営業経験にメリットはある？

 

 

転職を検討し始めたタイミングで、これまでの経験を振り返り、何を身につけたのか、経験を通して学んだことを棚卸しすることもあるでしょう。

 

経験から学んだことや身につけたものは、転職活動における武器。武器は強みとしてアピールできる材料です。

 

未経験職種であっても、いかせる強みがあれば採用につながることは十分ありますし、採用担当者からの期待度も上がります。

 

また、転職をすることが珍しくない昨今、将来的に更なる転職を意識して業種や職種を選択することも少なくありません。

 

やりたいことを優先せず、経験をいかしたキャリアアップ・スキルアップを意識して、将来性を考えた職選びをするということもあります。

 

転職検討中の方の中には、未経験の職種に挑戦したいという方もいるでしょう。

 

比較的求人も多く、従事している人も多い「営業職」。ある程度の人員確保が必要で、ほとんどの業種で配置されているポジションです。

 

未経験でも採用されるケースも少なくないため、営業職を視野に入れることもあるでしょう。その場合、営業経験にはどんなメリットがあるのだろうか？と考えることもあるかもしれません。

 

数字に追われたり、飛び込みをしたり、なかなかハードな印象もある営業職。必要とされるスキルが多く、そのスキルは多くの職種に通ずるものばかり。

 

つぶしが効くという言葉の意味の通り、営業経験があることで、同業種・未経験職種のどちらにもいかせるスキルを身につけることができます。

 

営業経験は選択肢が増えるという、転職検討者には嬉しいメリットがあります。営業経験そのものが強みと言えるかもしれません。

 

営業経験のメリット5選

 

 

営業経験で身につくスキルは幅広いものです。転職を考えるうえでは営業経験にはどのようなメリットがあるのでしょうか。営業経験のメリットを5つご紹介します。

 

コミュニケーション能力が身につく

 

商品や商材を勧めたり、販売したり。営業職はお客様に自社商品を提供するのが、営業職の仕事のひとつ。

 

だからと言って、売るだけが仕事ではありません。その商品が本当にお客様の必要としているものなのか、ニーズを聞き出して提案をする。

 

お客様に商品を提供するまでには、信頼関係の構築が必要です。商品を買いたい、導入したいと思ってもらうためには、十分なコミュニケーションが必要です。

 

決裁権者との折衝が発生することもあり、目上の人と会話する場面も少なくありません。表情や間合いなど、非言語コミュニケーションと言われる手段を身につけることも重要です。

 

コミュニケーション能力は多くの職種に求められるスキルですが、営業経験で身につくコミュニケーション能力のレベルは高いものであると言えるでしょう。

 

精神面が鍛えられる

 

営業経験者であれば、誰もが一度は経験する挫折。

 

飛び込み営業で門前払い、交渉の途中で頓挫。厳しい言葉が向けられることもあります。

 

また、どれだけ念入りに準備をしていても、相手に受け入れられないということは大いにあります。

 

断られたらどうしよう……。という心持ちではやっていけません。時には砕ける覚悟で前進することも必要です。

 

また、競合他社とプレゼンで争うということも。勝ち取るためには、人前で堂々とした姿を見せなければなりません。

 

成績を残すために、数多くの挫折を経験するのも営業職。タフな精神力が求められ、経験と共に鍛えられます。

 

多少のことではへこたれない精神力の持ち主であれば、どのような業種・職種であっても忍耐強く向き合うことができるでしょう。

 

人脈が広がる

 

お客様との交流の中で、人脈が広がることがあります。信頼関係を築くことができれば、例え相手がお客様であっても、密な交流がはかれるもの。

 

営業職の領域を超えた知見を広めるきっかけがもらえることもあります。視野が広がることで、新しいアイディアが浮かぶこともあるでしょう。

 

また、お客様から新規顧客を紹介してもらえることもあり、数珠つなぎのように人脈が広がることも。より権限を持つ役職者を紹介してもらえたり、他企業の担当者につないでもらえたりすることもあります。

 

新しい人脈が、新たな商機につながることも少なくありません。

 

また、共通の趣味がきっかけでお客様との仲が深まったり、おすすめの飲食店を教え合ったりということもあります。広がった人脈のおかげで、プライベートの時間が充実することもあるでしょう。

 

達成感を味わえる

 

営業というと「ノルマ」のイメージを持つことも少なくないはずです。ノルマに追われる……、というネガティブな印象を抱いている方もいるかもしれません。

 

確かに、積極的な行動をしなければノルマは達成できませんし、達成しない場合には評価に影響してしまいます。

 

こういった面だけを見ると、ストレスの大きい仕事に感じてしまいそうですが、ノルマがあるということは、目指すべき目標が明確であるということ。

 

目標達成に向けて何をするべきか、意思決定をするのは自分自身です。お客様にいつどのような方法で商品を提案するのか、付加価値として何を提供するのか、どのようにして他社との差別化を図るか。

