上司に嫌われているサインとは
会社勤めをしている方にとって、上司は非常に重要な存在です。それだけに「上司に嫌われたらどうしよう」といった不安を抱く方は少なくないのではないでしょうか。
次のような態度が見られたら、上司に嫌われているサインかもしれません。
他の人と違う態度を取られる
他の部下たちには優しく接しているにもかかわらず、自分にだけおかしな態度を取るようであれば、嫌われていることが考えられます。次のような様子が見られたら、上司との関係性に要注意です。
- ・自分にだけ冷たい
- ・いつも不機嫌な態度を取られる
- ・視線が合わない
- ・雑談をまったく振られない
- ・自分に対してのみ監視が厳しい
- ・飲み会に誘われない
- ・差し入れやお土産品が自分にだけ配られない
仕事の割り振りが不公平
仕事の割り振りに対する不公平感も、不安を感じる要素です。
在籍期間に見合わないほど簡単な仕事しか任せてもらえない、雑用ばかり頼まれて成長の機会が与えられないといったことが続くと「嫌われたから干されたのかも……」などと考えてしまうのではないでしょうか。
また、クレーム対応などの面倒な仕事をいつも任されるといったケースでは「もしかして嫌がらせ?」と感じるかもしれません。
適切なフィードバックがない
適切なフィードバックを施し、部下を育てることは上司の大切な役割です。
まったくフィードバックをしてもらえなかったり、至らない点を指摘されるばかりでひとつも認めてくれる点がなかったりといったことでも「嫌われているのでは?」と感じやすいのではないでしょうか。
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上司に嫌われる原因とは?
上司とうまく行かない理由として、単にそりが合わなかったり、上司側の問題で良い関係を構築できなかったりということも考えられます。しかし、嫌われる原因が自分にないかどうかは、よく考えた方が良いでしょう。
上司に嫌われる原因として、代表的な例を紹介します。
マナー・礼儀が正しくない
上司は間違いなく目上の相手です。正しいマナー・礼儀をもって接しなければ、嫌われる原因になりかねません。
自分ではきちんとしているつもりでも、知らず知らずに失礼千万な態度を取っているケースもあります。
仕事に対する態度が不真面目に見える
実際、不真面目な気持ちで仕事に臨んでいるのかどうかはともかく、上司から見て不真面目だと判断されれば嫌われる原因になり得ます。
たとえば、始業時間ギリギリに出勤してくる社員のことを考えてみてください。本人としては「無遅刻で頑張っている」のかもしれませんが、上司からは「余裕を持って出勤してこない」と評価され、良くない印象を与え続けているのかもしれません。
仕事の覚えが悪い・ミスが多い
部下がいつまでも成長しなかったり、ミスを起こしたりすることは上司の責任です。
何回教えても同じ間違いを繰り返す部下を、自分の仕事をこなしながらフォローすることは非常に重労働でしょう。業務の負担を大きくする部下は、上司に嫌われがちです。
素直さがない
「好かれやすい部下」に見られる特徴として代表的な要素は「素直である」ことでしょう。業界未経験の部下でも、周囲の意見を聞き入れる素直さがあれば早い成長が期待できます。
一方、前職での立場ややり方にこだわったり、言い訳が多かったりする素直でない部下は育てにくいもの。徐々に嫌われていくタイプかもしれません。
信用できない
仕事のミスを隠そうとしたり、仕事をしているふりをしながらさぼっていたりといった行動を取る部下は、信用できなくて当然ではないでしょうか。
責任のある仕事を任せてもらえない、自分だけ厳しく監視されているといったケースでは、上司から「信用できない」と思われているのかもしれません。
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上司に嫌われている?!適切な対処方法とは
一般的に、上司は自分よりもパワーを持つ存在です。嫌われていると感じれば、肩身の狭い思いをするでしょう。質問や相談がしにくく、業務に支障が出ることも考えられます。
上司との関係にストレスを感じながら働くのはつらいことです。適切な対処方法を見ていきましょう。
思い込みを捨てる
まず考えたいのは「上司に嫌われている」というのが思い込みかもしれないということです。
上司という存在はとても大きなものなので、過剰に意識しがちです。たとえば正当な理由があって厳しく指導された後などは「あんなことがあったから嫌われたかもしれない」と不安になり「嫌われている証拠探し」をしてしまうのではないでしょうか。
「上司に嫌われている」という思い込みを捨てて、ニュートラルな状態でコミュニケーションを取ってみましょう。案外、取り越し苦労かもしれません。
仕事をきちんとこなす
自分の仕事ぶりを振り返り、問題点がある場合は改善しましょう。また、仕事に対する心がけを見直すことも重要です。
小さな改善でも積み重ねていけば、徐々に認めてもらえるようになるかもしれません。
同僚・先輩に相談する
上司が理不尽に嫌な態度を取ってくる場合、同僚や先輩に相談することで味方になってもらえるかもしれません。
また、自分の仕事ぶりやマナーに問題があるのなら、指摘してもらえる可能性があります。自分のことほど、自分では分かりにくいものです。客観的にどう見えているのか、把握することが問題解決の鍵ではないでしょうか。
割り切った付き合いをする
人間同士である以上、好き嫌いは仕方がないことです。
業務に支障が出ておらず、これといった心当たりもないのであれば「仕事は仕事」と割り切って付き合っていくのも悪くないでしょう。
ただし、あいさつや報告・連絡・相談といった最低限のコミュニケーションを疎かにしないことが重要です。
正面からぶつかる
明らかに嫌われている場合や、自分だけ不当な扱いを受けている場合は、思い切って正面からぶつかってみるのも良いでしょう。
部下の真摯な問いかけを無視するのは、上司として不適切です。上司が「自分の立場を守る」という意味でも、きちんと向き合ってもらえる可能性があります。
転職を検討する
上司との関係がどうにもならない場合は、転職を検討しても良いでしょう。ただし、対人関係の雰囲気は、入社してみないと分からない部分が多いもの。
ある程度、企業の内容を把握している転職エージェントへの相談などもおすすめです。特に、スタッフ同士の関わりが密な宿泊業界への転職は、プロの力を借りた方が成功しやすいかもしれません。
「上司に嫌われている」という悩みは放置しないことが重要!
上司との良好な関係を構築できるかどうかは、将来のキャリアに影響をおよぼすこともある問題です。付き合い方に悩んでいるのであれば、放置せず適切に対処しましょう。
なお、宿泊業界の悩みやホテル・旅館への転職はおもてなしHRにお聞かせください。