山梨県南アルプス市ってどんなところ?
山梨県の西部、国中地方に位置する南アルプス市は2003年に6つの町村が合併して誕生した市です。2023年7月1日時点で、人口は7万1476人となっています。
市の名前は一般公募により選出され、南アルプスの麓に位置するこの地域が、地理的にイメージできるなどの由来があるそうです。
南アルプスの主峰である北岳を頂点として東西に細長い形をしており、冬は寒さが厳しく、夏は気温が高い気候となっています。
高地地形を活かし、さくらんぼや桃などの果樹栽培がさかんな地域のため、市内には果樹園が多いです。
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南アルプス市に移住する魅力とは
南アルプス市には、豊かな自然に囲まれた里山エリアと買い物などがしやすい都市エリアがあります。ここでは、それぞれのエリアの魅力を確認しておきましょう。
里山エリアの魅力
南アルプス市の里山エリアは、芦安地区や櫛形山周辺などの山間部の地域が該当します。「夜叉神峠(やしゃじんとうげ)」や「御勅使川(みだいがわ)」などの美しい自然に囲まれているため、ゆったりとした時間を過ごすことが可能です。
山間部のため、買い物などをするには車での移動が必須ですが、山から湧き出た自然水、おいしい空気、澄み切った青空と満天の星空などを楽しめるのは都市部では味わえない魅力でしょう。
都市エリアの魅力
南アルプス市の都市エリアは、中部横断道や甲西バイパスの周辺が該当します。この地域は幹線道路が多いため、東京へのアクセスも良好です。スーパーなどの商業施設に加え、大きな公園、図書館、美術館などの施設もあります。
また、キャンプ場やマウンテンバイクコースなどもあるので、いつでも気軽にレジャーを楽しめます。移動のしやすい利便性とアウトドアが楽しめる大自然、両方を持ち合わせた暮らしやすい魅力的な地域となっています。
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南アルプス市が取り組む移住支援をご紹介
南アルプス市は移住支援に力を入れており、さまざまなサポートを行っています。ここでは、現在行われている移住支援をいくつかご紹介します。
若者世帯定住支援奨励金事業
南アルプス市では、年齢が満39歳以下の若者世帯を対象として市内に住宅や土地を購入する方に奨励金を交付しています。
奨励金:20万円
※対象となる若者世帯が扶養する子どもが、申請時に1~2人いる場合は30万円、3人以上いる場合は50万円
お試し住宅
南アルプス市への移住を検討している方向けに、市内で住居を探したり、移住の準備をしやすくしたりするために一定期間利用できるお試し住宅を実施しています。
お試し住宅が利用できる施設は、築29年の3DKの木造2階建て住宅。滞在期間は1カ月から6カ月までの間で、利用料は月額2万1000円です。光熱費込みで、生活用品は完備されています。
出典:南プスぐらし|お試し住宅
お試し滞在補助金交付制度
南アルプス市への移住を検討している方向けに、市内や周辺地域での活動にかかる宿泊費及びレンタカー借上料に対し、お試し滞在補助金を交付しています。
宿泊費の場合は、2年間の間で1世帯につき通算10泊まで補助してもらうことが可能です。たとえば、宿泊費が5000円なら2分の1の2500円を補助してもらえるということになります。
一方、レンタカーの場合は、2年間の期間内で1世帯につき通算264時間まで補助してもらえます。たとえば、24時間利用したレンタル料が4500円なら2分の1の2250円を交付してもらえるということです。
結婚新生活支援事業
南アルプス市では、人口減少に歯止めをかけるため、新婚世帯に対して結婚に伴う新生活費用の支援を行っています。
※夫婦ともに29歳以下の場合、最大60万円
対象となるのは、婚姻日において二人とも39歳以下である夫婦です。他にも、夫婦の合計所得が500万円未満である、2023年3月1日以降に婚姻届を提出して受理されているなど、いくつか条件があります。
出典:南プスぐらし|令和5年度結婚新生活支援事業の申請受付を開始します!
南アルプス市でゆったりした暮らしをしてみませんか?
南アルプス市は、里山エリアのように恵まれた自然がほとんどという印象が強い方もいるかもしれませんが、買い物や外食などを気軽に楽しめる都市エリアもあります。
「田舎暮らしをしてみたいけれど、いきなり地方に移住するのは不安」という方は、まず南アルプス市の都市エリアに移住してみて、慣れてから里山エリアに移り住むのがおすすめです。
なお、南アルプス市の宿泊業界で働きたい!という方は、当社サービス「おもてなしHR」までご相談ください!