縁の下からホテルを支える役割として、購買課があります。
購買課はホテル運営に必要な備品・消耗品・食材などを購入し、適切に管理することが仕事。
ただ必要な品物をそろえれば良いということではなく、1円でも安く仕入れる交渉力や、品質を見抜く目利き力が求められます。
購買課の仕事について、詳しく見ていきましょう。
ホテルの購買課はどのような仕事をしているの?
ホテルの購買課は「用度」や「用度仕入」などと呼ばれることもあり、ホテル運営に必要な備品・資材などの購入や管理を担当します。具体的な業務内容を見てみましょう。
備品・資材の購入
購買課は、ホテルで使うあらゆるものを購入します。
例えばシャンプーやボディソープなどのアメニティやタオルなどのほか、従業員の制服や支給品の文房具といったものが挙げられます。
またレストランで使う食材や酒類の購入も、購買課が担当する場合があります。各部署と連携を取り、必要な物を把握することが大切なのですね。
備品・資材の検品
発注した品物が届いた後の検品作業も、購買課の仕事。
壊れているもの、傷んでいる食材などがないか、厳しい目でチェックします。
不具合のある備品・食材をお客様に提供してしまっては、一大事ですよね。ホテルの信用に関わる、非常に重要な仕事です。
備品・資材の管理
ホテル全体が円滑に業務を回すには、備品・資材の不足があってはなりません。
購買課は備品・資材の在庫数を把握し、適切に管理することも求められます。
足りなくなる前に注文することはもちろん、余らせないことも重要。ホテル運営にかかるコストを左右するポイントです。
ホテルの購買課スタッフに求められるスキルとは

bellatatar – stock.adobe.com
ホテルの購買課スタッフは、ただ売っているものを購入すれば良いという仕事ではありません。
購買業務を通して、ホテルに利益をもたらすことが求められるのです。購買課スタッフに必要なスキルを見ていきましょう。
交渉力
日々の業務で使うものは、安く購入するに越したことはありません。
1円でも低い価格で物資をまかない、ホテルのコスト削減に貢献することは、購買課スタッフの重要ミッションと言えるでしょう。
そのためには、取引先と上手に渡り合うだけの交渉力が必要です。
もったいない精神
購買に掛かるコストを最小限に抑えるためには、ムダな仕入れをしないことや、仕入れたものをフルに活用しようとする「もったいない精神」が必要です。
また、「だいたいこのくらい必要だろう」「自分のお金じゃないしちょっとくらいムダになってもいいや」といった丼ぶり勘定はNG。適切な仕入れをするためには、会計に関する知識も必要です。
語学力
海外から仕入れたほうが安上がりなものや、輸入しなければ手に入らない食材などもあります。
海外の販売事業者からものを購入するためには、語学力が必要。英語だけでなく、中国語や韓国語などのスキルは歓迎されます。
また、値下げ交渉ができるほどに語学スキルを高めれば、大いに活躍できるでしょう。
目利き力
お客様に提供するアメニティなどは、安いだけではNG。質の高い商品を見極めるための目が必要です。
例えば安くても質の低いシャンプーを提供し、お客様の髪がギシギシになったりすると、ホテルの評判が下がりかねません。
また、世間のニーズを読み取る力も重要です。世の中の動きや流行にもアンテナを張り、ベストなものを選ぶことが求められます。
品物に対する知識
購買課では、高級ワインや生鮮食品、デリケートな素材のリネン類なども扱います。
このような品々を適切に管理するためには、正しい知識が必要。
ホテルの備品・資材について詳しく知ろうとする好奇心は、購買課スタッフに欠かせない素質ではないでしょうか。
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ホテルの購買課スタッフはさまざまなスキルが求められる分、大きなやりがいのある仕事です。
ただし、接客スタッフに比べると求人件数は限られており、就業は狭き門かもしれません。
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