ベーカリーの正社員の役割3選
ベーカリーの仕事として多くの人が思い浮かべるのは、パンの製造と販売でしょう。ベーカリーの正社員は、そうした仕事をこなしながら、他にも重要な役割を担うことが一般的。
ベーカリーの正社員ならではの役割として、代表的な例を見ていきましょう。
店舗運営
ベーカリーの正社員は、売上や在庫の管理、材料の発注など、店舗運営に関することを全般的に担当します。
「店長」や「副店長」といった肩書きがなくても、現場責任者のひとりとして運営を担うのですね。また、パートやアルバイトでは解決できないクレームや、トラブルに対応することも、正社員の役割です。
人材マネジメント
人材マネジメントも、ベーカリー正社員の仕事です。パート・アルバイトや後輩社員の管理・育成は、経営の存続を左右する重大事項。パンの作り方や機材の手入れ方法、商品の並べ方などを教えます。
また、パン屋はシフト制勤務が一般的。シフト作成を担当することもあるでしょう。
商品開発
パンに限らず、飲食業界は商品開発し続けることが重要。ベーカリーにおいても、季節やトレンドを考慮して商品開発する機会は多いはずです。
チェーン店であれば、主に本社の開発スタッフが考案することが一般的ですが、中小規模のパン屋では正社員がアイデアを出さなければなりません。
パートやアルバイトのスタッフが商品開発に携わる場合も、意見をまとめ、形にするのは正社員ではないでしょうか。
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ベーカリーの正社員に求められる知識やスキルとは?
店舗でリーダーの役割を担う正社員は、一定以上の知識や技術を身につけることが望ましいでしょう。
ベーカリーの正社員に求められる知識・スキルを紹介します。
製パンのスキル
まずは、パン作りのスキルを確実に身につける必要があります。正社員として頼りにしてもらえるように、レベルの高い知識や技術を持ちたいところ。
「ベーカリーの正社員になれた!」という状況に満足せず、パン作りを追求し続ける姿勢が重要です。
経営に関する知識
前述の通り、ベーカリーの正社員は店舗運営も任される立場です。原価率や人件費の計算、経営に関する税金や法律といった基本を押さえておくと良いでしょう。
いずれ独立開業する際にも、大いに役立つはずです。
パンや食品に関する資格
ベーカリーの正社員は資格・免許がなくてもできる仕事ですが、資格・免許を取得することでスキルアップにつながる場合があります。
例えば国家資格の「パン製造技能士」「製菓衛生士」などは「パン作りに関して国が認める水準に達している」ということの証明として有効。職場で信頼してもらいやすくなったり、同業他社への転職で有利になったりする可能性があります。資格・免許手当などの福利厚生で手取りが増えることも。
また、民間の資格でも、製パンに関する知識と技術を幅広く学べるものがあります。「これだ!」と思える資格があれば、ぜひチャレンジしてみましょう!
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ベーカリーの正社員として働くならホテルもおすすめ!
パン職人が働く場所は幅広く、パン屋の他にカフェ、レストラン、工場などが挙げられます。
「質の高い材料でパンを作りたい!」「高度な技術や接客を提供したい!」という方には、ホテルのブーランジェリーなどで働くこともおすすめ。
焼きたてのパンを看板商品にしているホテルは多く、パンマニアのお客様が多く訪れることもあるため、大きなやりがいを感じられるのではないでしょうか。
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