転職の嫁ブロックはなぜ起こる?ブロックの原因や突破する方法を紹介

昨今、30代~50代のミドル層の転職を中心に「嫁ブロック」が増えているようです。嫁ブロックとは、どのようなことを言うのでしょうか。また、どのようなタイミングで転職の嫁ブロックが行われるのでしょう。嫁ブロックの基本や、嫁ブロックの回避法をまとめました。

目次

    ミドルの転職で増える「嫁ブロック」とは?

    iStock.com/fizkes

     

    既婚者が、パートナーである妻に転職相談をするのは決して珍しいことではありません。しかし、昨今の転職では「嫁ブロック」が増えているようです。

     

    嫁ブロックは文字通り、妻に転職を阻まれること。ブロックのタイミングは転職前はもちろんのこと、転職先から内定を獲得した後に嫁ブロックにあい、内定辞退を迫られることもあるようです。

     

    転職情報を発信するとある企業の調査によると、嫁ブロックによって内定辞退を余儀なくされた男性は4割強という結果が発表されています。想像よりも多い、と感じた方もいるのではないでしょうか。

     

    そんな嫁ブロックは、一体なぜ行われるのでしょうか。転職時に嫁ブロックが行われる5つの理由と、嫁ブロックによる内定辞退を避けるためのポイントをご紹介します。

     

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    転職時に嫁ブロックが行われる理由

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    まずは、転職時に嫁ブロックが行われる理由をみていきましょう。

     

    年収・手取りが減るのが不安

    嫁ブロックが行われる1つ目の理由は、給料が下がることに対する懸念からきているようです。生活レベルを落としたくない妻であれば、「〇年後には今より給料が増えるから!」と説得したところで響きません。

     

    ただし共働き世帯では、お金はあまり気にならないという意見も多く見受けられました。

     

    新しい職場の労働環境が心配

    嫁ブロックが行われる2つ目の理由には、労働環境が変わることによる心配が挙げられます。

     

    新しい職場でイチから人間関係を築くことへの心労を考えたり、残業が増え家庭の時間が減ってしまうことを恐れたりする妻は、「今のままが良い」と嫁ブロックをしてしまうようです。

     

    転居に対する不安

    転居を伴う転職や、異動などによって今後転居が必要になりそうな企業への転職時も、嫁ブロックが行われやすいようです。

     

    特に通園・通学中の子どもがいれば、子どもの生活環境の変化と夫の転職を天秤にかけた結果、嫁ブロックに繋がることも少なくありません。

     

    世間体を気にしている

    「有名企業に勤めていたから結婚したのに!」というように、世間体が気になることが理由で嫁ブロックを発動させる妻も一定数存在します。

     

    しかし、このような理由でブロックを行う妻は、話し合いの際に建前の理由を並べることが多いと予想されます。実際、世間体を気になることが嫁ブロックに繋がった主な要因という情報は、ほとんど見受けられませんでした。

     

    夫に対する不安・不満

    嫁ブロックが行われる最後の理由は、夫に対する不安や不満です。

     

    「今の仕事はもう満足したかな……」といった後ろめたい転職理由を話されれば、嫁ブロックが行われてしまうのも無理はないでしょう。

     

    また事後報告に憤りを感じたことが、嫁ブロックに繋がったという事例もありました。妻から「なんでいつもあなたは~~!」などと話された方は、信頼を失うような言動を日常的に行っていないかを振り返る必要があるかもしれません。

     

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    転職で嫁ブロックの内定辞退を避けるためには?

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    嫁ブロックを受ければ、転職を諦めたり、内定辞退を迫られたりする事態に陥ってしまいます。では、どうすればこの事態を避けることができるのでしょうか。嫁ブロックを回避するためのポイントをご紹介しますので、転職活動開始前に押さえておきましょう。

     

    早い段階で転職の相談をする

    まだ妻に転職の相談をしていないという方は、方向性が決まった段階で妻に相談を持ちかけましょう。相談が早ければ早いほど、嫁ブロックが行われる確率は低くなります。

     

    ただし、無計画のまま相談しては夫の信頼が失われてしまいかねませんので、転職先に求める条件や転職先の候補はあらかじめ用意しておくのが得策です。

     

    ポジティブな転職理由を話す

    転職理由をポジティブに表現するのも、嫁ブロックの回避に繋がります。下記は、妻が転職を後押ししたくなるような転職理由の例です。

    • ・これから転職が難しい年齢になるから、今どうしても挑戦しておきたい
    • ・「うちに就職して欲しい!」と企業からヘッドハンティングを受けた
    • ・今のままでは後5年は昇給を見込めないので、家計のためにも転職したい

    ポジティブな転職理由であれば、妻も真っ向から否定することはできなくなるはずです。

     

    不安を取り除くための準備を整える

    嫁ブロックが行われる理由を前項でご紹介しましたが、嫁ブロックは夫や家庭への心配からきていることが大半。つまり、不安を取り除くことができれば、嫁ブロックは避けることができるのです。

     

    不安を取り除くための行動例は、転職先をイメージできるわかりやすい情報を集めて提示する、転職後のキャリアプランをできるだけ具体的に伝える、10年後・20年後のマネープランを考えておくなどが挙げられます。

     

    妻の不安要素を先に考えた対策をしておけば、きっと嫁ブロックは避けられるはずですよ。

     

    家庭にもらたされるメリットを伝える

    転職することで妻や家庭にもたらせられるメリットを伝えるのも重要です。家族の時間が増える、収入が増える可能性が大きいなどのメリットを明確に提示すれば、妻も転職を前向きに考えてくれるかもしれません。

     

    また「今の会社にいては精神に異常をきたしてしまう……!」と、夫婦関係が崩れる恐れを示唆し、了承を得た家庭も見られました。

     

    家庭を持てば、転職の影響が自分以外に及ぶのは必然です。よって、自分都合の転職ではない、という考えを妻にきちんと示すことが重要です。

     

    転職の嫁ブロックは全てが悪ではない!

    iStock.com/LuckyBusiness

     

    転職を妻に阻まれる嫁ブロックは、決して珍しいものではありません。しかし大抵の場合は、夫への心配が嫁ブロックとして表れるようですので、まずは嫁ブロックの全てが悪ではないことを覚えておきましょう。

     

    どうしても嫁ブロックを回避したいと考えるのであれば、妻が転職を拒む理由を先回りして考え、不安を払拭できるよう準備を整えておくのがベターです。

     

    ただし、嫁ブロックを受け内定辞退して良かった、と感じた男性も少なくありません。ご紹介した回避法も参考にしながら、ぜひ両者納得のいく転職を目指してくださいね。

     

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