女性バーテンダーが増えている
kapinon-stock.adobe.com
バーテンダーと聞くと、男性の姿を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。男性社会のイメージも強いかもしれません。
バーテンダーの男女比は8:2ほどといわれることもあり、確かに男性が多い職種です。しかし、徐々に女性バーテンダーの数が増えているのも事実です。
バーテンダーとしてのスキルを競う大会で優勝した経歴を持つ女性バーテンダーもおり、注目度は高まっています。テレビや雑誌で特集が組まれることもあります。
さまざまな職業において性差は少なくなってきていますから、将来的にはさらに数が増えるかもしれません。
ここからは、女性バーテンダーに必要なスキルと、バーテンダーを目指す女性が知っておくべきことを紹介します。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか？
女性バーテンダーに必要なスキルは？
jirsak-stock.adobe.com
まずは、女性バーテンダーに必要なスキルを紹介します。必要なスキルに性差はないものですが、スキルを見てみると女性ならではの視点や感覚がいかされることが多くありそうです。
探求心
ベースとなるお酒に他のお酒やシロップを混ぜて作られるカクテル。その種類は、数千以上あると言われています。
さらに、短時間で飲めるようアルコール度数が高めに作られる「ショートカクテル」、ゆっくりと飲めるようアルコール度数が低めに作られる「ロングカクテル」に分けられ、提供されるグラスの種類もさまざまです。
全てを覚えるのは難しいですが、スタンダードなカクテルの作り方は記憶していなければなりません。
一言でカクテルと言っても、非常に奥深い世界です。常に探求心を持ってお酒と向き合う必要があります。
発想力
バーテンダーは、カクテルを作るだけでなく、お客様の心をつかむ提供方法も考えなければなりません。
また、季節に合わせたカクテルや旬の果物を使ったカクテルなど、オリジナルのレシピを考案することもあります。お客様から好みの味やイメージを聞いて、最適なカクテルを提案することも少なくありません。
カクテルの彩りや装飾を工夫することで、お客様の目を楽しませる工夫するのも重要です。女性ならではの色彩感覚やセンスがいかされることがありそうです。
記憶力
バーテンダーには記憶力も欠かせません。お酒の種類やカクテルのレシピを覚えるためにも必要ですが、接客の場面でも記憶力が求められます。
バーを訪れるお客様の中には、常連客も少なくありません。お客様と信頼関係を築くためにも、お客様の好みや、前回はどのようなカクテルを提供したのかを記憶することは重要です。
顔や名前を記憶したり、会話の内容を覚えていたりすると、特別感を感じるお客様は多くいるものです。
女性は細かなことまで記憶するのが得意と言われることがあります。それがバーテンダーとしていかされる場面も多くあるでしょう。
コミュニケーション力
バーテンダーの仕事は、カウンターの中でお酒を作るだけではありません。
お客様との会話を楽しんだり、お客様が心地よく過ごせるような空間を作ったりする、コミュニケーション力も欠かせません。
日々の時事ネタやトレンドだけでなく、お客様の年代に合わせた情報を収集することも大切です。
バーテンダーに必要なコミュニケーション力は、会話力だけではありません。お客様の中には、バーで静かに過ごしたいという方もいれば、友人や家族と大切な時間を過ごしたいという方もいます。
お客様の様子に気を配り「空気を読む」というのも、バーテンダーに必要なスキルです。
女性は男性に比べ、細やかな気配りや心配りができると言われることがあります。そういった面では、女性に向いているとも言えるかもしれません。
ホテル＆旅館業界の就職・転職についての記事
バーテンダーを目指す女性が知っておくべきことは？
buritora-stock.adobe.com
ここからは、バーテンダーを目指す女性が知っておくべきポイントを3つ紹介します。華やかなイメージのあるバーテンダーですが、大変だと感じることも少なくありません。働く前から対策を考えておくと良いかもしれません。
勤務時間が深夜までになる
バーの営業は、夜から深夜にかけてであることが一般的です。食事を終えてからバーに立ち寄るお客様も多いため、遅い時間ほど忙しいということもあります。
閉店間際までお客様が滞在しているお客様もいるため、閉店後の清掃業務などを含めると、退勤できるのが翌朝になることもあるようです。
昼夜逆転の生活になることも珍しくないため、体調管理には注意が必要です。不規則な生活で肌荒れを起こしてしまうこともあるため、生活リズムに慣れるまでは苦労があるかもしれません。
立ちっぱなし
バーテンダーの仕事は、カウンターの中で立ちっぱなしであることが一般的です。
カウンター前にお客様がいる間は気を抜くことができないため、姿勢を乱したり、休憩のために腰をかけたりすることはできません。
立ちっぱなしで過ごす時間が長いことから、足が浮腫んだり痛みを感じたりすることもあるでしょう。
力仕事
バーテンダーがカクテルを作るためにシェイカーを振る姿に、かっこいいと感じている方も多いかもしれません。
軽やかな様子を見るとイメージがつかないかもしれませんが、シェイカーを振るのには力が必要です。
始めたばかりの頃は腕が筋肉痛になったという女性バーテンダーの声もあるので、適度な筋力トレーニングが必要かもしれません。
女性バーテンダーを目指すならホテル・旅館がおすすめ！
karandaev-stock.adobe.com
館内にラウンジやバーがあるホテル・旅館も多くあります。すでに女性バーテンダーが活躍しているホテルもあるため、バーテンダーを目指す女性にはおすすめです。
飲食店街にあるバーと比較すると営業時間が比較的短かったり、従業員数が多いことで休憩がとりやすかったり、女性バーテンダーが働きやすい環境が整っていることもあるようです。
バーテンダーを目指したいという女性は、ぜひ「おもてなしHR」にご相談ください。
Facebookでシェア
X(Twitter)で投稿
