外国人採用の求人を出したい!
昨今の日本では、生産年齢人口の減少により外国人労働者に注目が集まっています。
2020年2月に厚生労働省が発表によると、2019年10月末時点での外国人労働者数は約166万人、前年同期比+13.6%増加で過去最多人数という結果も出ているほど、日本で労働する外国人が増えているのです。
あなたの勤める企業でも、外国人の採用を検討していることでしょう。しかし、外国人採用の進め方がわからないという採用担当者も少なくないはずです。
外国人採用の求人を出すことができる場所、外国人に自社の魅力が伝わる求人の出し方をご紹介します。
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外国人採用の求人はどこで出せる?
外国人採用の求人が出せる場所は、日本人採用とさほど変わりはありません。どのような場所で外国人採用の求人を出すことができるのかをみていきましょう。
日本人向けの就職・転職サイト
日本人向けの就職・転職サイトの中で「外国人歓迎」や、「外国人活躍中」というようなタグや文言が記されているのを見たことがあるという採用担当者も多いのではないでしょうか。
留学生や在日歴が長く日本語力に長けている外国人であれば、日本語で職探しを行うこともあるはずです。したがって、日本人向けの就職・転職サイトへ求人を出すというのが、最もハードルが低い外国人採用の求人募集方法でしょう。
外国人向けの就職・転職サイト
外国人の採用を本格的に行いたいという場合であれば、登録をいただきたいのが外国人向けの就職・転職サイトです。
「これから日本で働きたい」と考えている外国人や、「日本語を話すことはできても読み書きは不安」という外国人は、外国人向けの就職・転職サイトに訪れることが多いはずです。
外国人向けの就職・転職サイトであれば、漢字に振り仮名が振られたり、英語や母国語での表記が溢れているため、外国人にとって優しいWEBサイトになるため、応募増にも期待が持てるでしょう。
また、日本語能力が高い外国人であっても、日本人向けのWEBサイトを見たうえで外国人向けの就職・転職サイトを確認することもあるでしょう。
WEBサイトを回遊し、どちらにも掲載があれば「この企業は外国人の受け入れに積極的だ」と捉えてもらえ、応募意欲を高めるきっかけとなるかも知れません。
ハローワーク・外国人雇用サービスセンター
国内での外国人労働者の増加に対応するために、国で運営しているハローワークでも対策の動きが見られるようになりました。
「外国人雇用管理アドバイザー」という、外国人採用に特化したアドバイザーは全国のハローワーク内に、また東京・大阪・愛知・福岡では「外国人雇用サービスセンター」という外国人の就職を支援することを目的とした施設が設置されています。
両施設とも、日本人向けの求人同様、外国人向けの求人を無料で掲載することができ、相談も無料で行うことができます。
外国人採用は、日本人採用よりも必要書類や段取りも煩雑になりますので、これから外国人採用を始めるという企業であれば、一度相談に訪れてもよいかも知れません。
自社のWEBサイト
本格的に外国人採用を進めたいと考える企業であれば、外国人向けのリクルートページを自社WEBサイトに用意しましょう。
求人サイトなどの求人情報のみでは、自社の魅力を伝えきれないということもあるはずです。リクルートページが用意されていれば、外国人も安心して応募を行うことができます。
ただし、自社WEBサイトの外国語対応がなされていない場合には、外国人が企業WEBサイトに辿り着くということは難しくなりますので、リクルートページのみの用意では不十分ということを覚えておいてくださいね。
店頭での貼り紙
お店を持つ企業であれば、真っ先に思い浮かぶのは店頭での貼り紙ですよね。
自店舗ももちろんそうですが、外国人が多く集まるバーなどの飲食店でも、お願いをすれば掲示をさせてもらえる場合があります。
貼り紙を掲示すること自体にコストはかからず、求人用のポスター作成経費もごく僅かで済みますので、店舗を持つ企業や、企業の周辺地域の外国人にアピールしたいという場合には、店頭での貼り紙で求人募集を行うのもよいでしょう。
大学・専門学校の掲示板
留学生のアピールに有効なのは、大学や専門学校の掲示板です。新卒採用やアルバイトの募集をメインに、求人募集をすることが可能です。
掲示板の利用率は大学や専門学校によりますが、広く採用支援を行っているという大学や専門学校であれば、掲示を快諾してくれることでしょう。
掲示に料金はかからないはずですので、求人を掲示したいという場合には、大学のキャリアセンターや学生課に問い合わせてみてください。
