野山と市街地のバランスが良い！埼玉県飯能市の移住支援制度とは？

埼玉県の飯能市は、市の面積の70％が野山という自然豊かな地域です。その一方で東京へのアクセスが良く、生活に必要な施設がそろっているなど利便性が高く、移住先として注目を集めています。この記事では、飯能市で暮らすメリット・デメリットと、移住や生活の支援制度について解説します。移住先選びの参考として役立ててくださいね。

飯能市での暮らしの魅力！

埼玉県の飯能市は、県庁所在地のさいたま市や新幹線の駅がある大宮市に比べると、知名度は低いかもしれません。

しかし、飯能市は表玄関の街とは一味違った生活の魅力を持っています。

子育て世代の移住先としても人気のある地域ですが、もし飯能市に移住したらどのような毎日が待っているのでしょうか。

ここでは、飯能市で暮らすメリットについて見ていきましょう。

東京へのアクセスが便利

東京を中心に地図を見ると、飯能市はさいたま市に比べて奥まった場所に位置していることが分かります。

「これでは都内への通勤・通学は無理なのでは？」と思うのではないでしょうか。

しかし、飯能駅は西武池袋線の始発駅なので、急行電車に乗れば45分〜50分程度で池袋に到着するなど、飯能市から東京へのアクセスは非常に便利なのです。

また、西武池袋線は比較的混雑率の低い路線と言われています。

そのため、始発駅から座って乗り、快適な通勤・通学ができるのではないでしょうか。

車で出かける場合も、飯能市と日高市の境目に位置する狭山日高インターチェンジから高速道路に乗れます。

生活に必要な施設が勢ぞろい

飯能市は、市の面積の70％が野山なので、緑に囲まれた暮らしという点では素晴らしいものになるはずですが、生活の不便さが気になるところですよね。

その点、飯能市は学校や病院などの他、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ホームセンターもそろっています。

週末のまとめ買いなどをしなくても、都市部と変わらない生活ができるでしょう。

また、隣の入間市には大型の商業施設もあるので、敷地面積の広い大型店舗が近くにある安心感は、地方暮らしならではの特権ではないでしょうか。

子どもの遊び場が豊富

飯能市は人気キャラクター「ムーミン」との縁が深い土地です。

市内にはムーミンのテーマパークやムーミンを題材にした公園があり、ファミリー層でにぎわいを見せています。

また、豊かな自然をいかした公園やアスレチック、川遊びやバーベキューができる河原など子どもの遊び場が盛りだくさんなので、子どもたちがのびのびと育つ環境と言えるでしょう。

飯能市への移住の注意ポイント！

飯能市は野山の緑に囲まれながらも、便利に暮らせる場所だと把握できたのではないでしょうか。

その反面、飯能市で暮らすうえでのデメリットについても、きちんと理解しておく必要があります。

ここでは、飯能市へ移住する際の注意ポイントを詳しく解説するので、チェックしてみてくださいね。

花粉の量が多い

前述のとおり、飯能市の面積の70%が野山であるため、多くのスギやヒノキが生えています。

そのため、春先になると花粉が大量に飛散し、住宅地からほど近い山から煙のように花粉が舞い上がり、花粉症の人を苦しめるのです。

また、花粉によって車や洗濯物が汚れるといった被害もあるので、花粉の季節をどうやって乗り切るかということを念頭に起きながら、生活する必要があるのではないでしょうか。

若者が楽しめる場所が少ない

子どもの遊び場が多い飯能市は、ファミリー層にとっては理想的な環境でしょう。

しかしその一方で、若者が楽しめる場所が少ないようです。

カラオケやボウリングといった施設は点在していますが、「もっと遊びたい！」「はやりのスイーツが食べたい！」といった時には、東京まで行かないと満足できないかもしれません。

▼後悔しない移住先選びのポイント・準備期間の目安はこちら

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土砂災害の危険がある

飯能市は野山が多い分、土砂災害も多い地域です。

土砂災害のハザードマップを見てみると、市街地の一部も特別警戒区域や警戒区域になっていることが分かります。

移住後に住む場所を選ぶ際には、ハザードマップを確認して安全な場所を選びましょう。

参考文献：飯能市／土砂災害ハザードマップについて

飯能市の移住支援制度とは？

飯能市に住むメリット・デメリットを理解し、いよいよ本格的に移住について考え始める方もいるのではないでしょうか。

この項目では、飯能市の支援制度について、移住者向けのものも含めて3つ紹介するので、今後のヒントとしてお役立てください。（2023年9月時点）

暮らし

田舎に移住して農業をやりたい！という夢を持つ人は多いでしょう。

しかし、農業は未経験から始めてすぐに成功できるものではありませんよね。

飯能市ではそれぞれのライフスタイルに合った農業を楽しむ生活「半農ライフ」を提案しています。

地域の農業を体験できるエコツアーや家庭菜園、市民農園のほか、農地を使った本格的な農業をバックアップする体制を整えています。

農業の知識がなくても、農業普及員による指導を受けられるので安心です。

飯能市で暮らせば、東京で会社員などの仕事をしつつ、農業にチャレンジできることも。

「田舎で農業」の夢に、地に足を付けてチャレンジできるのは、飯能市ならではの利点ではないでしょうか。

参考文献：半農ライフについて/農のある暮らし飯能住まい

移住支援金

埼玉県飯能市の移住支援金は、移住する直前の10年間のうち、通算5年以上東京23区に在住、もしくは東京圏から東京23区まで通勤していた方を対象に、就業・テレワークなどに関する要件を満たせば、世帯に対して最大100万円、単身者に最大60万円支給しています。

また、2023年4月1日以降に世帯員と一緒に移住してきた、18歳未満の方1人につき100万円を加算することも。

ただ、2023年度の申請受付は終了しているので、移住を検討している方は早めに行動した方がいいと言えるでしょう。

参考文献：飯能市移住支援金のご案内

住まい

飯能市は、住まいに関する移住支援も整えて、移住者の新生活をサポートしています。

飯能住まい事業補助金は、「飯能住まい」という制度を利用して住宅を建築すると、基本補助金10万円・補助上限額100万円が助成されます。

また、空き家バンクにも対応しているので、コストを抑えて既存の物件を利活用したいという方にもぴったりではないでしょうか。

これらの制度に興味のある方は、下記のホームページから確認してみてください。

参考文献：飯能市／飯能住まい事業補助金について

参考文献：飯能市／空き家バンク

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