体験型観光は「訪れた地域の自然や文化を肌で感じる旅行」のことです。富裕層を中心に世界で人気が高まっている旅行のスタイルですが、日本ではこれから成長していく市場と言われています。
この記事では、アドベンチャーツーリズムの世界的な市場規模や、日本における市場規模予測について解説します。観光業を盛り上げるための参考に役立ててくださいね。
体験型観光のグローバル市場規模|急成長するアドベンチャーツーリズム
体験型観光の中でも、「アクティビティ・自然・文化体験」の3要素のうち2つ以上を組み合わせたものをアドベンチャーツーリズムと定義します。
この旅行形態は、単なるブームを超えて世界的な巨大市場へと成長しています。
2010年時点で890億米ドルだった市場規模は、わずか3年後の2013年には2630億米ドルへと約3倍に急拡大しました。
旅行者の4割以上が経験するほど一般化したことに加え、体験価値の向上に伴う客単価の上昇が要因です。特にアジアやアフリカ、中東といった新興エリアでの伸びが著しく、市場を底上げしています。
今後の予測も右肩上がりです。2024年には1兆2670億米ドル、2026年には1兆6270億米ドルに達すると見込まれており、世界の観光産業を牽引する確固たるトレンドとなっています。

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日本における体験型観光の市場規模は?

Design-Cells – stock.adobe.com
世界的な盛り上がりに対し、日本は長らく「素材は一級品だが、見せ方が発展途上」と言われてきました。しかし、潮目は確実に変わっています。
その転換点となったのが、2023年に北海道で開催された「アドベンチャートラベル・ワールドサミット(ATWS)」です。これを機に、日本が持つ自然や文化のポテンシャルが、世界基準の「稼げる観光資源」として再認識され始めました。
無意識の体験を価値に変える
日本の旅行事業者の多くは、すでに自然や文化に触れるツアーを提供しています。温泉文化や郷土料理、里山での散策などは、世界的に見れば立派な「アドベンチャーツーリズム」の要素です。
これまで当たり前のサービスとして提供していたものを、欧米豪の富裕層が求めるストーリーのある体験として再定義し、適正な価格で販売できるかが、今後の成長の鍵を握っています。
北海道をモデルケースに全国へ
先行する北海道では、アイヌ文化や国立公園の自然を組み合わせた高付加価値なツアー造成が進んでいます。
この成功事例は、日本の他の地域にとっても明確な道しるべとなります。国内向けの観光資源をインバウンド目線で磨き直すこと。
それが結果として、地域のブランド力を底上げし、世界から選ばれる観光地への近道となります。
出典:アドベンチャーツーリズムに関するグローバルレポート/国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所出典:アドベンチャ―ツーリズムナレッジ集/観光庁
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日本の体験型観光を宿泊業で盛り上げよう!
体験型観光の市場を盛り上げるためには宿泊業の尽力が必要不可欠です。
ホテルや旅館においてもただ泊まるだけでなく、さまざまなアクティビティを体験できる施設は、今後トレンドの中心になるかもしれません。
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