 

目標を達成するまでの道筋を立て、実行するのも自分自身です。だからこそ、達成感はひとしおでしょう。

 

成果が評価に直結するため、成果が給与やボーナスに反映されたり、インセンティブが貰えたり、目に見える評価が得られるのも営業職の特徴です。

 

また、同僚同士で競い合ったり、褒め合ったりすることもあります。切磋琢磨しながら成長を感じられる環境があるのも、営業ならではでしょう。

 

「頑張って良かった！」と思える瞬間は格別です。営業経験者の中には、その達成感や充実感の虜になっているという人もいるようです。

 

転職しやすい

 

求人サイトや求人誌に目を通すと、営業職の募集は非常に多いものです。

 

営業職が配置されていない業種はないと言っても過言ではないかもしれません。企業の数だけ営業職があることを考えれば、求人数が多いのも納得です。

 

未経験でも採用されるケースは多いようですが、即戦力として期待されるのはもちろん経験者。

 

異業種であっても、営業経験で培ったスキルやノウハウはいかされますし、新しい環境でさらにスキルアップすることもできます。逆に、新しい風を吹かせる存在になることも。

 

経験者優遇という求人は多く、経験をいかした転職がしやすいという面では、営業経験があるというだけでも強みです。

 

営業経験のデメリット3選

 

 

メリットがあればデメリットもあるもの。経験そのものがデメリットになることはないものですが、営業職ならではの簡単ではないと感じる部分について3つ紹介します。

 

ノルマに追われる

 

販売数、売上金額。毎月達成するべきノルマに追われることが多い営業職。

 

達成できれば快感ですが、未達成で感じる苦悩はあるでしょう。何カ月も連続して未達成だったり、周囲と比較すると1人だけ未達成だったりすると、毎日焦りを感じることも。

 

場合によっては、上司に詰められるということもあります。営業経験者の多くに、ノルマに追われてストレスを感じる経験はあるものです。誰もが通る道であるという気持ちも大切かもしれません。

 

対人関係のストレスがある

 

お客様に怒られたり、仲の良い同僚がライバルになったり、対人関係にストレスを感じることもあります。

 

時には、休日返上でお客様に付き合わなければならないということも。どれほど仲が良くても、友人関係とは異なるコミュニケーションが必要です。気持ちが休まらないと感じることもありそうです。

 

リフレッシュ方法を見つけて、気持ちを切り替える習慣を持つことも大切でしょう。

 

体調を崩せない

 

体調管理は社会人として大切なことです。特に営業職の場合は、お客様とのアポイントがあったり、プレゼンがあったりと、穴があけられないということは多いもの。

 

個人でスケジュール管理をしていることが一般的で、代わりが効かないということも珍しくありません。

 

体調管理することだけでなく、無理のないスケジューリングでリスクヘッジすることも必要でしょう。

 

営業経験のメリットがいかせる職種4選

 

 

将来的に、営業経験で培ったスキルをいかして転職するなら、どのような職種を選ぶと良いのでしょうか？営業経験がいかせる職種を4つ紹介します。

 

営業職

 

当然ながら、営業経験をフルにいかすことができるのは営業職。

 

営業のテクニックやマインドは、すぐに身につくものではありません。転職先での成績次第では、年収アップも狙いやすいでしょう。キャリアアップを望むことも可能です。

 

販売職

 

営業経験で培ったコミュニケーション能力は、販売職でも十分にいかすことができます。

 

販売職は、単に物を売るのが仕事ではありません。お客様のニーズを聞き出しながら、最適な商品を提案することも必要です。お客様心理を考えた接客を実践できるでしょう。

 

コンサルタント職

 

営業職と近いと言われることのあるコンサルタント職。

 

自社商品や商材を使った課題解決をするのが営業職であるのに対し、お客様の課題解決をするのがコンサルタント職の仕事。高度なスキルや専門的な知識が必要なケースも多く、営業職よりも年収が高い傾向にあります。スキルアップを目指して転職する方も多いようです。

 

ホテルマン

 

高いコミュニケーション能力が求められるホテルマンも、営業経験がいかせる仕事です。

 

ホテルマンの仕事はマニュアル通りにはいかないことも多く、臨機応変な対応力が求められます。好印象を与える言葉遣いや所作だけでなく、自発的な行動力やスピード感のある決断力もいかせます。

 

営業経験のメリットをいかして転職を成功させよう！

 

 

営業経験で培ったスキルは幅広い職種でいかせるものばかり。未経験であっても転職成功の可能性が高まるという点で、営業経験はメリットばかり。

 

営業経験をいかしてホテルマンに挑戦したいという方は「おもてなしHR」にご相談くださいね。スキルを最大限にアピールして、よりよい転職実現のためにサポートさせていただきます！