SGDsの達成には地方創生が不可欠!SGDsと地方創生の関連性を把握しよう

テレビなどでたびたび話題に上るSDGs。2030年までに世界を持続可能でより良いものにしていくための国際目標ですが、地方創生にも深いかかわりがあります。この記事では、SDGsと地方創生の関係や、SDGs未来都市・自治体SDGsモデル事業に選ばれた地域の取り組みなどを解説します。地域活性化の参考に役立ててくださいね。

目次

    地方創生とSDGsの関連を理解しよう!

    グリーン

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    SDGsとは2030年までに持続可能なよりよい世界にしていくための国際目標。17のゴール・169のターゲットで構成され、2030年までの達成が目指されています。

     

    日本国内においてSDGs達成のためのさまざまな動きがありますが、達成のためには地方創生の実現が必要不可欠です。SDGsと地方創生にはどのような関連性があるのかを見ていきましょう。

     

    なお、SDGsについては以下の記事で詳しく解説しています。併せてご参照ください。

     

     

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    SDGsのゴールと地方創生

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    SDGsのキーワードは「持続可能」。過疎地域や限界集落を活性化させ、持続可能な地域社会を作ることは大きな目標のひとつです。

     

    SDGsで掲げられる17のゴールのうち、地方創生と特に関連が深い項目を紹介します。

     

    SDGsのゴール4:質の高い教育をみんなに

    SDGsのゴールとして掲げられる「質の高い教育をみんなに」は、教育におけるジェンダー策差をなくすこと、多くの人に読み書き・計算を習得させることなど、日本においてはすでに達成できている項目もあります。

     

    そのため、スルーしがちな項目かもしれませんが、「障がいがあったり、弱い立場にいたりする子どもたちがあらゆるレベルの教育・職業訓練を受けられるようにする」など、SDGsの観点ではまだまだ改善すべき部分も見受けられます。

     

    また、子どもたちへの教育を重視していない自治体には子育て世帯が集まりにくく、過疎化が進む原因のひとつでもあるでしょう。地域活性化のためには、次世代を育てる質の高い教育が必要不可欠なのですね。

     

    SDGsのゴール8:働きがいも経済成長も

    労働に関する目標も、発展途上国だけの話ではありません。8つ目のゴールのターゲットには「働きがいのある人間らしい仕事を増やす」「地方の文化や産品を広める」「起業など新しいことを始めることを助ける政策を進める」といった項目が含まれます。

     

    これらはまさに、過疎地域・限界集落で着手すべき課題と言えるでしょう。また、「仕事も通学もせず職業訓練も受けていない若い人の数を大きく減らす」というターゲットもあります。働く意欲が低い人、事情があって働けない人が社会に関わる手助けをすることも、SDGs達成には必要なのですね。

     

    SDGsのゴール11:住み続けられるまちづくりを

    「住み続けられるまちづくりを」は、地方創生ともっとも関わりが深いゴールかもしれません。

     

    ターゲットの内容は「障害のある人やお年寄りなど弱い立場にある人々が、必要としていることを特によく考え、安価で安全、持続可能な公共交通機関を整備する」「文化遺産や自然遺産を保護する」「都市部とその周りの地域と農村部とが経済的・社会的・環境的にうまくつながり合うことを支援する」といったもの。

     

    お年寄りが多い地域でコミュニティバスを運行したり、地域の観光資源を守ったりする活動がこれらに当てはまるのではないでしょうか。

     

    参考:SGDsのゴールとターゲットについて/外務省ホームページ

     

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    SDGs未来都市と自治体SDGsモデル事業

    内閣府では、地方創生SDGsの推進にあたり「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」の選定を実施しています。

     

    内閣府地方創生推進室の資料によるとSDGs未来都市の選定基準は以下の通り。

     

    SDGsの理念に沿った基本的・総合的取組を推進しようとする都市・地域の中から、特に、経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテシャルが⾼い都市・地域として選定

     

    この基準で選定されたSDGs未来都市の中から、特に優れた地域の事業を「自治体SDGsモデル事業」として選定しています。SDGs未来都市と自治体SDGsモデル事業は公表され、他の地域のお手本として活用されます。

     

    SDGs未来都市・SDGsモデル事業に選定された地域の取り組みには、以下のようなものがあります。

     

    【宮城県東松島市】

     

    • ・高齢者の社会参画を促すセミナーを開催するなど、生涯現役促進事業を展開した
    • ・市内の小中学校がすべてコミュニティースクール化している
    • ・環境への配慮とともに地域経済の活性化を図る事業(地域新電力事業など)がある

    など

     

    【茨城県つくば市】

     

    • ・学力格差の解消を目指し子どもの学習支援を行った
    • ・新規創業者の支援による産業を創出した
    • ・社会課題解決型ワークショップを実施した

    など

     

    【富山県富山市】

     

    • ・公共交通機関で再生可能エネルギーの利用を拡大した
    • ・市民の健康維持を目指し「歩くことを」促すアプリケーションを開発した
    • ・AI・ICTを活用したえごまの大規模生産を確立するための経営シミュレーションを実施した

    など

     

    どの事業もSDGsのゴール・ターゲットにそった内容ですね。内閣府地方創生推進では、他の地域の取り組みも詳しく紹介しているので、参考にすると良いでしょう。

     

    参考:SDGs未来都市と自治体SDGsモデル事業について/内閣府地方創生推進室資料

     

    SDGsのゴールを目指して地方創生に取り組もう

    収穫

    Pixel-Shot – stock.adobe.com

     

    地域を活性化させたい、町を元気にしたいと思っていても、何をすればいいのかわからない……といった悩みを抱える自治体は多いでしょう。そのような時には、SDGsで設定されているゴール・ターゲットに照らし合わせて考えてみてください。

     

    自分の地域に何が必要か、どういった活動ができるかといったことが見えてくるはずです。今回の記事で紹介した内容を参考に、ぜひ頑張ってくださいね!

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