移住は古民家で田舎暮らしがおすすめ?物件を選ぶポイントと自治体の支援制度を紹介

「移住をして古き良き時代を感じる古民家に住みたい」と憧れを持つ方も多いのではないでしょうか?古民家は、天然建材を使用した温かみのある造りが人気のようです。ただ、ほとんどの物件は老朽化が進んでいるので、改修工事が必要になります。そこで今回は、地方で古民家を選ぶポイントと補助制度があるおすすめエリアを紹介します。

目次

    移住するなら古民家で田舎暮らし!その魅力とは?

    古民家のある田舎の景色

    iStock.com/sangaku

     

    近年、地方移住に関心がある人から古民家の人気が高まっていることをご存じでしょうか?

     

    「空き家バンクを活用した移住・交流促進事業自治体調査報告書」によると、各市町村で体制の整備・強化をおこなっている項目で、「地元所有者による空き家や古民家等の改修に対する助成(改修費補助)」が全体の13.3%を占めていました。このことから、移住者は改修費用を抑えて古民家に住みやすくなっています。

     

    その他にも、古民家を活用して憧れの田舎暮らしをしたい理由に下記が挙げられます。

    • ・木のぬくもりを感じられる
    • ・天井も高く広々と過ごせる
    • ・自分好みのリノベーションを楽しみたい
    • ・アンティーク調の家具や古家具などを活用したい

    ただ、理想の古民家暮らしを叶えるためには、どの程度の改修費が発生するかなどの情報収集が必要不可欠です。そのためにも、自治体の支援内容を入念にチェックしたいですね。

     

    次の項目より、移住先で古民家を選ぶ際のポイントを解説します。この記事を参考にして、ロハスな暮らしを始めるきっかけにしてくださいね。

     

    参考:「空き家バンク」を活用した移住・交流促進事業 自治体調査報告書

     

    移住先で古民家を選ぶポイント

    家でポイントを表している様子

    iStock.com/takasuu2

     

    耐熱性・耐震性の劣り具合などをチェックする

    古民家は、日本の伝統的な建設方法によって建築され、築50年以上経過している民家のことを指します。かつては人が住んでいたとは言え、長い年月耐えてきた建築物なので経年による劣化があるのも事実。

     

    たとえば、通気性には優れているものの窓や玄関からのすきま風が気になったり、梁や柱などの腐食が激しく耐震性に劣ったりなどさまざま。

     

    特に、リフォーム済みの古民家では床下などの見えない部分もしっかりと工事されているかもチェックしておきましょう。

     

    ▼古民家でスローライフを送る魅力についてはこちら

     

    どの程度のリノベーションが必要か把握する

    気になる古民家を見つけたら、実際に内覧をしてからどの程度のリノベーションが必要か把握しましょう。

     

    古民家の状態によって工事内容は異なり、耐震補強工事など構造物全体の改修が必要になると多額の費用が発生するかもしれません。

     

    自治体では、対象物件の耐震診断などをおこなっています。その内容を元に、安全性が問われる箇所など最低限必要な改修のみに留められることも。

    そうすれば、予算オーバーすることなく、自治体の助成制度でカバーできるでしょう。

     

    ▼その他、理想的な古民家を見つけるコツについてはこちら

     

    お得に古民家に住める支援制度とは?

    古民家の様子

    iStock.com/linegold

     

    ここでは、改修費用の支援を受けて古民家に住めるおすすめエリアを紹介します。

     

    【耐震改修工事費支援制度あり】神奈川県鎌倉市

    神奈川県鎌倉市では、市が指定した事業者による「現地耐震診断の結果が総合評点1.0未満」だったら、耐震改修工事費の支援を受けられます。

     

    補助金を受けてから工事をおこなう場合は、事前申請が必要なので交付要綱などを確認してくださいね。

    <耐震改修工事等費用の補助制度>

     

    (対象建造物)

    • ・昭和56年(1981年)5月31日以前に建築工事に着手した一戸建て住宅、二世帯住宅または店舗兼用住宅(いずれも木造2階建て以下)で市民自らが所有し居住する建築物
      ※枠組壁工法及びプレハブ工法は対象外
    • ・昭和56年6月1日以降に床面積が既存部分の2分の1を超える増改築を行った住宅は対象外
    • ・現地耐震診断の結果が総合評点1.0未満の場合

     

    (補助額)

    • ・耐震改修工事などに要する費用の2分の1
    • ・上限100万円(低所得者世帯などは上限120万円)

    参考:鎌倉市/耐震改修工事等費用の補助制度について

     

    ▼その他、神奈川県の魅力についてはこちら

     

    【リフォーム補助制度あり】岡山県岡山市

    岡山県岡山市では、二拠点居住をする方などを対象に中古住宅購入・リフォーム補助制度を用意しています。

     

    購入する方とリフォームする方で内容が異なったり、申請の期限日が設けられたりしています。申請をする前に、担当窓口で相談してみてくださいね。

    <中古住宅購入・リフォーム補助制度>

     

    (対象者)

    • ・令和4年4月1日以降に岡山市に移住した方
    • ・岡山県外に1年以上住民票があった方
    • ・実施報告日以降、岡山市に2年以上住む予定がある方
    • ・転入理由が、転勤&進学以外の方

     

    (補助対象内容)

    • ・購入の場合:購入費用、附帯工事にかかった費用
      ※新築してから2年以上かつ過去に人が住んでいた物件に限る
    • ・リフォームの場合:中古住宅をリフォームしたときの工事費用、附帯工事にかかった費用

     

    (補助額)

    • ・購入の場合:上限30万円
    • ・リフォームの場合:上限20万円

    参考:岡山市/中古住宅購入・リフォーム補助制度

     

    ▼その他、岡山県の魅力についてはこちら

     

    【中古住宅の利活用を支援】千葉県君津市

    千葉県君津市では、移住支援の一環として中古住宅の利活用を促進するために「戸建て中古住宅取得補助金」を用意しています。

     

    さらに、空き家バンクを利用した方や子育て世帯などは10万円加算されるそうです。

     

    気になる方は、実際に物件を見学してから相談してみましょう。

    <戸建て中古住宅取得補助金>

     

    (条件)

    • ・昭和56年6月1日以前に着工または耐震性を有する物件
    • ・市内に建築され過去に住宅として利用された物件
    • ・令和2年4月1日以降に取得に関わる契約を締結し、所有権移転登記が完了済み
    • ・初めて補助金を受ける方
    • ・対象物件に5年以上継続して定住する方

     

    (補助額)

    • ・基礎補助額:最大30万円
    • ・加算補助額:最大40万円

    参考:君津市役所/戸建て中古住宅取得補助金のご案内

     

    ▼その他、千葉県の魅力についてはこちら

     

    移住先で理想の古民家を見つけて有意義に暮らそう!

    古民家に住む女性

    iStock.com/chayakorn-lotongkum

     

    移住先で古民家暮らしを始めるためには、物件の状態を確認したり、自治体の支援内容を調べたりすることが必要です。するべきことをしたら、有意義な生活がきっと待っていますよ。

     

    ただ、移住を機に転職を視野に入れている方は仕事も探さなければなりません。古民家を探すだけでも大変なのに、転職活動の時間まで確保するのは難しいでしょう。

     

    もし、移住先で心機一転新たな仕事にチャレンジしたい!とお考えの方がいたら、宿泊業界に特化した当社サービス「おもてなしHR」にご相談ください。登録は完全無料なので、まずは登録から始めてみませんか?

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