転職の面接でマネジメント経験を聞かれたら?
ミドル世代からの転職では、マネジメント経験の有無が採用可否の判断材料として重視されます。求人情報に目を通すと、マネジメント経験があることを応募条件・歓迎スキルとしている企業が多く見受けられますよね。
しかし「マネジメント」の定義は曖昧で、自分の職歴にマネジメント経験があると言って良いのか迷う人も居るでしょう。この記事では、転職の面接でマネジメント経験としてアピールできる要素や、受け答えのポイントについて解説します。
転職活動の参考に役立ててくださいね。
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マネジメント経験とはどのような経験なのか
「マネジメント」に明確な定義はありませんが、一般的には部署やチーム、プロジェクトのリーダーとして人をまとめたり、後輩社員を育成したりといったことを指します。
係長・課長・部長などの役職者を連想するかもしれませんが、一般社員として新人に仕事を教えた経験も立派なマネジメント経験と言えるでしょう。
メンターとしてマンツーマンで新人の指導にあたった。少人数のチームをまとめた。パートやアルバイトでリーダー役を務めた。このような経験があるなら、転職の面接でぜひアピールしましょう。
応募先が求める「マネジメント経験」がどの程度なのかはさまざまで、アピールしてみないことには有効かどうか分からない場合が多いのです。
管理者・役職者として働いた経験がなくても「これはマネジメント経験だ」と思い当たることはどんどんアピールした方が得ではないでしょうか。
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面接でマネジメント経験をアピールするコツ
転職の面接でマネジメント経験をアピールする際、ただ「経験があります」と伝えるだけでは不十分です。以下のポイントを押さえてしっかりと面接官の心をつかみましょう。
リーダーシップのアピールは必須
マネジメントに対するスタンスはさまざまです。褒めて伸ばすリーダーも居れば、結果を厳しく追及する上司も居るでしょう。やり方に正解はないのです。
ただし、どういったタイプのマネジメントにしても、リーダーシップがなければ部下や後輩は付いてきてくれません。
中途採用の求人で、企業がマネジメント経験の有無を重視する理由のひとつは、リーダーシップのある人材を求めているということではないでしょうか。
転職の面接でマネジメント経験について話す際には、その点を意識し、リーダーシップをアピールできるエピソードを盛り込みましょう。
具体的な数字を示す
自分の能力や優れた点を、公平かつ客観的に示すためには、数字を活用することが有効です。マネジメント経験についてアピールする際にも、ぜひ具体的な数字を用いましょう。
何年間で何人くらいのマネジメントに携わったのか、それによって売上や作業にかかる時間がどのように変化したのかを伝えると、マネジメントの手腕が正しく伝わりやすいはずです。
反対に、具体的な数字を示せないと「精神論で進めるタイプ」「マネジメント業務のミッションを理解していない」と判断される恐れがあります。
数字で成果を説明できるように、しっかり準備を整えてくださいね。
転職先のニーズに合わせて回答する
マネジメントに限らず、スキルや職歴を面接でアピールする際には転職先のニーズに合わせることが成功の鍵。
例として、事務職からホテルのフロントスタッフに転職する場合を考えてみましょう。事務仕事の進め方を後輩に教えたエピソードよりも、電話応対のマナーを教え、その結果やり取りがスムーズになったエピソードの方がフロント業務に近く、適切ではないでしょうか。
自分の経験を洗い出し、マッチしそうな部分をピックアップして伝えてくださいね。
ストーリーのつながりを意識する
マネジメント業務は多岐に渡るため、面接でアピールしたいことが多すぎて話の要点が分かりにくくなりがちです。そこで意識してほしいのは「ストーリーのつながり」。
どういったマネジメントをして、どれくらいの期間で何がどのようになったのか、1本のストーリーとしてつながるように意識して話すと、すんなりと伝わりやすいでしょう。
面接で急に話そうと思ってもうまく行かないので、あらかじめ構成を練っておくことをおすすめします。
面接対策は就職・転職エージェントに相談しよう
どこからどこまでがマネジメント経験なのか、どのようにまとめればいいのか分からないといった困りごとは、転職エージェントに相談しましょう。転職のプロであるキャリアアドバイザーが、面接対策の力になってくれるはずです。
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