ユニークな採用手法に注目が集まる!
昨今の日本では、売り手市場が続いています。新卒・中途採用ともに採用競争が激化する中、ユニークな採用手法を用いる企業も増えてきました。
ユニークな採用手法を用いることができれば、求職者から注目が集まり、応募者増にも期待が持てることでしょう。また、企画力が優れていれば、企業規模問わず注目が集まりますので、企業ブランディングにも繋がります。
人材難に陥る前に、ぜひユニークな採用手法を取り入れることを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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ユニーク採用をするメリット
ユニークな採用手法を取り入れることで、企業は様々なメリットを享受することができます。ユニーク採用が企業にもたらすメリットをみていきましょう。
業界への興味が薄くても応募が見込める
ユニークな採用手法を取る企業を見つけた求職者は、まずは採用手法に興味を抱きます。そして後に、興味の対象は面白い求人を出している企業・業界へと映ります。
そのため、求職活動の始めには興味が無かった業界であっても、求人情報を見て興味を抱いた求職者であれば、応募に繋がるという可能性も高まることでしょう。
企業の名が知れ渡る
ユニークな採用手法は、メディアで取り上げられることも多いはずです。また、求人情報を見つけ面白いと感じた求職者は、採用情報をSNSで拡散するということもあるでしょう。
ユニークな採用手法を用いて採用活動を行う企業は、大手企業が中心となっていますが、中には中小企業も存在します。よって、企画力が優れていれば、企業の認知度向上やブランディングにも一役買ってくれるはずです。
複数名での応募の可能性がある
企業によっては、グループワークを前提とした新卒向けのユニーク採用を行っているということもあるようです。
テーブルゲームなどゲーム性を持たせた採用手法であれば、友人と共に参加をするという学生も少なくないはずです。ひいては、応募者の母集団形成にも期待が持てます。
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ユニークな採用手法:新卒採用
ユニークな採用手法は、具体的にどのようなものを指すのでしょうか。注目が集まった新卒採用の5つのユニークな採用手法をご紹介します。
卒制・卒論採用
大学生であれば、卒業制作や卒業論文は誰しもが通る道であるはずです。この卒業制作・卒業論文に加え、簡単な内容をフォーマットに入力・送付をするだけで選考が行われ、内定を出すという企業もあるようです。
卒業制作や卒業論文に熱を上げすぎ、就職活動がままならなかったという人にとって、魅力的な採用手法と言えるでしょう。企業としてもクリエイティブな発想ができる人材を採用できる可能性が高まるため、両者にとってメリットがあると言えます。
留年採用
留年と聞くと、どこかマイナスなイメージを持ってしまうという方も多いはずですが、とある企業はこの留年を「何かに夢中になってしまった結果」だとポジティブに捉え、留年経験がある学生の採用を進めています。
なお、内定となった学生は物事に熱心に取り組む、ユニークな顔ぶればかりだそうです。方向性は違えど、ブレない軸を持った人物の採用を進めたかったという同社に適したユニークな採用手法ですよね。
大学1年生採用
新卒採用は、卒業する前年に全国一斉に解禁されることで知られていますが、大手ファッションブランド企業をはじめ、ちらほらと導入が増えているのは大学1年生・2年生であっても内々定を獲得できるという「大学1年生採用」です。
卒業後の進路が明確になっている学生であれば、早いうちに内々定をもらうに越したことはありません。ただし、就活解禁前の採用活動ということ、また学業に支障が出る可能性があるという批判も集まっているようですので、導入の際は注意が必要です。
1日完結型採用
新卒採用は、多くの企業が会社説明会・ESでの選考・面接選考などの採用フローを経て、内定を出すことでしょう。しかし、大都会に住む学生ならまだしも、地方から都市部への就職活動を行う学生にとっては移動時間や交通費も馬鹿になりません。
そんな学生の負担を軽減するために、会社説明会から最終面接までを1日で完結させるという採用手法を取り入れた企業もあるようです。
当初は応募が集まるか不安だったものの、想定以上の学生が集まり無事入社にも繋がったようです。両者の負の解消に繋がる、ユニークな採用手法ですよね。
麻雀採用
風変りなユニーク採用としてご紹介するのは、麻雀を採用選考に取り入れた企業です。頭脳スポーツとも呼ばれる麻雀のスキルはビジネスに通じるものがあると考えたこの企業では、プロの雀士と戦うこともできる麻雀採用を取り入れています。
イベント後の懇親会で麻雀を語らいながら企業・社員理解が深めることができる、上位入賞者は面接のフリーパスが配られるなど、遊び心のあるこの採用手法は、麻雀自体に興味があるという学生をはじめ、例年注目が集まるユニークな採用となっています。
ユニークな採用手法:中途採用
ユニークな採用手法は、新卒採用のみならず中途採用でも用いられています。新卒採用と同様に、中途採用で用いられている5つのユニークな採用手法をご紹介します。
複業採用
働き方改革の一環として行われたモデル就業規則の一部規定削除により、2018年から実質的に副業が解禁されたことで、以前よりも副業を身近に感じるようになったと感じる方も多いはずです。
ダイバーシティが叫ばれる今、複数の仕事、つまり複業にも柔軟に向き合っていこうと考えたとある企業では、複業採用を取り入れるようになりました。
