ニューツーリズムの事例を見てみよう

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「ニューツーリズム」とは、集団での物見遊山的な観光である「マスツーリズム」に代わる、新しい旅行のスタイルです。
テーマを持つ体験型の旅行であることが特徴で、1名や少人数のグループで赴くことが一般的。個人の趣味趣向を重視するニューツーリズムには無限の可能性がありますが、国土交通省では以下6つのカテゴリーをニューツーリズムの例に挙げています。
【観光産業】
歴史的、文化的に価値のある工場などを対象とした、学びや体験を伴う観光
【エコツーリズム】
自然環境や歴史文化を対象とし、それらを損なわずに体験し学ぶ観光
【グリーンツーリズム】
農山漁村地域において、自然や文化、地域の人々との交流を楽しむ滞在型余暇活動
【ヘルスツーリズム】
自然豊かな地域を訪れ、自然や温泉、健康的な料理を味わい、健康を回復・増進・保持する観光
【ロングステイ】
一般的な観光旅行よりも滞在先の日常生活に近い体験をし、地域の文化や歴史などを学ぶ長期滞在型の観光
【文化観光】
日本の歴史や伝統など、文化的な要素に対する知的欲求を満たすための観光
このような観光旅行の受け入れは地域の魅力を発信し、資源を守るために有効です。ぜひ積極的に取り組みたいことですが、具体的にはどのようなプランが提供されているのでしょうか。
次の項目で、ニューツーリズムの事例を紹介します。
ニューツーリズムの事例3選

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ニューツーリズムに分類される旅行にはさまざまなツアーやプランがあります。3つの事例を見ていきましょう。
「農家の冬」を体験する旅
福島県喜多方市では「農家の冬」を体験する「冬の喜多方ツーリズム」が実施されました。
ツアーではしめ縄づくりや餅つき、タラの芽の栽培などが体験でき、参加者5名につき1名のインストラクターがついたということです。インストラクターによる手厚いフォローがあることで、地域の暮らしをしっかりと体感できたのではないでしょうか。
草津温泉でのヘルスツーリズム
日本有数の温泉地である草津温泉では2日間に渡るヘルスツーリズムが開催されました。「健康づくりの里」として誘客を図ることを目的とし、自慢の温泉に健康的な食事や運動、森林浴などを組み合わせたプログラムを提供したということです。
ツアー中に美容・健康・温泉に関する2つの講座も行われ、温泉に浸かる事のメリットを存分にアピールできたのではないでしょうか。
「怪奇文学」をテーマにしたツアー
怪奇文学で有名な作家に縁のある島根県松江市では、怪奇文学をテーマに「闇」を体験する「松江ゴーストツアー」が開催されました。作家の曾孫にあたる方がツアー中の解説を担当し、怪奇文学を深く体感できたということです。
また、夜間の現地研修など、危険を伴う内容もありましたが、けが人が出るなどのトラブルはありませんでした。実施にあたり十分な配慮がされていたことも、好事例とされるポイントでしょう。
新しいアイデアでニューツーリズムを盛り上げよう!
アイデア次第でさまざまな体験を提供できることは、ニューツーリズムの強みです。今回紹介した事例を参考に、新しい旅行のスタイルを考えてみてくださいね。
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