高卒で就職!一人暮らしに掛かる費用ややりくりのポイントを見てみよう

初めての一人暮らしは心が踊るもの。高校を卒業し、就職したら一人暮らしをしたい!と考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、一人暮らしを始め、継続していくためにはお金が必要です。この記事では、一人暮らしの初期費用や毎月の生活費、高卒の給料でやりくりしていくためのポイントを解説します。寮や社宅についても触れるので、自立するための参考に役立ててください。

高卒者の就職!一人暮らしは可能?

電卓

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高卒での就職は早く社会に出てスキルを身につけられるなどのメリットがある一方で、給料は低いというデメリットがあります。高校新卒の1年目などは、手取りが13万円台といったことも、珍しくないでしょう。

しかし、「社会に出たら一人暮らしをしたい!」「親元から離れて自立したい!」と考える人もいますよね。

一人暮らしは金銭的な負担が掛かることですが、就職1年目の高卒者はどのようにやりくりすれば良いのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

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一人暮らしに掛かる費用

まずは、一人暮らしに掛かる費用を把握しましょう。入居の際に掛かる費用と、毎月の生活費を解説します。

入居費用

一人暮らしを始めるためには、まとまったお金が必要です。親に援助してもらったり、高校在学中に作った貯金を使ったりすることが一般的でしょう。お年玉や卒業祝い、就職祝いを費用に充てる人もいるのでは。

物件の家賃や、荷物の量や移動距離、引越し業者の料金設定によって左右されますが、最低でも30万円前後は見ておいた方が良いでしょう。また、家具・家電をそろえることにも、お金が掛かります。

一般的な入居費用の内訳は、以下の通り。引越しの方法や賃貸の契約条件によっては、掛からないものもあります。

  • ・部屋探しのための交通費
  • ・敷金/礼金(いずれも家賃1~2カ月分が相場)
  • ・前家賃(2カ月分程度の家賃を前払いする制度)
  • ・仲介手数料
  • ・引越し業者の利用料
  • ・保証料
  • ・火災保険料

毎月の生活費

毎月の生活費は、生活スタイルによって大きく左右されます。総務省統計局の「家計調査報告書(2021年)」によると、単身世帯の平均支出額は15万5046円でした。高卒者の就職1年目の給料を考えると、ギリギリ暮らしていけるラインではないでしょうか。

毎月掛かる生活費の内訳例は、以下の通りです。

  • ・食費
  • ・家賃
  • ・衣服代
  • ・消耗品費
  • ・水道光熱費
  • ・通信費
  • ・娯楽費
  • ・交際費
  • ・町内会費など

参考:単身世帯の平均支出額について/家計調査報告書(家計支出編)

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高卒者の就職1年目・一人暮らしのやりくりポイント!

おにぎり

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高卒者の初任給は少ない傾向にありますが、これまでのお小遣いに比べれば、はるかに大きな金額です。

ある程度のお金が手に入ることや、自由の身になったことで気が大きくなるかもしれません。しかし一人暮らしでムダづかいばかりしていると、あっという間に生活が破綻します。また、若いうちから貯金に励むことも重要。

以下のポイントを押さえて、賢くやりくりしてくださいね。

家賃

一人暮らしを始める時点で、家賃についてはよく考える必要があります。無理なく支払える家賃の目安は、手取りの3割と言われています。給料が手取り15万円であれば、4万5000円ほどを上限に考えると良いでしょう。

また、家賃を低く抑えるほど、生活は楽になりますが、安さばかりにこだわるのも失敗のもとです。セキュリティ面に不安がある物件や、毎日の通勤が大変な立地は避け、総合的に判断することが重要です。

通信費

スマートフォンやパソコンの通信費は、工夫次第で低く抑えられる出費です。格安シムへの乗り換えや、セット割引などの利用を検討しましょう。

通信会社のキャンペーンで、無料期間が設けられているケースもあります。通信速度や使用頻度を考慮して、ムダのないプランを探してくださいね。

水道光熱費

初めての一人暮らしで驚くのは、水道光熱費が意外とバカにならない、ということではないでしょうか。「一人暮らしだし、大して掛からないだろう」と油断していると、家計が火の車になります。

住居を決める前に確認すべきことは、ガスが都市ガスかプロパンガスかということ。ガス代を安く抑えるためには、都市ガスの物件が良いでしょう。また、切電・節水も重要です。

また、電力自由化によって各事業者が、さまざまなキャンペーンを実施しています。一定期間、電気代が無料になるなどの太っ腹なキャンペーンもあるので、ぜひ活用しましょう!

食費

食費を切り詰める意識を持つかどうかも、家計を大きく左右します。よく「外食やコンビニのお弁当は高くつくので自炊をしましょう」と聞きますが、下手な自炊も高くつくので要注意。

慣れないうちは、ご飯を炊いて一人前のお惣菜を買う作戦がおすすめです。また、仕事の日のランチにも、おにぎりとお惣菜を持っていくと安上がりです。

休日はカレーや鍋物など、1度作ればしばらく食べられるものを作ると良いでしょう。

情報収取

お得な情報にアンテナを張り、しっかり活用することで家計の助けになります。

例えば、買い物をするとポイントが付くお店は多く存在していますが、めんどくさがってポイントをもらっていないということはないでしょうか。毎日利用するスーパーでポイントを逃していると、積もり積もって大損するかもしれません。

また、新型コロナウイルスの流行が始まって以来、地域活性化などを目的としたキャンペーンが開催されることも。地域の情報も見逃さないようにチェックしてくださいね。

入居費や生活費を抑えられる寮・社宅への入居もおすすめ

入居時の費用を抑え、毎月の生活費を安くするためには、寮や社宅に入る方法もおすすめです。

寮や社宅は敷金・礼金が掛からないことが多く、家賃も一般的な賃貸住宅より安く設定されています。水道光熱費が無料だったり、まかない付きで食費が掛からなかったりということも。

また、セキュリティ対策がしっかりしている、会社までのアクセスが良いといった傾向もあるので、安心して入居できるでしょう。

「高校を卒業したらすぐに就職して一人暮らしがしたい!」という人は、寮や社宅のある企業を狙ってはいかがでしょうか。

なお、寮や社宅を備えている企業は、宿泊業界で多く見受けられます。宿泊業界の寮や社宅については、以下の記事をご参照ください。

また、社宅制度と住宅手当の違いは、以下の記事をご参照ください。

高卒者の就職は就職エージェントに相談しよう

高校在学中に内定が出なかった場合や、高校卒業後に就職活動する場合は、就職エージェントに相談しましょう。「一人暮らしができるくらいの給料が欲しい!」「寮や社宅に入りたい!」といった希望を考慮した上で、適切な求人情報を紹介してもらえるかもしれません。

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