雇用形態・勤務時間・給与・休日なども全て相談のうえで決定される複業採用は、これからの働き方を牽引する採用手法になるかもしれません。
体験入社
採用選考中に体験入社ができるというステップを組み込んだ企業もあります。配属予定のオフィスの雰囲気がわかる、業務内容が目に見えるということなどにより、納得感の強い入社に繋げているというユニークな採用手法です。
転職活動において、求職者は表向きの情報しか探すことができません。企業風土までを見極めるのは非常に困難です。しかし、一度体感をすれば雰囲気を感じ取ることができるでしょう。雇用のミスマッチに悩みを抱える企業は、この採用手法を取り入れてみるのも良いかもしれません。
オンライン完結型採用
コロナウイルスの影響もあり、リモートワークが世界中から注目を集める中、流行よりも一足先に、全ての選考をオンライン上で完結させるという採用手法を取り入れた企業もあります。
エンジニアという専門性が高い職種の採用活動で用いられたこの手法は、居住地を問わず選考ができる、事前に技術力を測定できる、採用スピードが上がるなどのメリットがあり、注目が集まりました。今後もますます注目が集まるユニークな採用手法でしょう。
経歴詐称採用
多数のユニーク採用を打ち出し続けるとある企業では、エイプリルフール限定で経歴詐称のエントリーを受け付けました。
詐称した経歴のエントリーシートで実際の書類選考を行うというこの危なっかしい採用に、3,000名以上の応募が殺到したことで、様々なメディアからも注目が集まり話題となりました。入社に至った社員もいるというのであるから驚きですよね。
採用辞退ボーナス
アメリカ企業の間で話題になっているのが、入社後の約1カ月の研修期間内に入社を辞退した方に対し、日本円にしておよそ20万円程度のボーナスを渡し退職をしてもらうという制度です。とある大手外資系企業では、実際に取り入れられています。
入社辞退者に退職金を渡す理由は、方向性が異なる方の退職を促進したいという考えが根底にあります。違和感を感じながらも安定を求めずるずると働き続けられるよりも、一定の退職金を渡す方が、後腐れの無い退職に繋がると考えたのです。
採用手法とは異なりますが、企業文化を守るためにも取られているユニークな事例と言えるでしょう。
ユニーク採用をする前の心構え
企業の名が知れる、応募者増に期待が持てるとされるユニーク採用ですが、成功は一筋縄ではいきません。ユニーク採用を進める前に、覚えておきたい心構えを3点ご紹介します。
自社を徹底的に掘り下げる
様々なユニーク採用をご紹介してきましたが、それぞれの企業はどのような人物を採用したいか、どのような企業成長をしていきたいかというビジョンを明確に定めたうえで、自社に適した採用手法を用いています。
ビジョンが明確でないままに進めてしまえば、単に応募者が増えるだけで採用に繋がらなかったり、求職者が入社後に大きなギャップを感じ、早期退職の道を選んでしまうという可能性もなきにしもあらずです。
ですから「面白い!」というアイデアのみで動き出すのは、少々危険と言えるでしょう。ユニーク採用を導入する前には必ず、徹底的に自社の掘り下げを行うということを忘れないようにしてくださいね。
記念受験をする応募者がいることを理解する
企画が面白ければ、応募者は増えます。しかし、中には「ユニーク採用を受けた」という経験が欲しいだけで、実際には入社意欲はほぼ無いという応募者も少なからずいるはずです。
このような応募者が増えるということを見込んだ採用計画を行わなければ、負担が増え元も子もない状態になってしまいますので注意してください。
採用マーケティングを戦略的に行う
求職者がユニークな採用を知るきっかけは、求人広告やSNSが主たるものでしょう。ふと目にした求人に興味を抱かせることができれば、応募に繋げることができます。
しかし、この周知活動を自社のみで完結するのは困難を極めます。キャッチコピー・写真・映像・ライティングなど、求職者の目を引く表現方法を取る必要があるからです。加えて、求める人物像に焦点を絞り、広告を出現させることにはマーケティングの観点が欠かせません。
練りに練ったユニーク採用であっても、戦略的なマーケティングを行えなければ求職者の元に届きませんので、ユニーク採用を開始する際には戦略的な採用マーケティングが必要不可欠ということを覚えておきましょう。
宿泊業ではどんなユニーク採用が良い?
ホテル・旅館などの宿泊業者がユニーク採用で求職者の目を引きたいと考えた時におすすめなのは、体験型の採用手法を取り入れることでしょう。
宿泊業界は、接客業の花形としても呼び名の高い業界ですが、実際に働くとなれば意外にも地道な裏方作業も多いものですよね。
一度体験をしてもらうことで求職者自身でも見えてくるものがあるはずですし、入社後のギャップを軽減することにも繋がるはずですので、お客様の個人情報の取り扱いに充分注意を払い、体験型の採用手法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
ユニーク採用で応募者増に勢いをつけよう!
ユニーク採用で一度注目を集めた企業は、採用手法を取り入れた以降の年でも「採用に前向きな企業」として求職者間で話題となるものです。そのため、人材不足に悩みを抱える企業であれば、試してみる価値はあるでしょう。
ただし、ユニーク採用を進めるのは容易ではないということは忘れてはなりません。必要に応じプロの手を借り、自社にぴったりのユニーク採用を見つけてみてくださいね。
また、ユニーク採用に重要なのはその採用手法の周知活動です。自社ホームページのみでは求職者の目に留まらないということも多いでしょうから、求人サイトなどを賢く利用する必要があるでしょう。
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