神秘的な樹氷に出会える温泉郷 白布(しらぶ)温泉

山形県米沢市に位置する白布温泉は、一級河川・最上川の源流近くの温泉郷で、6つの温泉宿があります。開湯が1312年のことだったというこの温泉地では近隣でアウトドアが満喫できます。ヤマメやイワナなどのが釣れる渓流や、スキーや樹氷の観察が楽しめる高原など、この土地の魅力をお伝えします。

目次

    白布温泉とは

    高原のロープウェイ

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    開湯から700年の白布温泉は、古くから「仙境の湯治場」と呼ばれる静寂に包まれた温泉地です。

     

    江戸時代から続く旅館や、かやぶき屋根の建物などがあり、いたるところにこの土地の歴史が感じられるものが見られます。

     

    湯量に恵まれ、源泉かけ流しの施設が多い点も特長です。

     

    今回は、白布温泉での働き方と暮らし方を紹介します。

     

    白布温泉の概要とアクセス

    白布温泉の「シラブ」とは、先住民の言葉で「霧氷のできる場所」という意味です。

     

    この温泉地の名称は時代によって変わってきた経緯があります。

     

    病気により身体に白斑ができた鷹がこの湯で病気を治したことから「白斑鷹湯」、温泉の湯花が白い布を流したように見えることから「白布高湯」などと呼ばれていた時代を経て、現在に至ります。

     

    車でアクセスする場合は東北中央自動車道の米沢八幡原ICで降りるのが便利です。

    冬季中、通行止めになる道路もあるので、交通情報を確認して向かいましょう。

     

    白布温泉の歴史と現状

    白布温泉は1312年の6月12日に、仏門に入った佐藤宗純という鎌倉御家が諸国行脚の途中、鷹が傷を癒しているところから発見したとされています。

     

    1380年~1590年の間には、伊達家の家臣が、寛政2年に上杉鷹山が入浴したという伝承もあり、歴史の深さがうかがえます。

     

    現在、白布温泉は雪深い山奥の温泉であることから、秘境のような趣のある温泉として人気があります。

     

    特に、東京などの大都市からツーリングで訪れる客が多いのだとか。大きな街で暮していると、白布温泉のような場所に安らぎを感じるのもうなづけますね。

     

    また、温泉宿で提供している米沢牛や山菜を使った食事も大変美味しいと評判になっているそうです。

    白布温泉の泉質と温泉街・観光資源について

    樹氷

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    ここでは、白布温泉の泉質や周辺の観光地について紹介していきます。

    白布温泉の泉質と湯量について

     

    白布温泉の温室は含硫黄・カルシウム・硫酸塩温泉(石膏泉)です。

    無色透明、無味無臭の温泉で湯量は毎分1500リットルと、非常に豊富です。

     

    この温泉の効能は動脈硬化や慢性皮膚病、冷え性などに効くといわれています。

     

    古くから福島県の「信夫高湯」、山形県の「最上高湯」とともに、奥州の3大名湯と

    呼ばれ、「3つの温泉すべてに入れば100年長生きできる」と噂にのぼり賑わっていたそうです。

     

    参照:泉質・湯量について/白布温泉公式ホームページ

    白布温泉の温泉地や周辺観光やについて

     

    白布温泉の近隣にあるスキー場では、樹氷が見られます。

    温泉地の近くからロープーウェイに乗って手軽にアクセスでき、ガイド付きのツアーもあるそうです。

     

    樹氷は世界的にも珍しい現象で、いくつもの条件が揃わないとできない貴重なものです。

    行けば必ず見られるというものではありませんが、白布温泉近くの高原は標高が高く雪質が良いため樹氷ができやすいそうです。

     

    1月上旬から3月下旬までが樹氷シーズンなので、その時期に狙って行ってみてはいかがでしょうか。

     

    また、近くを流れる大樽川では渓流釣りが楽しめます。

     

    特に5月の連休が過ぎたころからはヤマメがよく釣れるとのことで、温泉でのんびりしながら釣りに来る人が増えるのだそうです。

     

    白布温泉付近で渓流釣りをするには遊漁券の購入が必要なので、釣りを楽しむ際には必ず購入しましょう。

     

    白布温泉の宿泊施設での働き方と暮らし方

     

    従業員女性

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    ここでは、白布温泉の宿泊施設での働き方や暮らしについて案内します。

     

    白布温泉の旅館やホテルで働く

    白布温泉には、大きなホテルチェーンが経営する宿もあるため、従業員の募集が多く、

    寮費・水道光熱費が無料の住込み可能で、源泉かけ流しの温泉にも入れるなどの福利厚生が充実している宿もあります。

     

    業務内容は、心のこもったおもてなしを学べる接客係の他、調理担当の求人もあります。

    この温泉地は米沢牛や山菜を使った料理がおいしい宿が多いと評判なので、調理担当として働くことも、スキルアップのチャンスになるのではないでしょうか。

     

    白布温泉での暮らし

    白布温泉は、米沢市の市街地から車で約30分ほどですが、吾妻連峰の中腹、標高850メートルに位置している温泉地の周りにはスーパー、コンビニなどはありません。

     

    冬季には市街地へのアクセスに便利な道路も封鎖されるため温泉地に住むとなると多少の不便はあるでしょう。

     

    その代わり温泉宿の福利厚生の中には「食事手当」が付く場合があります。時期によっては市街地まで食料品を買いに行くことが難しいため、近隣の飲食店で食事をするための手当というわけですね。

     

    飲食店は徒歩圏内に蕎麦屋さんや定食屋さんがあるようです。

     

    また、山形県や米沢市では、移住のサポート制度があります。

     

    県外から移住してきた人に、山形県産の味噌やお米、お醤油などを提供してくれる制度や、移住前に仕事を決めておきたいという人に向け、山形県内の企業への就職活動にかかかる交通費の一部を助成する制度もあります。

     

    こういった制度は白布温泉地での仕事を希望している人にも役立つのではないでしょうか。

     

    参照:移住サポートについて/ギュウッとよねざわ 米沢市移住定住ポータルサイト

    厳しい自然の中で生まれた白布温泉

    楽しい渓流釣り

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    夏は暑く、冬は寒さ厳しい自然の中にある白布温泉は、人間本来の生活リズムを思い起こさせてくれる温泉地です。

     

    自然が厳しいからこそ生まれる美しい樹氷や渓流のあるこの地で、人間らしく暮してみるのはいかがでしょうか。

     

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