「休みが少ない」を退職理由にするのはあり?
「早く次の休みにならないかな……」。
仕事をしながら、カレンダーとにらめっこしたことがある方は多いかもしれません。
疲れがたまってきたり、気分が優れなかったりすると、早く休みたいと思うこともあるはずです。楽しみな予定があって、休みが待ちきれない!ということもあるでしょう。
心身をしっかりと休めることで、仕事への集中力が保たれるもの。
「休むことも仕事のうち」と言うことがあるように、適度な休みは健康を保ちながら仕事をするために重要なのです。
だからこそ、休みが少ないことが退職理由になることは決しておかしな話ではありません。
休みが少ないと感じている方の中には、休日出勤が頻繁に発生することで休みが取れなかったり、休日にもかかわらず仕事の電話が鳴りやまなかったり、休みが休みでないという方もいるでしょう。
休日数は企業によって異なりますが、休みが多いか少ないかの感じ方は人によって違いがあるものです。
休みはいらないから仕事がしたい!という人もいるかもしれません。
休みが少ないことが理由で、仕事に集中できなかったり、心身に影響をきたしていると感じたりしている場合は、転職を検討しても良いでしょう。
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休みが少ないことが退職理由になることは多い
1年間の土日の日数は104日前後。さらに祝日は16日あります。
一般的な休日数は、120日ほど。いわゆるカレンダー通りと言われる休日数です。
企業によっては、年末年始休暇や夏季休暇が加わるため、年間休日は125日以上ということも。
休日数が125日以上あれば、休みが多い会社という印象です。
労働基準法における年間休日数の最低ラインは105日。年間休日数が105日、110日、120日という企業もあります。
休日数が少ないことを分かってて入社したとは言え、125日以上ある企業があることを知ると、勤務先の休日数の少なさに不満を感じることもあるかもしれません。
比較すると休みが少ないことが気になって、もっと休日数が多い会社に転職したいと考えることもあるでしょう。
厚生労働省による雇用動向調査結果を見ると、「労働時間・休日等の労働条件が悪かった」ことを前職を辞めた理由としているケースが見受けられます。
「休みが少ない」という言葉だけでは、わがままを言っているようにも聞こえてしまいますが、休みが少ないことは仕事のパフォーマンスを下げる原因にもなるもの。
休みが少ないと感じるのは、「仕事をしたくない……」「もっと遊びたい!」という気持ちからだけではないはずです。
休みの多い会社に転職することで、意欲的に働くことができるのであれば、思い切って転職を検討してみても良いでしょう。
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「休みが少ない」が退職理由の場合の伝え方は?
履歴書や面接で問われることのある退職理由。「休みが少ない」という理由を素直に伝えても問題ないのでしょうか。伝え方の注意点や伝える場合の例文を紹介します。
伝え方の注意点
面接の場面で必ずと言って良いほど聞かれる「退職理由」。
ポジティブな理由ばかりではないからこそ、伝え方には注意しなければなりません。
休みが少ないことが退職理由になることや、休日数が多いことが応募条件になりやすいことは、採用担当者も理解はしています。
しかし、「現職は休みが少ないから」と素直に伝えてしまっては、ただ文句を言っているだけのような印象に。
なぜ休みが少ないことが問題なのかを伝えるのが大切です。
伝え方を考える場合には、休みが少ないことでどのような影響があったのか、考えてみましょう。
本音では「もっと趣味の時間が欲しかった」「家でダラダラする時間が欲しかった」と思っていても、そのまま伝えるのはNGです。
「プライベートの時間も大切にしたい」「メリハリをつけて働きたい」と言い変えるようにしましょう。
伝え方の例文
現職では残業や休日出勤などもあり、休みを取ることが困難な環境にあります。
資格取得を目指しておりますが、時間の確保を難しく感じております。
自分自身の成長のためにも、より効率的に働くことで成果をあげられるような環境に身を考え退職を決意いたしました。
「休みが少ない」を退職理由にするのは甘えじゃない!
休みが少ないことを理由に転職を考えるのは、怠惰な気持ちからなだけではないはずです。
ポジティブな気持ちで仕事に向き合えるのであれば、休日数の多い企業に転職するのは良い選択です。
休みが少ないと言われる宿泊業界ですが、パフォーマンスの向上を意識して休みを多めにしているホテルや旅館も増えてきています。
現職の宿泊施設は休みが少ないと感じている方は、おもてなしHRにご相談ください。