宿泊業界は転職希望者とのカジュアル面談が必須?
カジュアル面談は、採用担当者と求職者がお互いのことを気軽に話し合える場として、とても貴重な環境となっています。
ラフな雑談形式で行われるのでお互いの本音を聞き出しやすく、さらに交流も深めることができるでしょう。
カジュアル面談を設定する段階では、まだどの企業に応募するのか具体的に決まっていない求職者がほとんどです。
しかし面談の際には、本選考に入る前に、求職者が自社の仕事内容について思っている不安や疑問を聞き、それらを解消したうえで自社をプロモーションすることもできます。
結果として、面談次第では、求職者が自社に応募するかどうかが決まる可能性が秘められているのです。
特に、宿泊業界は離職率が高いことで有名です。業界に興味は持ちつつも、仕事内容などに不安や疑問を抱える求職者も少なくありません。
また、はじめは業界に興味を持っておらずとも、実際にホテル・旅館で働く従業員が業界や自社の良さを伝えることで、転職先の候補に入れてもらえることも期待できますよね。
慢性的な人手不足に悩むホテル・旅館にとっては、求職者の誤解を解いたり、業界の魅力をアピールする好機なのです。カジュアル面談は最大のリクルートチャンスとなり得ると言っても良いかもしれません。
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採用活動にカジュアル面談を取り入れるメリット
選考とは関係のないカジュアル面談は、フランクに会話を進めることができるので、求職者もリラックスして面談に臨めます。
求職者の素顔や本質を知ることで、自社に合う人材かどうか見極める判断材料となり、入社後のミスマッチを大幅に減らせます。さらに、企業の魅力をうまく伝えることができれば、求職者の応募意欲を高めることもできますよね。
しかし、お互いがラフに話し合えるのはとても良いことですが、空気が軽くなりすぎてしまうケースもあるので注意してください。あくまでも、転職における情報交換だという目的を忘れないようにしましょう。
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転職希望者が困ってしまうカジュアル面談とは?
時折、カジュアル面談の意味をはき違えてしまう採用担当の方がいます。
カジュアル面談は選考とは直接関係ないので、求職者が「選考されている」という雰囲気を感じ取ってしまうと、面談が採用活動において逆効果に働いてしまうリスクも。
求職者が困ってしまうカジュアル面談には、ある特徴があります。
それは、いきなり志望動機を聞き出したり、本来は必要ではない履歴書や職務経歴書の提出を求めてしまうという点です。候補者の話を一方的に聞き出すという振る舞いは、カジュアル面談の場ではマナー違反となります。
これでは、カジュアル面談の境界を超えてしまい、お互いにとって有益な話し合いができなくなってしまいますよね。
加えて、カジュアル面談終了後、求職者のもとに合否の連絡が届くといったケースもあるようです。お礼のメールや、本選考への面接の案内ならば話は別ですが、カジュアル面談で合否の連絡をしてしまうのは失礼にあたります。
「カジュアル面談と本選考の面接の違いはなにか」について、十分理解したうえで面談を実施するようにしましょう。
転職希望者とのカジュアル面談で知っておくべき心構え
転職希望者とカジュアル面談を行うまえに、知っておくべき心構えをご紹介します。ポイントを理解しておくことで、今後の採用活動がより良い方向に進むかもしれません。
転職希望者との距離を縮める
カジュアル面談では、転職希望者と「友達になりたい」というようなスタンスで接すると丁度良いでしょう。
担当者も採用活動の結果を出すことに一生懸命になってしまい、いつの間にかカジュアル面談が面接になってしまうことがあるのです。
採用担当者の方も、まずはリラックスして、転職希望者と心の距離を縮めることを一番に考えて臨むようにしてください。カジュアル面談で採用担当者の印象が良いと、企業のイメージも比例して良くなるものです。
だからと言って、なれなれしく接してはいけません。あくまで、採用活動の一環であるという前提を忘れず、転職希望者にも礼を尽くしましょう。
自社のファンを作る
カジュアル面談には自社の魅力を伝えるといった、プロモーションの目的も兼ねています。
自社に魅力を感じてもらえれば、自然と応募してくれる確率も上がります。転職希望者と距離を縮めた次のステップは、自社のファンになってもらえるように工夫しましょう。
選考の空気を作らない
先述しましたが、カジュアル面談で選考の雰囲気を出すことは、マナー違反です。
転職希望者はラフな雰囲気をイメージしてきているので、そこで選考の空気を出してしまうと、企業にネガティブな印象を与えてしまうかもしれません。
面談の場では求職者がどのような人物なのか、掘り下げることを優先してください。仕事への価値観や持っているスキル・経験、どのような環境で働きたいか、将来やってみたい仕事など、求職者その人自身に迫るようにしましょう。
一度のカジュアル面談で「不採用」と判断するのは時期尚早!
カジュアル面談の場で「この人は不採用になってしまうかもしれない」と感じても、それは担当者がその人の魅力を引き出しきれなかっただけかもしれません。
面談だけで不採用だと決めつけて、転職希望者の可能性を絶ってしまうのは惜しいですよね。合否の結果を出すからには、第三者の意見も取り入れ、慎重に審議する必要があるでしょう。
もし本選考にエントリーしても不採用だと伝えたいならば、カジュアル面談と言いつつも、きちんと前もって「面談にも選考要素がある」と転職希望者に伝えるべきです。
そのような過程もなく、ただ合否の通知を出してしまうのは、あまりにも不誠実です。カジュアル面談を行うには転職希望者にしっかりと尊敬の念を表することが求められます。
宿泊業界でカジュアル面談を検討している企業の方がいらっしゃれば、自社サービス「おもてなしHR」へのご登録がおすすめです。採用ニーズに合った人材をご紹介できますので、効率的な採用活動が実現することが可能になります。
まずは一度、宿泊業界に特化した専任のアドバイザーにお話を聞かせてください。みなさまのお問い合わせをお待ちしております。