「採用広報」のポイントを見てみよう
採用広報は、求職者に自社をアピールし、就職先・転職先として検討してもらうための広報活動です。まずは企業名や人材の募集があることを、求職者に知ってもらうがスタートですが、それだけでは望む人材を確保するのは難しいでしょう。
この記事では、採用広報のルールや効果的な手法、今のトレンドなどについてを解説します。採用広報する上での参考にしてくださいね。
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採用広報の「解禁日」とは?
就活ルールは、高度成長期に横行した「青田買い」を防ぐため、1953年に紳士協定として始まりました。広報活動解禁日・選考解禁日などの採用スケジュールを定め、公平な選考ができるようにしたのですね。
採用スケジュールは時代とともに変遷を繰り返し、2017年卒以降は以下のようになっています。
- ・採用広報活動の解禁日→大学3年・修士1年次の3月1日
- ・採用選考活動の解禁日→大学4年・修士2年次の6月1日
- ・正式な内定の解禁日→大学4年・修士2年次の10月1日
2018年の10月、経済団体連合会(経団連)はこのような「就活ルールの廃止」を発表しました。その背景には外資系企業の増加や中途採用の拡大などで新卒者の一括採用制度が崩れたことや、学生は本来、学業に専念すべきという考えなどがあります。
しかし、しかし、急激なルールは就活生と企業に混乱をもたらす恐れがあるとして、2022年卒の採用活動はこれまで通り解禁日を設ける方針とされています。
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効果的な採用広報活動の手法とは?
就活生や求職者の目に止まる、希望に適った応募者が集まる。採用後は長く働き企業に貢献してくれる。そのような結果を得るためには、ただ闇雲に求人広告を出すだけではダメですよね。効果的な採用広報活動の手法を見ていきましょう。
欲しい人材のイメージを明確に
まずはどのような人材が欲しいのかを明確にしましょう。現場の社員や実際に面接する社員とも認識をすり合わせることが重要です。欲しい人材のイメージが明確になったら、ターゲットを絞って採用広報活動の計画を立てます。
例えば、理系の新卒者が欲しいのであれば、理系に特化した採用支援サービスを活用したり、理系の学生が興味を持ちそうなキーワードのハッシュタグを付けてSNSに投稿したりするといった手法があります。
複数のメディアを有効に使う
ターゲットのイメージが明確になったら、本格的に採用広報活動を始めましょう。欲しい人材のもとへ情報を届けるためには、複数のメディアを使うことがポイント。広報活動においては、以下3種類のメディアがポピュラーです。
【オウンドメディア】
オウンドメディアとは、自社のホームページや採用ページのことです。知名度が高く、常に注目を集めているような大企業であれば就活生・求職者が自らアクセスしてくれるでしょう。
しかし、一般的にはあまり知られていないような企業や中小企業の場合、待っているだけでは誰もページを見つけてくれないかもしれません。SEO施策や、次に紹介するアーンドメディアとの併用で来訪者を増やす努力が必要です。
【アーンドメディア】
アーンドメディアは「拡散されるメディア」という意味で、TwitterやInstagramといったSNSを指す言葉です。
SNSに投稿されたユニークな会社案内や求人情報が、話題になって拡散されることがありますよね。ハッシュタグを使って投稿することで、そのキーワードに関心のあるユーザーの目に止まりやすくなるというメリットもあります。
例えば、あまり知られていないホテルでベルボーイを採用したい場合「#接客業」や「#宿泊業」といったハッシュタグと自社の採用ページへのリンクを付け、簡単な募集要項を投稿すれば、接客業・宿泊業に興味のある人が見てくれるかもしれません。
【ペイドメディア】
ペイドメディアは、求人サイトや求人情報誌、テレビやラジオのCMなど、お金を払って利用するメディアです。
不特定多数の人に向かって広くアピールするには有効な手段でしょう。また、特定の業界に特化したペイドメディアもあり、ターゲットを狙い撃ちにすることも可能です。
採用ピッチ資料の作成・活用
採用ピッチ資料とは、就活生・求職者に自社をアピールするための、プレゼン資料のようなものです。事業内容や社員の1日、社内イベントの様子など、実際に働いているところをイメージできるように作成しましょう。文章ばかりにするよりも、写真やイラストを使うことがポイント。
パンフレットにして会社説明会で配ったり、ホームページで公開したりと使い方の幅が広いので、会社の規模によって適切なツールで作成してくださいね。
また、あるゲーム会社は毎年趣向を凝らした採用ピッチ資料を作ることで有名です。2020年は、その会社の代表的なゲームキャラクターが登場する絵本形式のパンフレットでした。採用ピッチ資料が欲しくてエントリーした!という人も居るでしょう。作り方次第では注目度を高めることにも役立つのですね。
現在の採用広報・トレンドは?
2021年の時点で採用広報のトレンドは、アーンドメディアの活用です。SNSを採用広報に使うメリットは、何といっても双方性があることではないでしょうか。就活生・求職者と採用担当者や社長が直接やり取りしたことが、入社につながるケースも少なくありません。
また、noteやYouTubeなど、若者の認知率が高いメディアを使った採用広報もトレンドです。文章にしても、動画配信にしても、スマートフォンで閲覧することを考えてコンテンツを作りましょう。
そして、昔ながらのポスターや紙媒体の求人誌も見直されています。ポスターのデザインがユニークだったり、面白いキャッチコピーが付いていたりすると、アーンドメディアで拡散されて話題になることがあります。ポスターや求人誌で採用広報の活動をする際には、個性を出してみてはいかがでしょうか。
採用支援サービスの活用もおすすめ!
採用広報活動には、採用支援サービスを使うこともおすすめです。一般的な求人広告の掲載だけでなく、希望条件がマッチする求職者の紹介や、非公開求人などのサービスもあり、大幅な効率アップが期待できます。
大々的な採用広報、というイメージではありませんが、オウンドメディアやアーンドメディアと平行して使うことを検討してみてくださいね。
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