賞与には評価期間がある!
社会人にとって「賞与」は楽しみにしていることの1つなのではないでしょうか。
いくら支給されるのか、毎回ドキドキするという方も多いはずです。
生活にも大きくかかわるものですから、気にしたことはないという方はいないでしょう。
賞与には、評価基準や評価期間というものがあります。
賞与額の決定は、評価期間内の成績や能力、行動に対する評価によって決まります。
評価が高いことは当然重要ですが、評価期間内というのも意識する必要があるのです。
転職のタイミングによっては、貰えるはずの賞与が支給されないということもあるので要注意。
評価期間を理解しておくと、賞与で損をするリスクが減らせそうです。
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一般的な賞与の評価期間は?
一般的な企業の賞与は、夏と冬の年2回に分けて支給されます。
その場合は、夏の賞与が6月上旬、冬の賞与が12月上旬に支給されることが多いようです。
賞与の評価期間、夏の賞与の場合は前年10月から当年の3月、冬の場合は当年の4~9月に分けられていることが一般的。
賞与が年3回という企業の場合は、評価期間も3回に分けられます。
賞与を受け取るためには、支給日に在籍していることはもちろん、評価期間に在籍している必要もあるのです。
実際に賞与が支給されるのは、評価期間の3カ月後。
夏の賞与額が上がるようにと、支給日直前の5月に頑張っても、評価が反映されるのは冬の賞与です。
評価者に印象を残して高評価を得るためには、評価が本格的に始まる評価期間の後半に、好成績を残すと良いという説もありますので、参考にしてみてください。
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賞与の評価期間を考慮した転職のポイントは?
賞与をもらってから転職をしたいと考えている方もいるでしょう。さらに、転職先でも賞与をもらいたいと考えることもあるかもしれませんね。評価期間を考慮した転職活動なら、それも実現可能かもしれません。評価期間を考慮した転職のポイントを紹介します。
現職の賞与支給規定を確認する
賞与支給後は退職者が増える時期とも言われています。
賞与をもらってから退職しようと考えるのは、決して珍しくありません。
そう考えている場合、まずは賞与支給の規定を確認する必要があります。
賞与は評価基準や評価期間、在籍期間など、各企業で定められた規定を元に支給されます。
支給月に在籍していればもらえる場合は多いようですが、退職予定者に対してはなんらかの規定が設けられていることも考えられます。
不確かな情報だけで判断せず、事前に確認しておきましょう。
退職を申し出る時期に注意
賞与をもらってから退職するケースは多いものですし、企業も理解はしているものです。
しかし、賞与をもらってすぐ退職を申し出るのは、もらい逃げのような印象になりかねません。
退職を申し出るのは、支給から1~2週間後が良いでしょう。
また、退職を賞与に支給前に申し出たことで、賞与額が下がってしまうことも考えられます。
中小企業などには、決裁者の一存で賞与額が決定する企業もあります。
退職が分かっているのに満額支給する必要はないと判断されることも。
退職を申し出る時期には注意が必要です。
きちんと引継ぎをして、現職に対して誠意のある対応をすれば、賞与支給後の退職は問題ありません。
退職するからといってモチベーションを下げず、最後に好成績を残して賞与に反映させよう!という気概を見せた方が印象は良いかもしれません。
転職先の賞与は期待しすぎない
賞与の評価期間に在籍していれば、基本的には支給対象になります。
転職先への入社がいつであっても評価期間内ですので、転職先でも賞与が貰える可能性はあります。
しかし、試用期間内は評価対象外となる場合もあるので、注意が必要です。
評価期間内の後半に入社した場合は試用期間と重なり、評価対象外になることも。
その場合は、賞与支給の対象外にもなりますし、仮に支給されたとしても、寸志程度ということもあります。
転職先でのボーナスを受け取ることについては、期待しすぎない程度にしておくと良さそうです。
賞与のことは考えすぎず、転職先の即戦力になろうと努力する姿を見せることが重要です。
賞与の評価期間を知って損をしない転職活動を!
賞与を楽しみに仕事を頑張る方は多いはずです。頑張りに対する評価ですから、もらえるものはもらって当然。
評価期間を理解していれば、損するリスクを減らすことができますので、賞与支給の規定はしっかりと確認しておきましょう。
賞与がしっかりもらえる転職のスケジュールを立てたいという方は、転職エージェントに相談するのもおすすめです。
賞与で損をしない転職活動についても相談することができます。
宿泊業界への転職を検討されている方は、おもてなしHRにご相談くださいね。