部下の退職は引き止めるべき?

metamorworks – stock.adobe.com
基本的に、部下から「退職したい」と伝えられ打ち明けられたら、引き止めることはほぼ不可能と言っても良いでしょう。
昨今では企業側が部下の退職を引き止めすぎると、パワハラで訴えられたり、SNSで内情を投稿されてしまい「ブラック企業」とレッテルを貼られてしまうケースが増加しています。
さらに、部下を引き止めているうちに、いつの間にか職場の空気も悪くなってしまうことも。最近では「退職代行」というサービスもあり、退職代行が介入すると余計にややこしくなってしまうのです。
また、引き止めないことのメリットもあります。頼りにしていた優秀な人材が退職することは、企業にとっても大きな損失です。ですが、優秀な人材によって隠れている社員の才能が開花することも考えられ、結果的に企業のレベルアップにつながるということも考えられます。
円満退職ができれば、退職希望者にとっても前向きな転職ができ、取引先になった際も仕事をスムーズに進めることができるでしょう。
部下の退職を引き止めないほうが良い場合

maru54 – stock.adobe.com
部下から退職の意思を示された場合、退職を引き止めないほうが良い社員もいることが事実です。それぞれチェックしていきましょう。
以前から退職する意思があった社員
以前から退職の意思があった社員に退職を切り出された際は、引き止めないほうが会社のためになるかもしれません。
常に「やめたい…」と社内でつぶやかれていては、周囲の士気を下げるだけになっていまします。仕事を頑張ろうとしている社員のモチベーションを保つためにも、すんなりと受け入れたほうが良いでしょう。
退職理由が会社への不満だらけの社員
会社への不満から退職してしまう社員は多いですよね。しかし、特に退職時にはじめて不満をもらした社員は注意が必要です。
退職するタイミングにならなければ自分の意見を言えないということは、周囲と関りながら働くことが難しいということも考えられます。
コミュニケーション不足から職場の雰囲気も悪化しているケースもありますので、周りの社員にもヒアリングを行ったほうが良いかもしれません。
協調性がない社員
会社のルールを守らないなど、チームワークを乱すような行為や言動が目立つ社員に関しては、退職をすぐに受け入れましょう。
最悪の場合、その社員との馬が合わないことから退職を考えているというケースもあります。人間関係は退職理由にもなり得るポイントですので、注意してくださいね。
退職する部下への接し方の注意点

Monet – stock.adobe.com
部下から退職の意向を打ち明けられた後の接し方について、注意していただきたい点があります。企業のイメージを決めるかもしれないポイントともなりますので、ひとつひとつ確認していきましょう。
人格否定しない
「退職したい」と申し出が合った際に、本人を否定するような発言をしてしまうのは、やめましょう。
たとえば「いまの会社で頑張れないのなら、転職先でも無理だ」などは、部下の人格を否定していることと捉えられます。
さらに、その一部始終が残された社員たちに知れ渡ってしまえば、企業への不信感が芽生えるというような悪影響を及ぼします。
きちんと感謝の気持ちを伝える
たとえどのような社員でも、部署や会社のために頑張ってくれたことも多くあるはずですよね。
退職の意思を示したあとの上司の態度によって、部下にとって「良い会社」だったか「悪い会社」だったかという印象が変化します。
いままでの感謝の気持ちを伝えるためにも、「会社にとって欠かせない人材だったので退職が残念だ」という気持ちは直接伝えるようにしましょう。
部下の立場にたってみても、退職を引き止められず、そのうえ感謝の言葉のひとつもないというのは悲しいことですよね。
態度を変えない
部下から「悪い会社」だと判断される理由のひとつに、「退職の意思を表明したら上司から無視をされるようになった」という声をよく聞きます。
退職意思を示されたとたん、急に態度を変えてしまうのは気持ちのいいことではありません。それ以外にも、急に口調が激しくなったりなど、態度を表に出してしまうと他社員の信用を失くしてしまうことにもつながってしまいます。
それでも部下の退職を引き止めたい場合はどうすればいい?

oatawa – stock.adobe.com
部下の退職を引き止めないほうが良い理由を述べてきましたが、それでも優秀な人材を失うのは惜しいですよね。その際は、一度引き止めてみることも良いかもしれません。
部下を引き止めるには、まず退職意思のある社員の話を丁寧に聞き、理解を示しましょう。
退職理由が会社への不満だとしたら、その悩みを解決するよう最大限工夫することが求められます。そうすることで部下の退職を引き止められる場合もありますが、「すぐに解決する」ということがポイントです。
さらに、ストレートに「あなたが必要だ」と直接伝えても良いでしょう。ただし注意していただきたいのが、「今は人手が足りない」などの会社都合の理由ではなく、なぜ「その人」が必要なのかについて具体的に伝えることを意識してください。
優秀な部下を失いたくないときこそ、部下との対話が必要なのです。
退職意思を示した部下への無理な引き止めは逆効果!

japolia – stock.adobe.com
部下に退職の意思を表明されたら、引き止めないほうが後腐れなく送り出すことができます。
反対に、無理にでも引き止めてしまうと、最悪の場合「ブラック企業」として世間に認知されてしまします。どうしても引き止めたいときは、部下の退職理由を確認したうえで、すぐに改善するよう努めましょう。
採用担当者は急な退職者をださないためにも、社員への定期的なヒアリングを実施する必要があるかもしれません。
また、優秀な部下が退職したあとは、採用活動で新たに自社に合った人材を獲得することが必要ですよね。宿泊業界で採用活動にお困りであれば、自社サービス「おもてなしHR」のご活用をおすすめします。
専任のアドバイザーが人材採用に関するお悩みを解決しますので、ぜひ一度お問い合わせください。