退職交渉はメールでもあり?
退職交渉したいけど、どう切り出したらいいのか悩む方もいるでしょう。
交渉したい相手が忙しそうだったり、口頭や電話では伝えづらかったりなど、退職の話をするときはさまざまな面を考慮しなければなりません。
そんなとき、「メールで退職交渉しても大丈夫かな?」と考え始める方もいるでしょう。
メールでの交渉もできますが、文章の書き方や基本的なマナーを押さえておかないと、相手との関係に亀裂が入り、円満退職から遠ざかるかもしれないので注意が必要です。
次の項目より、退職交渉をメールで進めるときの注意点を解説します。
この記事を参考にして、スムーズな交渉をおこないましょう。
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退職交渉をメールでするときの注意点
ここでは、メールを利用して円滑な退職交渉をおこなうポイントを4つ紹介します。
必ず直属の上司宛に送信する
まず、業務上の報告・連絡・相談をする直属の上司宛にメールを送信しましょう。
直属の上司よりも先に、同僚や先輩に退職の相談をしてしまうと上司のメンツをつぶすことになりかねません。
その影響で今後の関係が悪化してしまい、スムーズな退職交渉につながらないので、くれぐれも注意してくださいね。
文面に「退職」の文字を入れない
直属の上司にメールする際は、文面に「退職」という文字を入れないようにしましょう。
もし退職を示唆する内容を送ると、強い引き止めにあったり、一方的に退職を告げられたと捉えたりしてしまいます。
メールの文面は、「折り入ってご相談があります」などにして、相手に警戒心を持たれないように工夫してくださいね。
就業時間外に送信する
退職交渉のメールを送信するタイミングは、仕事を終えた就業時間外がベストとされています。
就業時間中は与えられた業務に専念する時間なので、就業時間外の夕方以降に送信しておくと上司も落ち着いて内容をチェックできるでしょう。
ただ、就業時間外だからといって朝の忙しい時間帯などは避けてくださいね。
繁忙期など忙しい時期は避ける
退職交渉のメールは、会社全体が忙しくない時期におこないましょう。
繁忙期など忙しい時期に送信してしまうと、メールに気付くのに遅れが生じます。
そうなると、「返信はいつ来るんだろう」と不安になりながら、毎日を過ごすことになるでしょう。
また、上司によってはメールを開く前に「どんな内容だった?」と聞いてくる場合もあるので、結局口頭で話さなければならないことも。
上司とあなたが落ち着いている時期を選んだうえで、退職交渉をおこなうのが一番でしょう。
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【例文あり】退職交渉時のメールの内容を見てみよう
ここまで退職交渉をメールでするときの注意点を解説しましたが、実際にどんな文面で送ればいいのか悩む方もいるはずです。
この項目では、退職交渉時のメールの内容を例文で紹介するので参考にしてくださいね。
上司に面談のアポイントを取る場合
件名:面談のご相談
△△課長
お疲れ様です。〇〇です。
お忙しい中恐縮ですが、折り入ってご相談したいことがございます。
お手すきの際、お時間をいただけませんでしょうか。
会議室などで、個別にお話できましたら幸いです。
ご検討のほど、何卒宜しくお願い致します。
この例文のポイントは、「退職」を思わせる内容を伏せたうえで面談のアポイントの相談ができていることです。
簡潔で分かりやすい内容にまとめてあるので、上司もすぐに内容を理解できますね。
上司に退職の意思を伝える場合
件名:ご相談
△△課長
お疲れ様です。〇〇です。
メールでの連絡が失礼なことは承知の上でご連絡させていただきます。
この度、一身上の都合により◯月末で退職させていただきたく、メールを差し上げました。
一度、退職のお手続きについてご相談させて頂きたいと思っております。
お忙しい中恐縮ですが、近々お時間を頂戴できますと幸いです。
お手数をおかけしますが宜しくお願い申し上げます。
この例文のポイントは、退職の意思を伝えつつ、具体的な退職希望日も明記していることです。
一方的に内容を完結せずに、「改めて交渉の場を設けさせていただきたい」という文面を入れることで、歩み寄る姿勢があることもアピールできていますね。
退職交渉にメールを使うときは細心の注意を払おう!
退職交渉時にメールを使用するときは、送信する内容や基本的なマナーを押さえる必要があります。
良好な関係で退職を迎えるためにも、細心の注意を払いながら対応していきましょう。
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