2019.11.7

日本三名瀑を擁する温泉郷。袋田温泉の魅力とホテルでの働き方を紹介。

袋田温泉は茨城県の久慈郡大子町にある温泉街。日本名瀑の1つがすぐ近くに存在しており、120mの高さと73mの横幅は圧巻。また、大子町は茨城県の中でも観光客が100万人を越える町でもあります。今回は、袋田温泉の歴史や概要、観光の魅力・旅館での働き方についてご紹介します。

袋田温泉とは

iStock/magicflute002

袋田温泉は日本三名瀑の1つの近くにあります。袋田温泉のある大子町は、福島県に隣接しており、アクセスのしやすい町です。

そして、袋田温泉の開湯は平安時代から。地名にも「湯」が多く使われている地名が非常に多い場所であることから、温泉が土地に根付いて愛されてきたことが伺えますね。加えて、桜田門外の変の主犯格が療養を行ったという記録も。ここでは、さらに袋田温泉の概要やアクセス、歴史などについて詳しくみていきましょう。

袋田温泉の概要とアクセス

袋田温泉は、日本三名瀑の1つに近い距離にある温泉郷。温泉そのものは、平安時代から存在していたといわれています。また、大子町も含めた近くの市町村に点在している宿泊施設をまとめて奥久慈温泉郷と呼びます。

自然豊かな場所で、日本名瀑として数えられたもの以外にも滝が存在しており、散策もおすすめだといえるでしょう。袋田温泉では、湯に浸かりながら川のせせらぎを聞くことも可能です。

また、大子町には地元の名物料理がいくつもあるため、そういった楽しみ方ができるのも魅力だといえますね。袋田温泉へのアクセスは、東京方面だと近くのインターから車で60分程度。最寄り駅からは5分で到着します。

袋田温泉の歴史と現状

袋田温泉の歴史の始まりは平安時代から。田から湧き出たことから「田毎の湯」とも呼ばれていました。また、桜田門外の変の主犯格とされる関鉄之介が療養を行ったという記録もあります。加えて、温泉地として有名になったのは1933年に掘削を行い、茨城県内で初めての自噴噴水温泉となったためです。

また、1934年までには道路の拡張や鉄道などの開通が行われたことから、袋田温泉は温泉地として立場を確立しました。袋田温泉には電車、車で訪れることが可能です。今も大子市には100万人ほどの観光客が訪れていることから、温泉に立ち寄る方も多いといえるでしょう。

袋田温泉の泉質と温泉街・観光資源について

iStock/Torsakarin

ここでは、袋田温泉の泉質や周辺の観光地についてみていきます。

袋田温泉の湯量と泉質について

湯量は多く、温泉の温度は40℃前後で提供しているところが多いです。泉質はアルカリ性単純泉があり、リウマチ・神経痛・打撲・睡眠障害・うつ状態などに効果的です。

参照:大子町観光協会

袋田温泉の温泉街や周辺観光地について

袋田温泉は、日本三名瀑など周辺の観光を楽しむこと可能です。また、近くにもう1つ滝が流れている様子を裏から見ることのできる滝もあります。紅葉を楽しみつつ、自然を満喫できる温泉街だといえるでしょう。

また、展望台やドラマの舞台となった小学校などもあるため散策も楽しめます。加えて、大子町では時期によっては、花火大会や灯篭流しなどのイベントも。

食べ物に関しては、全国特殊鶏味の品評会で1位になった奥久慈しゃもも太子町の名産なのでぜひ味わってみてください。

袋田温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし

iStock/pastie

ここでは、袋田温泉のホテルや旅館での働き方や暮らしについて触れていきます。

袋田温泉の旅館やホテルで働く

袋田温泉の施設には、旅館・ホテルどちらも存在しています。フロントスタッフや支配人候補、調理担当、清掃担当、レストランのホールなどの業務を選択することが可能です。

この中でも特に支配人候補の仕事は、ホテルのあらゆる業務に精通するため、自分のスキルアップやキャリアプランを目指すことが可能です。例えば、数か月単位でフロント、客室清掃、レストランホールと行う業務が変わっていきます。1年などのある程度の期間を設けて、自分を成長させることを意識しましょう。

旅館の場合は、旅館業務全般などの業務もあるものの、袋田温泉では業務区分がはっきりと分かれていることからそれぞれの業務に専念することが可能です。

袋田温泉の暮らし

袋田温泉は大子町にあります。大子町の人口は約18000人、茨城県の北部に位置しています。大子町の観光名所は、日本三名瀑に加えて展望台などの自然を感じられるものが多数存在しています。暮らしやすさに関しては、のんびりとした雰囲気の町で、スーパーや教育施設、総合施設が若干遠いため、車があれば苦労しないでしょう。

そして、大子町は「大子町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、それに従った町づくりを行っています。

移住に関しては、お試し移住を1日1000円からできる取り組みを行っています。また、幼児・保育の無償化、教育ローンを組む方に最大で100万円の助成を行うなど、移住した場合でも問題なく生活できるでしょう。