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外国人の採用求人のポイント1:表記言語は「英語」
前項までで外国人採用の求人募集ができる場所をご紹介しましたが、外国人採用の求人は、日本人向けの求人とは異なる作成のポイントがあります。外国人採用向けの求人作成のポイントを3つご紹介します。
外国人採用の求人を作成するうえで重要となる1つ目のポイントは、表記を「英語」にするということです。
「日本で働きたいのであれば、日本語でも問題ないのでは?」と考える採用担当者もいるはずですが、これは少々乱暴な考え方かも知れません。日本語は世界でも難しい言語とされているうえ、日本人でも理解できない人もいるような採用用語が飛び交うからです。
あなたが海外で仕事探しをしている場合に、外国語で「みなし残業」、「確定拠出年金」、「サバティカル制度」などの用語が求人に記載されていたら、どう感じるでしょうか。おそらく「よく分からないから応募しない」という感情を抱く方が大半のはずです。
ですので、外国人求職者に寄り添うためにも、第二言語としての利用率が最も高い「英語」での表記をおすすめします。
外国人の採用求人のポイント2:「給与」と「求める人物像」
外国人採用の求人を作成するうえで重要となる2つ目のポイントは、「給与」と「求める人物像」をわかりやすく記載するということです。
外国から日本に出て、仕事を探しているという方の多くは、「給与が良い」職場で働きたいと考えています。そのため、給与が高いだけでも外国人求職者から魅力的に映ることでしょう。
とは言っても、業界を超えれば、他社ほどの給与が出せないという企業もあるはずです。その場合には、「求める人物像」をしっかりと明記してください。
外国人が求人を見る際、給与の次に重要視しているのが「この会社で自分はどう働けば良いか」ということです。業務内容に加え、求める人物像が具体的であればあるほど、自身にマッチしていると感じてもらえることが多いでしょう。
外国人の採用求人のポイント3:具体性
外国人採用の求人を作成するうえで重要となる3つ目のポイントは、日本人の求人以上に、具体性を持たせた求人を作成することです。
国内の求人に溢れている「元気のある方」や、「未経験者歓迎」という求める人物像は、外国人からすると、これだけを見てもどう働けば良いのかがわからないため、魅力的とは捉えられません。
人物像で言えば、「経験が少なくても、自部署を超えたミーティングの中で、活発に意見ができる方の応募を求めています。」など、極力具体的に記載をするのがおすすめです。
加えて「ミーティング内容をサービスに即座に反映する、開発チームのメンバーを募集しています。現メンバーは10人です。来期110%成長の達成を、アプリ開発を通して一緒に創りましょう。」など、外国人が働くイメージができるような求人を作成するように心がけましょう。
さらに強い印象を与えるためには、職場の写真を掲載することも有効です。求人内では、掲載が可能な限り写真を用いると、外国人はさらに働く姿がイメージができるようになり、応募者増にも期待が持てます。
ホテル・旅館の外国人採用求人で気を付けることは?
ホテル・旅館の外国人採用求人で気を付けて欲しいことは、自ホテル・自旅館の魅力づけです。
前述の通り、外国人労働者が最も気にしているのは「給与」です。しかし、宿泊業は全業界の中でも薄給であることが多く、給与面では他業界に対抗できないというホテル・旅館も多いはずです。
旅館であれば、日本愛が強い外国人の興味を惹くこともできるはずですが、魅力を上手く言語化できていないという旅館が多く見受けられます。またホテルであれば、海外のホテルとの魅力の差を見出すのが難しいということもあるでしょう。
自ホテル・自旅館ではどんな働き方ができ、働くことでどのようなスキルが身に付くか、どんな人材を求めどんな成長を描いているかを今一度整理し、求人票に具体性を持たせて反映させるようにしてくださいね。
外国人歓迎の求人を出して多くの外国人採用を!
外国人採用の求人は、日本人向けの採用求人を出す場面とさほど変わりはありません。しかし、求人の内容は日本人向け以上に、具体的であることが求められます。
回りくどい表現はNGです。共に働く外国人を想像し、より具体性を持たせた求人を作成するようにしてくださいね。
また、宿泊業であれば当サイト「おもてなしHR」でも求人を掲載することができます。外国人向けに特化はしていないものの、外国人歓迎の求人を出すことは可能です。外国人へ向けて具体的に記載をした求人に対し、興味を持つ日本人もいるかも知れません。
採用に関するご相談はもちろん無料ですので、気になる採用担当者はぜひお気軽にお問い合わせください。