ホテルフロントの正社員の仕事はきつい?働くメリットや就職・転職のコツを見てみよう
目次
ホテルフロントの正社員はきつい?
ホテル業界は離職率が高く、一般的に仕事がきついと言われています。
特に正社員として働きたいと思っている場合は、責任を持ってお客様に接するやりがいや、安定して働けるなどのメリットがある一方で、離職率の高さが気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ホテルのフロントで正社員として働くのはきついのか、実態を紹介します。
また、正社員として働くメリットやきつい職場を回避する方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
ホテルのフロント正社員がきついと感じる理由
決められた時間で働くパート・アルバイトであればともかく、正社員は激務で身が持たないのでは?と心配してしまう方もいるでしょう。
ホテルフロントの正社員は、どのような部分に「きつい」と感じているのでしょうか。 ホテルならではのきつい要素について紹介します。
クレーム対応
接客業において避けて通れないのが、クレーム対応です。
正社員は、パート・アルバイトでは対応しきれない重大クレームに最後まで付き合わなければいけません。また、キャンセル料の踏み倒しや無銭宿泊をする悪質なお客様の対応も、正社員が担います。
お客様対応の逃げ場がないことが、正社員の特につらい部分ではないでしょうか。
大勢の部下を抱える
入社初日だったり役職がなかったりする正社員でも、パートやアルバイトにとっては立派な「上司」です。
右も左も分からない新人の頃から大勢の部下を抱えるとなれば、頼られたり煙たがられたりと、大変な思いをする場面も多いでしょう。
正社員としてホテルで働くからには、リーダーシップを持つ覚悟が必要です。
シフトがずれることが多い
正社員は、パート・アルバイトの急な欠勤の穴埋めや、人手不足のカバーにも尽力しなければなりません。
急なシフト変更によってスケジュールが不安定になりがちなので、プライベートの予定が立てにくい一面があります。
また、敬遠されがちな夜勤を多く引き受けたり、休日返上で出勤したりすることもあるようです。ただでさえ不規則な勤務体制がさらに崩れて、身体を壊す方も少なくありません。
管理職は残業代が出ないことも
ホテル業界に限らず、管理職には残業代が出ない場合があります。
役職手当や基本給のアップで、労働内容にふさわしい賃金が支払われていれば納得して働けるでしょう。しかし、ホテル業界は残業が多く管理職になって上がった賃金だけでは、割に合わないと感じるケースが多いようです。
ちなみに、労働内容と見合った賃金が支払われている場合は、残業代が支給されなくとも違法ではありません。
ホテルのフロントで働く正社員のやりがい
ホテルのフロントで働く正社員の仕事には、以下のような業務があります。
- ・チェックイン/チェックアウトの手続き
- ・予約状況の管理
- ・貴重品の預かり
- ・お客様のご案内
- ・電話対応
- ・パートやアルバイト従業員の管理
では、正社員としてホテルのフロントで働く方は、どのようなことにやりがいを感じているのでしょうか?
やりがいやメリットについて、いくつか紹介します。
正社員ならではの好待遇
仕事がきついとは言え、正社員はパート・アルバイトよりも好待遇です。
当サイト「おもてなしHR」に掲載されているホテルの求人情報を参考にすると、自社施設を利用する際の優待割引制度や資格補助などといった福利厚生が用意されています(2023年11月現在)。
系列ホテルを格安で宿泊できるので、旅行好きな方にはうってつけでしょう。
中には、定年退職後の再雇用制度という待遇を設けているホテルもあります。先の労働が保障されているというのは嬉しいポイントですね。
また、福利厚生だけでなく、賞与があったり雇用が安定していたりといった魅力もあります。
高収入をねらえる
ホテル業界の平均年収は決して高いものではありません。これは、パート・アルバイトに限らず正社員も同じです。
しかし、おもてなしHRに掲載されているホテルの正社員求人の中には、「月給25〜30万円」「基本給20万円〜27万円」など、収入面が安定している求人も多いです。
正社員であれば、昇給・昇進によって年収を大きくアップできる機会にも恵まれています。
イメージに引っ張られがちですが、実際は安定した待遇を提供している場もあるので、求人情報を吟味してみると良いでしょう。
キャリアアップの選択肢が多い
キャリアアップの選択肢が多いことも、ホテルの正社員の強みです。
パートやアルバイトに比べて転職しやすく、経験を積めばさまざまな仕事にチャレンジする足がかりになるでしょう。
ひとつのホテルでコツコツとキャリアを積むのも良し、今よりも条件の良いホテルに転職するのも良しです。簡単ではないかもしれませんが、経験をいかして自分でホテルを開業することもできるかもしれません。
また、ホテル業界から抜けるにしても、ホテルで働いた経験は役立つことばかりです。
働いている最中は「きつい!」と感じるでしょう。しかし、後から振り返れば「やっておいて良かった」と思える日がくるはずです。
「正社員としてフロントで働くのがきつい!」を避けるために
必ずしも、すべてのホテルフロントの正社員がきついと感じているわけではありません。中には、きちんとスタッフを大事にしているホテルも存在します。
きつい職場を避けるためにも、正社員としてフロントに就職・転職する際は、職場選びに力を入れることが肝心です。まずは、以下の職場選びのコツを確認しましょう。
- ・就職・転職サイトの口コミを参考にする
- ・離職率が載っている&高すぎない
- ・平均年齢が自分と離れすぎていない
- ・自分が妥協できる勤務時間かどうか
上記はあくまでも参考です。気にしすぎると求人が見つかりにくくなるので、注意しましょう。
また、転職エージェントを活用するのも良い方法です。求人情報だけでは読み取れない企業のリアルを知れたり、企業とのやり取りをアドバイザーが代行してくれたりと、求職活動にかかる負担を軽減できます。
なお、当サイト「おもてなしHR」はホテル業界に特化したエージェントのため、ホテルに関する情報が豊富です。
採用のチャンスを広げるためにも、活用してくださいね。
きついだけじゃない!ホテルフロントの正社員になるなら
ホテルフロントの正社員は、お客様対応の最終的な責任を負い、時にはプライベートを犠牲にしなければならないなど、きつい一面がある仕事です。
しかし、応募するホテルをきちんと吟味すれば、つらいことばかりではありません。
転職エージェントを活用し、企業研究をしっかりおこないましょう。
また、ホテル業界で正社員として働きたい!フロントスタッフになりたい!という方がいれば、当サイト「おもてなしHR」にお問い合わせください。
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