宿泊業の中抜けシフトがきつい理由3選
宿泊業の中抜けシフトがきついと感じる理由として、代表的な例を紹介します。
睡眠不足になる
宿泊業の中抜けシフトは、前半の勤務が正午や午後の早い時間帯から17時前後までで、3〜5時間程度の休憩を挟むことが一般的。お客様のチェックアウトや清掃などが終わり、比較的余裕がある時間帯に休むのですね。
後半は20時から22時ごろまで働くことが多いため、ここで仮眠を取って体力を回復させたいところですが、すんなり眠れるとは限りません。昼寝ができない体質だったり、中途半端に眠ることでかえって体調が崩れたりするという方もいるでしょう。
また、何日も中抜けシフトが続く場合、夜間にしっかり眠れる時間が少なくなるため、疲れが蓄積されてきつさを感じることも。
拘束時間が長い
長い休憩時間があるとはいっても「体感的な拘束時間が長い」という方もいます。
また、休憩時間と後半業務のスタートの間には、移動や着替え、準備なども必要で、自由時間が削られます。そこまで加味して中抜け時間を設定している職場もあるようですが、時間を損した気分になるかもしれません。
気持ちが休まらない
中抜けシフトの休憩時間は気持ちが休まりにくいもの。
前半の仕事が終わっても解放時間がない、後半の仕事が気になってくつろげないといったことで「時間はたっぷりあっても休んだ気がしない!」という方もいるようです。
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中抜けシフトのきつさを軽減するには?
体力面でもメンタル面でもきつさを感じやすい中抜けシフトですが、うまく対処できれば「効率の良い働き方」といえるのではないでしょうか。
中抜けシフトのきつさを軽減するための、対処方法を見ていきましょう。
睡眠の質を高める工夫をする
短い時間でも、ぐっすり眠れば疲れは回復しやすいでしょう。中抜けシフトの仮眠では、質の良い寝具を使う、音楽を流す、アロマをたくなど、自分が眠りやすい環境を整えることがおすすめです。
また、休憩中は仕事について考えないように努めることも重要です。「休む時は休む!」ということを心がけ、メリハリをつけましょう。
メリットに着目する
一般的に「きつい!」といわれることが多い中抜けシフトですが、次のようなメリットもあります。
- 早朝・深夜の時間帯は割増賃金が発生する
- 体力に余裕があれば休憩時間に用事を済ませたり友達と遊んだりできる
- 1回の勤務が長い分、公休が多い
こうしたメリットと、きつさを比較してどちらが大きいか考えてみましょう。メリットに着目すれば、精神的な負担は軽くなるかもしれません。
職場と交渉する
中抜けシフトがきつく、働くことがつらくなっている場合は職場と交渉することもおすすめです。中抜けシフトの日数を減らしたり、連続して中抜けシフトにならないように調整したりできないか、権限のある方に相談してください。
状況によってはすぐの実現は困難かもしれませんが、従業員の働きやすさは職場にとって重大事項のはず。希望は伝えても良いでしょう。
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中抜けシフトがきつい場合は転職も検討しよう
中抜けシフトのきつさを軽減するための工夫をしたり、職場と交渉したりしても解決できない場合は、心身に不調をきたす前に転職を検討してみてください。
宿泊業でも、中抜けシフトがない職場や「月に〇回まで」といった規定を設けて負担を軽くしている職場もあります。
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