入社前アンケート・入社後アンケートをする目的とは?
採用活動の目指すべきゴールは、優秀な人材を獲得することではなく、採用した人材がいかに企業に定着し活躍するかということです。
しかし、現実にはせっかく採用した人材が早期退職してしまう、といったケースが年々増加しているのです。
早期退職の原因には入社後のミスマッチが大きく影響しており、企業はミスマッチを減らす努力をすることが求められています。
人材が競合他社に流出してしまえば、企業としても損失となりかねません。「人材の採用・定着・活躍」が企業の将来を決定づけるといっても過言ではないでしょう。
そこで必要なのが入社前・後のアンケート調査です。内定者や若手社員にアンケート調査を行うことで、採用活動の参考になるような情報を得ることができるのです。
採用活動の見直しを検討している企業の方は、アンケート調査を実施することによって、何かヒントをつかめるかもしれません。
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入社前後にアンケート調査をしたほうが良い理由
内定者や若手社員の本音を引き出すにはアンケート調査が効果的でしょう。
なぜ入社前後を対象にするのかというと、入社する前と後のギャップを知るためです。内定者をはじめ、入社3年目までの若手社員をターゲットにすることで、早期退職の原因を探る絶好の機会となります。
そのため、なるべく内定者と若手社員の本音を引き出すためにアンケート内容も精査する必要があります。
特に、宿泊業界は離職率が高く、早期退職のケースも珍しいことではないはず。人手不足でお悩みの場合は、入社前後でアンケート調査を実施することをおすすめします。
アンケート調査は今後の採用活動の参考になるだけでなく、職場環境の改善につながる可能性もあるのです。職場環境を改善するだけで、早期退職を予防できるなら造作もないですよね。
優秀な人材は、代わりがたくさんいるというわけではありません。一度採用したら、ゆくゆくは自社を担っていけるような存在に育てていくことが大切です。
「いま企業がすべきことは何か」という現実を冷静に見極め、人材の定着・活躍を促進させるためには、入社前後のアンケート調査が欠かせなくなっているのです。
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内定者への入社前アンケートを実施する際のポイント
入社前のアンケート、というのは、いわゆる内定者を対象としたアンケートのことを指します。入社前の内定者にアンケート調査を行う際のポイントについてチェックしていきましょう。
入社意思を確認する
内定者にアンケート調査を行う際は、内定者フォローの一環として、まずは入社意思を確認するようにしましょう。
ときには、内々定の通知を出してから入社までの期間は、最長で1年になることもあります。その間に、入社意思が薄くなってしまっては、早めに人材を獲得した意味がなくなってしまいますよね。
ですので、アンケート調査を利用して「入社したい」という気持ちが変わっていないかどうかチェックする機能も設けたほうが良いかもしれません。
次年度の採用活動を見越す
入社前のアンケート調査では、次年度の採用活動を見越した内容を用意することが求められます。
たとえば、自社の求人を知った経緯や入社を決めた理由などをヒアリングすることが重要です。そこで掘り出された情報を、次年度の採用活動の戦略に活かすことが可能になるでしょう。
また、アンケート結果によって発見されるのは、ただの情報だけではありません。今年度の採用活動の課題も自ずと浮き上がるので、その課題を解消することで、次年度の採用活動の質が向上することも期待されます。
〇入社前の期待値を調整する
入社前のアンケート調査では、内定者の企業に対する期待値を調整することもできます。
企業に対する期待値が高すぎると、入社後に現実とのギャップに苦しみ早期退職してしまうリスクがあるのです。
期待値が高い内定者に関しては、入社前に面談の場などを改めて設定し企業説明をしても良いかもしれません。
アンケート調査をせず放っておくと、入社後のミスマッチにつながってしまい、才能ある人材を早い段階で失ってしまうことも考えられます。
若手社員に入社後アンケートを実施する際のポイント
入社前のアンケート調査のポイントを解説してきましたが、次は入社後のアンケート調査のポイントをみていきましょう。主に、入社3年目までの若手社員へ向けて実施すると、その後の企業への定着率にも変化が現れるかもしれません。
社員の働きやすさを確かめる
入社後のアンケート調査では、社員の働きやすさについて重視する必要があります。
分かりやすい例で言うと、社内制度が挙げられるでしょう。若手社員にアンケート調査をすると、嬉しい社内制度とそうではないものがハッキリと分かれます。
行事制度など、社内でのしがらみなどが感じられると、そのまま退職理由に直結してしまうケースも多々あるようです。
若手社員とベテラン社員との世代間のギャップは非常に大きく、まずはそうしたギャップを埋めることから「社員の働きやすさ」について考えてみることも必要かもしれません。
モチベーションを確かめる
若手社員に対して、どのようなことがモチベーションの向上につながるのか、という点は決して見落とせないポイントです。
また、反対にどのようなことが若手社員のモチベーションを下げるのか、というポイントも見逃せません。
若手社員は日々慣れない業務を行い、時には怒られることもありながら一生懸命取り組んでいます。仕事を覚えてもらうことは当然のことですが、同時に定着してもらうために企業ができることを考えるべきでしょう。
たとえば、給料がモチベーションの一つとなっている場合は、評価制度を整えるなどの対応ができますよね。
モチベーションを感じるポイント、そうでないポイントは人それぞれかもしれませんが、価値観をすり合わせることが大切なのです。
入社前後で感じるギャップを確かめる
最近では、さまざまな理由が退職につながってしまうことが少なくありません。
人間関係や福利厚生、拘束時間、挙句の果てには社内・社外イベントの多さが退職を決意させることがあるのです。
入社前後で感じるギャップを定期的に調査することで、職場環境を見直すきっかけとなり、社員が自分の力を発揮しやすくなる環境を整えることができます。
採用活動を改善させるには入社前後のアンケート調査から
「なかなか採用活動がうまくいかない」「早期退職者が年々増加している」などといったお悩みを抱えている担当の方は、入社前後のタイミングでアンケート調査を実施してみてはいかがでしょう。
入社前後のアンケート調査は、企業が取り組むべき課題を教えてくれます。採用活動で必要な情報も手に入るので、次年度の採用に関する戦略が立てやすくなるのです。
宿泊業界において採用活動でお困りの際は、自社サービス「おもてなしHR」のご活用をおすすめします。
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