係の希薄な現代において、人の温かさに触れることができる貴重な暮らしの場と言えるでしょう。
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自然豊かな高知県の住環境
高知県の住環境についてご紹介しましょう。
基本情報
人口 | 66万7546人(2023年8月1日) |
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転入人口 | 9481人(2022年)前年比1.9%の増加 |
年間降水量 | 2025.5mm(高知市2022年) |
雨日数 | 103日(高知市2022年) |
気温 | 日平均17.8℃、最高気温37.8℃、最低気温-1.0℃(高知市2020年) |
求人倍率 | 1.18倍(2023年6月) |
消費者物価 地域差指数 |
99.4(2022年) |
自然災害に備えた対策
温暖多湿な気候の高知県は、四国の南部に位置し、太平洋に面して扇状に突き出した形をしています。太平洋を臨む海岸線は長く、西部はリアス式海岸、東部は隆起海岸で平坦な砂浜が続いています。
過去に数々の台風被害があったため、県民の防災意識が高く、行政でも河川の改修などの治水対策に長年取り組んでいるそう。沿岸部では地震災害への対策として、避難路や避難場所、津波避難タワーを合わせて1560箇所整備する計画を遂行しています。
暮らしやすい生活環境
「土佐の日曜市」は、300年以上も親しまれている街路市の一つで、近郊の農家を中心に約400の店舗が並び、地元の新鮮な食材が手に入ります。
また、高知市内やその周辺の中山間地域の学校では、小規模校のメリットを活かしたきめ細やかな指導を行っています。
山村留学を受け入れている保育所や小学校、中学校があり、1年単位など期間を決めて生活することができるので、子育て環境に最適です。
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高知県の移住支援の取り組み
高知県では、移住のための総合案内人として「移住・交流コンシェルジュ」を設置し、相談窓口としての役割や、移住後の生活や地域の人々との交流などのフォローアップを目指しています。各自治体の取り組みから、高知県の移住支援制度についてみていきましょう。
高知市
高知市は、土佐二十四万石の城下町として、県の政治・経済・文化の中心として発達し、観光の拠点にもなっている都市です。
移住支援の取り組みとして、三世代同居等Uターン支援事業では、三世代同居など子育て世帯の移住の際、引っ越しや住まいに関する費用を一部助成しています。
二段階移住事業では、短期間滞在後に移住するなど段階的な移住を考えている人をサポートするため、一段階目の滞在となる高知市でのお試し移住費用などを補助しています。
高知市鏡区にあるシェアハウス形式の滞在施設では、移住を希望する人同士で交流を深めることができます。
四万十市
高知県の西部に位置する四万十市は、雄大な自然と都市機能を持つ、程よい田舎暮らしが送れるまちです。
四万十市では、四万十市空き店舗対策事業補助金、四万十市産材利用促進事業、空家情報提供、お試し住宅などの豊富な移住支援が用意されています。
また、新規就農研修支援事業や起業支援、地域おこし協力隊などさまざまな就業支援を行っているので、移住して新しい挑戦がしたいという方は、移住支援と併せて情報を確認してみてくださいね。
四万十町
高知県の窪川町、大正町、十和村の2町1村が合併した四万十町。高知県の中西部に位置する四万十町は、高知市から車で約1時間の距離にあります。
四万十町では、選択肢が豊富なお試し住宅をはじめ、空き店舗活用事業、宣伝・販路拡大事業、四万十町空き家活用事業費補助、四万十町産材利用促進助成事業、家族支えあい居住支援など、町独自の移住支援を積極的に行っています。
宿毛(すくも)市
四国の南西端に位置する宿毛市は、黒潮の恵みを受けた豊かな海に面しマリンスポーツが盛んなところです。
宿毛市では、最長6カ月までのお試し住宅を格安で提供しています。
また、お試し暮らし短期滞在費助成事業では、移住準備のため宿毛市内の指定の宿泊施設を利用する場合に、1泊あたり2000円(年間最大13泊まで)の助成金が交付されます。
移住希望者が自動車免許を取得する際に、教習料金が割引されたり、ペーパードライバー練習が受けられたり、ユニークな移住支援もあります。
WEB会議ツールを使用した移住支援や、参加者の希望の日程や要望に合わせて移住体験ツアーを企画する、「オーダーメイド移住体験ツアー」などもありますので、移住に興味のある方は参加してみると良さそうです。
土佐町
土佐町は、山間部の中では交通の便がよく、森林率は全国一の雄大な自然が広がる町です。
ボランティア団体として発足した「れいほく田舎暮らしネットワーク」は、嶺北地域の4町村で協力して移住者への支援に取り組んでおり、HPなどで地域の暮らしやイベント、物件情報などを発信しています。
土佐町独自の制度としては木造住宅耐震化促進事業があり、耐震設計や耐震改修などに対して上限182万4000円の補助が受けられます。こうした取り組みもあり、嶺北地方への移住者は増加しているようです。
高知県への移住で自然体の田舎暮らしを実現
高知県民は一本気で豪快、お酒が大好き、気さくで親しみやすい人柄が魅力と言われています。
豊かな自然に囲まれながら人の温かさを感じる高知県での暮らしは、機械化が進み人間関係が希薄な現代において、本質的な豊かさを実感できそうです。
高知県への移住相談窓口は、高知県以外にも、東京や大阪にあるので、移住を検討されている方はぜひ利用してみてください。
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