応募したくなる求人票の書き方とは？

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人材を募集する際に作成する求人票は、求職者が企業に興味を持つかどうかを左右する重要なものです。

求人票はただ、業務の内容や労働条件を記載すれば良いわけではなく、求職者が「この企業で働きたい！」と思えるものにする必要があるのですね。

求職者が応募したくなる求人票とは、どのような求人票なのでしょうか。必ず書かなければならない項目や書いてはいけないNGポイント、企業の魅力をアピールするコツを解説します。

求人票の書き方：記載が必須な項目

ハローワークに掲載する求人票は、フォーマットが決まっています。また、インターネットなどの求人媒体も決まったフォーマットが用意されていることが多いので、書くべき内容で悩むことは無いでしょう。

しかし、学校の掲示板に貼りだしてもらう求人票など、決まった形式が無い求人票もあります。必須項目を把握して、漏れの無い求人票を作成しましょう。

求人票の必須項目は次の通りです。平成29年の改正で、追加された項目があるので忘れずに。※印の項目が追加されたものです。

• • 業務内容
  • 契約期間
  • 試用期間※

• • 就業場所
  • 就業時間
  • 休憩時間

• • 休日
  • 時間外労働
    （裁量労働制を採用している場合はその旨も記載※）
  • 賃金
    （いわゆる固定残業代を採用している場合はその旨も記載※）

• • 加入保険
  • 募集者の氏名又は名称※
  • 派遣労働として雇用する場合はその旨を記載※

厚生労働省が具体的な記載例を公開しているので、以下のページを参考に作成すると良いでしょう。

参照：求人票の必須項目について/厚生労働省

求人票の書き方：記載してはいけないNG表現

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求人票には、記載してはいけないNG表現があります。どのような表現が該当するのかチェックして、使わないように気を付けましょう。

性別を制限する表現

「ウェイトレス」「男性向けのお仕事です」「セールスレディ」「男性〇名女性〇名募集」など、性別を制限する表現はNGです。

ただし、女優・男優、巫女や警備員の募集など性別を指定するのに合理的な理由がある場合や、職場の男女格差を無くすための取り組みであれば、認められています。

年齢を制限する表現

「35歳以下」「20代歓迎」「30代が主役の職場です」など、年齢を制限する表現はNGです。求人に年齢の制限を設けることは、原則として認めらていないことなので注意しましょう。

ただし、性別と同様に年齢を制限することに合理的な理由があればOK。例えば「長期のキャリア形成のため」「業務の習熟に一定年数が必要なため」などです。また、「高齢者の雇用促進施策」として60歳以上の人材を募集するといったことも認められています。

また、「25歳以上」というように、下限を設定することはできません。

実態と異なる条件

人材確保の競争が激しい現代では、求職者を集めるためには他の企業と比べて、少しでも良い労働条件を提示する必要があるでしょう。しかし、故意に実態と異なる良い条件を求人票に記載し、求職者を騙して人材を集めることはやってはいけません。

ハローワークに求人票と実態が違う！と苦情を出されたり、企業の評判を落とすことに繋がります。そればかりではなく、懲役6ヵ月以下または30万円以下の罰金に処されることもあり得ます。

求人票はきちんと実態に基づいて書きましょう。

参照：年齢制限する表現について/厚生労働省

求職者の目を惹く！求人票の書き方のコツ

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必須項目とNG表現は、求人票を書く上で最低限守らなければならないポイントです。それらをふまえて、どんな求人票が求職者の目を惹くのかを考えていきましょう。

求職者の目線に立って書く

文章を書くときは、読み手のことを考えて書く必要がありますよね。それは求人票でも同様です。求職者がどんなことを知りたがっているのかを念頭に置きましょう。

欲しい人材をイメージし、その人の目線に立って欲しい情報を考えてみてください。アパレルショップならおしゃれな人、営業職なら数字を追うことが好きな人といった「ペルソナ設定」を行い。その人に向けてメッセージを発信するつもりで書いてください。

業務内容は具体的に！

業務内容の欄に「事務員」「販売員」「ホテルのフロント」と書かれていても、実際にどのような仕事をするのかイメージが沸いてこないですよね。

業務内容は、求職者が「自分が働いている姿」を想像できるくらいに、具体的に書くことが重要です。

• • • 「事務員として会計ソフトの入力や支払業務、伝票作成を担当していだだきます」
    • 「ホテルのフロントでチェックイン・チェックアウト業務や電話予約の応対」

など詳細に説明しましょう。

待遇・労働条件を明確に

待遇・労働条件は就職先を決める上で非常に重要な要素です。求人票でこの部分が不明瞭だと、求職者に不安を与えたり、雇い入れた後にトラブルに発展する恐れがあります。

残業は月に何時間くらいなのか、どのような福利厚生があるのかなどを詳しく説明し、透明性を持たせましょう。

キャッチコピーで魅力をアピール

業務内容や事業内容を端的に書くだけでなく、キャッチコピーを効果的に使いましょう。目立つところに「老舗ホテルで接客スキルを磨こう！」「おいしいまかないが付いてます」といった、企業の魅力をアピールする一言を記載してください。

また「社員の7割が未経験からのスタートです」「6割の社員が勤続5年以上、働きやすい職場です」という風に、数字を使うのも有効です。数字で根拠を示すことで説得力が生まれます。

応募したくなる求人票の書き方を意識しよう！

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応募したくなる求人票とは、業務内容や労働条件が具体的に分かり、企業の魅力が伝わる求人票です。応募前に不安を抱くこと無く「この企業の一員になりたい！」と思ってもらえる書き方を意識して作成しましょう。

また、求人票は掲載する媒体も重要です。業界に興味を持つ求職者の目に触れやすいものを選んでください。おもてなしHRは、宿泊業に特化した採用支援サービスです。日本全国の規模で、求人票の掲載を受け付けています。

人材紹介サービスも行っていますので、ホテル・旅館の採用活動にぜひご活用ください。