仕事を辞めたいけど言えない……その理由と対処方法!
転職を決意していたり、労働環境の悪さに耐えられなくなったりして「仕事を辞めたい!」と思っていても、それを伝えるには少なからず精神力が必要です。中には「仕事を辞めたいけど言えない……」と悩んでいる人も居るのではないでしょうか。
この記事では、辞めたいことを言えない理由や適切な対処方法を紹介します。この記事で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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仕事を辞めたいのに言えない!理由5選
自分の中では「仕事を辞める!」と決めていても、勤務先や家族に言い出せない……。この状態に陥ることには、どういった背景があるのでしょうか。代表的な理由を見ていきましょう。
上司の反応が怖い
退職の意思を告げた時、「上司がどのような反応をするだろうか……。」と考える人は多いでしょう。
ふだんから高圧的な態度の上司になじられる、良好な関係を築いている上司に悲しまれる。また、しつこく引き止められたり、取り合ってもらえなかったりするかもしれないなどと考えると、不安になりがちです。
家族の反応が怖い
仕事を辞めることは家族にも言わなければなりません。
パートナーから今後の収入を心配されたり、親からは「もうちょっと頑張りなさい!」と叱られたりして、理解を得られないのではないか?と心配になりますよね。
勤務先に退職したい旨を告げるよりも、家族の反応に不安がある人もいるのでは。
職場に迷惑をかける懸念
「常に人手不足の職場で自分が辞めた後が心配」「自分の業務を引継ぐ人がいない」「辞める人が多く、自分も辞めるとは言えない」
このように、職場のことを考えて「辞めたい」と言い出せないのもよくあることです。責任感が強く、仕事に対して真摯な気持ちを持っている人ほど陥りやすいパターンではないでしょうか。
退職日までの日々が不安
退職する旨を伝えてから、退職するまでの日々が不安で言い出せない人もいます。
見せしめのようにパワハラが激しくなったり、同僚たちと気まずくなったりという懸念があると「辞めます」と伝える勇気は湧いてこないのではないでしょうか。
辞めた後の生活が心配
「仕事を辞める」ということは、その後の生活を一変させることです。次の仕事がすぐに見つかるとは限らず、生活に困窮するリスクもあり、退職の意思を伝える勇気を持てないケースもあるでしょう。
また、「とにかく今の仕事を辞めたい!」と思っていても、次にやりたい仕事が思いつかず「この先どうすれば良いのか……」と悩んでいるパターンも。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
仕事を辞めたいのに言えない時の対処方法7選
「辞めたい……」とモヤモヤしながら今の仕事を続けることはリスクです。
モチベーションが低い状態で仕事にあたっても、成果を残したり高いスキルを身につけたりといったことは難しいでしょう。また、転職市場における価値も、年齢を重ねるごとに下がりがち。
辞めたいと言えない時の対処方法を把握しましょう。
転職先を決める
在職中に転職先を決めることは、極めて有効な手段です。次の仕事が決まっているため退職の意思を伝えざるを得なくなるため「言いたいけど勇気が出ない……」という状態には陥りません。
また、辞めた後の生活を心配する必要がない点や、引き止められてもきっぱり断りやすい点もメリット。
以下の記事では、在職中の転職活動について詳しく解説しています。併せてご参照ください。
個人的な事情・ポジティブな理由を伝える
仕事を辞めたい理由が、勤務先への不平・不満であっても面と向かっては言いにくいはずです。正直に打ち明けようとして気苦労するよりも、個人的な事情やポジティブな理由を方便にしましょう。
また、不平・不満をそのまま伝えると、むだに反感を買ったり引き止められたりする原因になるため、言わない方が得です。
退職理由の伝え方については、以下の記事も参考にしてください。
伝える相手を見極める
退職の意思を伝える相手は、直属の上司が正解です。しかし、直属の上司との関係がこじれていたり、話そうとしても取り合ってくれなかったりする場合は、別の信頼できる上司に伝えましょう。
「まずは直属の上司に伝える」ということは、あくまでも原則。そこにこだわって言えなくなるくらいなら、話しやすい上司に話した方が賢明ではないでしょうか。
伝える内容を決めて練習する
「緊張して話せなくなりそう」「うまく伝えられるか不安……」という人は、内容をまとめた原稿を作り、話す練習をすることがおすすめです。
引き止められたときの受け答えなどもシミュレーションしておくと良いでしょう。
家族には今後の展望も話す
仕事を辞めたい旨を家族に打ち明ける際には、今後の展望も話しましょう。辞めた後にどうしたいのかを共有すれば、理解を得やすいのではないでしょうか。
また、在職中に転職先を決めることは、家族の安心にもつながります。よく話し合ってくださいね。
ドライに割り切ると決める
職場に迷惑をかけることや、退職日までの気まずさはドライに割り切ることも必要です。
人手不足や後釜が見つからないことは会社の責任であり、辞める人が気にすることではありません。また、退職日までの気まずさもせいぜい1.2カ月のこと。それよりも自分のやりたいことや未来が重要ではないでしょうか。
ハラスメントの被害が激しくなった場合は、残る社員のためにもしかるべき窓口に通報することをおすすめします。
周囲への配慮を忘れない
退職を決めたからといって仕事を適当にしたり、嬉しそうな態度で転職する旨を吹聴したりしないように心がけましょう。こうした配慮を忘れなければ、退職日まで気持ち良く働ける可能性が高まります。
また、辞めることを把握してもらう必要がない人には、退職日ギリギリまで知らせない方が良いかもしれません。
退職に関する悩み事は転職エージェントへの相談もおすすめ!
「仕事を辞めたいけど言えない……」と悩んでいるのであれば、まず退職の意思を固めることに注力しましょう。人によって不安材料はさまざまですが、「絶対に辞める!」と決心すれば、それにふさわしい行動が取れるはずです。
また、退職や転職に関する悩み事は、転職エージェントへの相談もおすすめ。新たな職場に入社するまでしっかりサポートしてくれるので、円満退職のためのアドバイスにも期待できるでしょう。
ホテル・旅館への転職に関しては、おもてなしHRが力になります。