ホテル・旅館の転職面接で「いつから働けますか?」と聞かれなければ不採用?
ホテル・旅館の転職面接に関わらず、面接官から「いつから働けますか?」と質問されなかったとしても不採用になるとは限りません。
宿泊業界は人材不足に悩む企業が多いため、「いつから働けますか?」と質問することで大体の入社日などの調整をしている側面もありますが、基本的には直接合否に関わるわけではないのです。
入社を急いでいないケースでは、転職面接で「いつから働けますか?」と聞かないこともあるので、それだけで不採用のサインと判断しないほうが良いでしょう。
したがって、転職面接で「いつから働けますか?」と聞かれなかったから不採用という思い込みはこの機会に捨てたほうが良いかもしれませんね。
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面接官はなぜ「いつから働けますか?」と質問するのか
そもそも、面接官はなぜ転職面接で「いつから働けますか?」と応募者に質問するのでしょうか? その理由は次のようなものです。
・応募者の入社意欲が高いかどうか
・応募者が責任と計画性をもち転職活動をしているかどうか
転職面接で「いつから働けますか?」と質問されずとも不採用とは限らないと先述しましたが、もし質問されたら入社日が合うかどうかも選考基準に含まれていると考えて良いでしょう。
企業側は、入社日が曖昧だったり、自己都合で入社日を先延ばしにしたりする人を積極的に採用したいとは思いません。
「いつから働けますか?」と聞かれた場合、以下のような受け答えをしてしまうと不採用になる確率はかなり上がります。
「他の企業も受けているので、選考状況次第だと思います」
転職面接で「いつから働けますか?」と質問されたら、なるべくはっきりと答えるようにしてください。特に曖昧な答えや自分中心の答えは、不採用に直結するので気を付けましょう。
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ホテル・旅館の転職面接での「いつから働けますか?」に答えるポイントとは
転職面接においては、「いつから働けますか?」という質問に対する答え方によって不採用になる確率が高まります。
特に、ホテル・旅館の場合は人材が不足している傾向があるので、入社日のすり合わせや入社意欲を知るために「いつから働けますか?」と聞く企業はたくさんあります。
離職中の方は特別な理由がない限り、すぐに入社できる旨を伝えれば良いでしょう。しかし、在職中の方はどのように答えれば良いのでしょうか?
順を追って説明いたしますので、早速チェックしていきましょう。
入社可能日
まずは入社可能日をはっきりと答えましょう。具体的な日にちが分からない場合は、時期だけでも答えるようにしてください。
そのために、転職活動を行う前に業務の引継ぎにかかる時間のほか、有給休暇の日数やそれを消化する流れなども確認しておいたほうが良いかもしれません。
転職を決めたら、退職から転職先に入社する流れをきちんとイメージすることが大切です。
理由
入社可能日を伝えたら、その理由も具体的に伝えるようにしましょう。
中途採用の場合、企業側は入社までに1~2ヵ月程度はかかると想定しているので、一般的に内定後1~2ヵ月で入社できることを伝えても問題ありません。
1~2ヵ月程度であれば、業務の引継ぎや退職手続きなどの理由をきちんと答えれば良いでしょう。
しかし企業側がすぐにでも人材を欲している場合などは、1~2ヵ月程度であっても不採用となることがあるので注意してくださいね。
入社への意欲
入社可能日やその理由に加え、入社への意欲も忘れずにアピールするようにしてください。
転職面接での「いつから働けますか?」という質問には、応募者の入社する意欲や志望度の高さをチェックする意味も含まれています。
「すぐにでも入社したいのですが」など、入社可能日の理由を伝える前に一言入れるだけでも面接官に好印象を残すことができるでしょう。
転職面接で「いつから働けますか?」という質問がなくても不採用とは限らない!
ホテル・旅館などの転職面接で「いつから働けますか?」と聞かれずとも不採用だと決まったわけではありません。
万が一質問されなかったとしても、内定の可能性が低くなるかもしれませんが、入社を急いでいないなど、転職希望先に質問しない理由があることも考えてみましょう。
転職面接で「いつから働けますか?」と聞かれたときは現時点で最も早く、そして確実な入社可能日を伝えるようにしてくださいね。