平郡島ってどんなところ?
平郡島は、架橋されていない島としては山口県最大の面積を誇ります。
平郡島の集落は西と東に分かれ、フェリーはそれぞれの港へ寄港します。
平坦地の少ない島で、北側の公道で二つの集落をつなぎ、南側には細い農道、中央部の深山には手つかずの自然が残っています。
平郡島は、どこか懐かしい風景とあたたかい人々の笑顔と挨拶が飛び交う、穏やかな島です。
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平郡島の暮らし
平郡島の暮らしについてご紹介します。
平郡島へのアクセス
島へのアクセスは、フェリーを利用します。
柳井市柳井港から1日2便フェリーが出ており、柳井港から平郡西港は1時間、柳井港から平郡東港までは1時間40分ほどかかります。
平郡島の平郡西と平郡東の集落は遠く、歩ける距離ではないため、集落の移動には車が必要です。
<首都圏からのアクセス>
羽田空港⇒岩国錦帯橋空港:飛行機(約1時間40分)
岩国錦帯橋空港⇒岩国駅:バス(約12分)
岩国駅⇒柳井港駅:JR山陽本線(約30分)
柳井港駅⇒柳井港:徒歩(約2分)
柳井港⇒平郡西港:フェリー(約1時間)
柳井港⇒平郡東港:フェリー(約1時間40分)
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平郡島の気候
平郡島の年間日照時間は、全国でもトップクラスと言われているそうです。
一年を通して穏やかな気候ですが、まれに積雪もあります。
平郡島の行事
平郡島で行われる行事やイベントをご紹介します。
5月は子どもから大人まで参加できる平郡東地区運動会が開催され、7月には赤い石が御神体の赤石神社で赤石まつり、8月は盆踊りがあります。
お盆の時期になると平郡島は多くの帰省客や観光客で賑わい、盆踊りには島民だけでなく観光客の参加も可能です。
また、11月になると菊の花や島の工芸品を展示した文化祭が行われるので、芸術の秋を感じられるでしょう。
そのほかにも、大自然に囲まれた島を巡るウォーキングイベントなども開催されています。
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平郡島の魅力とは?
あまり聞き馴染みのない平郡島には、どんな観光スポットや名物があるのでしょうか。
ここでは、平郡島の魅力に迫ってみましょう。
大嶽
大嶽(おおだけ)は、平郡東地区の背後の山頂付近にそびえたつ巨大な立岩です。
大嶽の頂上まで登る山道があり、そこから眺める瀬戸内の景色は絶景で、特に夕陽は見るものを虜にします。
五十谷三島
五十谷三島(いやみしま)は、島の南東端に3つの小島が連なる景勝地です。
五十谷(いや)には、厳島の宮島様がこの地へ安住したいと島の周囲を計ったところ、わずかに長さが不足していたため、「ここはいやいや」と現在の宮島へ移ったとの言い伝えがあります。
五十谷島には海水浴場や牧場があり、特に夏場は賑やかです。
蛇の池
蛇の池は、島の北西端にある淡水の池です。
海のすぐそばにあるのにもかかわらず淡水であることから、島民の間では「神水」として大切にされています。
蛇の池には、釈迦如来の使者といわれる大蛇が池の主で、源平合戦のころに美女に姿を変えて島に移り住んだという伝説があるようです。
集落の石垣
平郡島の集落の住宅は、丸みをおびた石を使用した石垣で囲まれています。
強い海風を防ぐためには頑丈な石垣が必要で、島民の生活を守ってくれているのでしょう。
釣りの穴場
平郡島は平地が少ない地形ですが、漁業が盛んだと言われています。
周辺の海には絶好の釣りポイントが多く、遠方から釣りにやってくる人もいるそうです。
島の猫たち
平郡島の西エリアには、「ホームレス0番地」という簡易小屋があります。
そこは、野良猫の集まるスポットとして有名なので、猫好きな方にはたまらないかもしれませんね。
島の特産品
平郡島の名物は、タコやみかんです。
そのほかにも、石積み畑で育てたさつま芋で作られた焼酎やひじき、カーネーションなども有名です。
平郡島の移住支援について見てみよう
平郡島では、移住を考えている方に向けて、住宅面の手厚いサポート体制を整えています。
「子育て世代空き家購入補助金」は、空き家バンクに登録されている住居の購入費として空き家購入金額の1/2(最大50万円)が助成されるというもの。
加えて、改修した空き家に3年以上住む見込みがある方には、「空き家改修補助金」として改修費用の2/3(最大90万円)を、「空き家残存家財等補助金」として家財処分費などの1/2(最大15万円)を補助してくれることもあるようです。
参考文献:平郡島/移住のご案内
平郡島で穏やかな移住ライフを!
昔ながらの町並みや手付かずの自然が残る平郡島は、島の人々は気さくで親切、特産品の食べ物は絶品です。
移住先を考えたとき、山か海で迷われる方も多いと思いますが、平郡島はその両方を叶えてくれる場所でもあります。
移住先を平郡島にすれば、ゆっくり流れる時間を存分に味わい、充実した移住生活を送ることができるでしょう。