2024.6.25

20代で転職の書類選考に通らない……。原因と対策を徹底解説

転職をかなえるための第一関門は、書類選考です。書類選考が通らなければ、自分をアピールするための「面接」という機会は与えられません。転職経験の浅い20代の中には「書類選考に通らない……」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。書類選考に通らない原因や対策、20代ならではの注意点を見ていきましょう。

【20代の転職】書類選考に通らない原因

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20代の転職希望者が書類選考に通らない原因として、代表的な例を紹介します。ご自身が書いた応募書類の内容と、照らし合わせてくださいね。

応募書類の書き方が間違っている

求職活動の経験が少ない20代は、応募書類の書き方を間違えてしまいがちです。例えば、履歴書の学歴は高校入学から書くことが一般的ですが、小学校・中学校から書いているといったことはないでしょうか。

世間で「一般常識」とされている書類の書き方が正しくないと「常識に欠けるのでは？」と思われて、落とされることがあるのです。

自己PR・志望動機が不十分

自己PRや志望動機が不十分だと「志望度が低い」「熱意が感じられない」といった理由で落とされがちです。「内定を出してもすぐに辞めてしまいそうだから、この段階でお断りしよう」と判断されることもあります。

経験不足・スキル不足

20代という若さは、転職市場で大きな武器になります。経験・スキルが足りなくても将来の伸びしろに期待が持てるためです。しかし、中途採用では「即戦力」が求められる傾向が強いことも事実。

ライバルの中に十分な経験・スキルを持つ応募者がいた場合などは、書類選考が通らないかもしれません。

読みやすさ・分かりやすさが足りていない

応募書類を提出する目的は自分の基本情報や「どのような能力で企業に貢献できるのか」を分かりやすく伝えることではないでしょうか。

読みやすさ・分かりやすさが足りていないと、すばらしい能力を持っていてもそれを伝えることができません。「誰が読んでも分かりやすい文章か」ということを、見直してみてくださいね。

企業研究不足

応募する企業の企業研究が不足していると、採用担当者に響く応募書類は作れません。

企業研究不足は職務経歴書においてアピールの中心とする経験業務が応募先の事業とかけ離れていたり、志望動機が応募先の経営方針とマッチしていなかったりといった失敗を招きがち。

応募書類を書く前に、しっかりと企業研究を行いましょう！

【20代の転職】書類選考を受ける際の注意点

20代の転職希望者が書類選考を受ける際には、いくつかの注意点があります。押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

年齢による経験不足のカバーが必要

前述の通り、20代の転職でネックになりやすいのは年齢による経験不足です。「応募先の業界がまったくの未経験！」ということもあるでしょう。

そこで重要なのは、年齢による経験不足をカバーするための工夫です。実務経験がなくても、学生時代の活動や趣味として打ち込んできたことを、強みにできる可能性があります。

応募先の業務に役立ちそうな経験やスキルを洗い出し、自己PRなどに盛り込みましょう。

転職理由をネガティブにしない

転職することを決めた背景には、ネガティブな理由もあるでしょう。「残業時間が長すぎる」「業務負担が大きい割に給料が低い」「対人関係が悪い」といったことが代表的です。

しかし、その理由をそのまま応募書類に書くことはNGです。転職後のミスマッチを防ぐためには、ある程度正直になることも必要ですが、ネガティブな理由を伝えてしまうと「他責的な人物」と見なされます。

おすすめの伝え方は「ここが嫌だったから転職する」を「こうなりたいから転職する」に変換することです。「ポジティブな理由で転職するんだな」という印象を与えることが重要なのですね。

企業の採用基準を確認する

応募書類を作成する前に、企業の採用基準をよく確認しましょう。求人情報の中には「実務経験〇年以上」といった条件が付いているものもあります。しっかりと応募書類を作成しても、必須条件を満たしていなければ書類選考に通る可能性は低いでしょう。

ただし「どうしても入社したい！」という熱意を持っているなら、応募してみる価値はあります。その場合は「募集要項の条件は満たしていませんが、貴社の〇〇な点に強く共感し、応募しました」という旨を書き添えることがポイント。「条件を満たしていない」という不利な部分をカバーするだけのアピールポイントも盛り込みましょう。