転職の引っ越し費用、補助金はある?ホテル業界の寮・社宅事情や国の支援制度を解説

引っ越し用の段ボール

転職時の引っ越しには大きな出費が伴うので、費用の工面に頭を抱える方は少なくありません。

しかし、会社や国、自治体が用意している補助制度を活用すれば、転職時の引っ越しにかかる負担が大幅に軽減される可能性があります。

特に、人手不足が続くホテル・旅館業界などでは、転居費用をサポートする求人も増えています。

この記事では、転職時にどのような補助制度があるのか、詳しく紹介します。

転職時の引っ越しには「補助制度」を活用しよう!

人手不足が深刻化して以降、遠方からの人材確保を目的として、転職に伴う引っ越しへの補助制度を取り入れる企業が増えてきているようです。

企業によって条件や内容は異なりますが、引っ越し費用そのものだけでなく、以下のような手当が出るケースもあります。

  • 敷金・礼金
  • 面接時の交通費
  • 新生活用の家具家電の購入補助

企業側がより魅力的な人材を採用しようと、手厚い補助を働きかけていることも影響し、転職時の引っ越し費用への補助制度についてアピールしている求人が増えているようです。

費用の負担を減らすためにも、内定をもらった転職先に引っ越し費用への補助制度があるのか、求人票や面接時にきちんと調べておくことが大切です。

一方で、転職に伴う引っ越しは自己負担としている企業もまだ多いのが現状です。気になる方は転職先を決める前に確認しておいたほうが良いでしょう。

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転職時に活用できる!引っ越し費用の補助金制度3選

パソコン画面を見ながら考え事をする男性kapinon / stock.adobe.com

転職時に活用できる引っ越し費用の補助制度には、主に「企業」「国(ハローワーク)」「自治体」の3つに分けられます。早速、どのような補助制度があるのかチェックしていきましょう。

企業独自の支援制度

企業からの引っ越し費用の補助制度は、会社によって大きく変わります。

条件や内容は必ず確認しなければなりませんが、たとえば以下のような補助制度があるので参考にしてみましょう。

  • 面接時の交通費(往復分、または定額支給)
  • 住まい探しのための交通費や宿泊費
  • 引っ越し業者への支払費用
  • 賃貸物件の敷金・礼金、仲介手数料
  • 家賃補助(住宅手当)

さらに新生活に必要な家具・家電の購入費として、赴任手当(支度金)が支給されることもあるそうです。

企業の補助額については「上限〇万円までの一部負担」なのか、それとも「実費を全額負担」なのかは企業により異なります。

また、ホテルや旅館などの宿泊業界では、そもそも「寮・社宅完備(家賃無料または格安)」であるケースも多く、初期費用がほとんどかからない場合もあります。

国(ハローワーク)の移転費

国からサポートしてもらえる転職時の引っ越し費用には、雇用保険制度に基づく「移転費」があります。

移転費は経済的に厳しい再就職希望者を支援するため、国が求職者の転居費用をサポートする制度です。

  • 対象者: 雇用保険の受給資格者であること
  • 条件: ハローワークなどで紹介された職業に就くため、住居を変更する必要があると認められること(通勤往復4時間以上など)

上記のようにさまざまな支給要件を満たしていることが必要ですが、条件が合えば大きな補助を受けられます。まずは、管轄のハローワークへ相談してみましょう。

自治体独自の移住支援金

近年注目されているのが、地方自治体による移住支援金制度です。

特に地方のホテルや観光地へ転職する場合、その自治体が実施している移住支援制度の対象になる可能性があります。

  • 東京圏から地方への移住
  • 都道府県が選定した中小企業(ホテルなど含む)への就業

上記のような条件を満たせば、単身での移住でも最大60万円(世帯なら100万円以上)が支給されるケースもあります。

Uターン・Iターン転職を検討している方は、引っ越し先の自治体ホームページで「移住 補助金」と検索してみることをおすすめします。

例:仙台市の移住支援金

仙台市では、次のような条件で移住支援金が支給されます。

東京23区に在住、または東京圏に在住して23区内に通勤している人が仙台市に移住し、対象の求人に就業するなどの一定要件を満たす

この場合、支給額は以下のとおりです。

  • 単身者:60万円
  • 世帯(家族帯同):100万円+加算金
    ※18歳未満の世帯員が帯同する場合、1人につき100万円の加算あり

支給は予算の範囲内で行われます。

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転職時の引っ越し費用が「会社負担」となる基準は?

会社に提出する経費精算書PJM / stock.adobe.com

転職時の引っ越し費用が会社負担となるかどうかは、基本的に個人の都合(転職)か、会社の都合(転勤)かによって決まります。

入社後の転勤は会社負担になる場合がほとんどですが、希望して入社する転職で本人が自発的に引っ越す場合は自己負担になることが一般的です。

課税対象になるかどうかも注意

会社が費用を負担してくれる場合でも、その支払方法によって税金の扱いが変わることがあります。

実費精算(会社が業者へ直接支払う): 経費扱い(非課税)となることが多い
一律支給(現金で手当として受け取る): 給与所得扱い(課税対象)となることが多い

手取り額が変わってくる可能性があるため、支給方法についても確認しておくと安心です。

求人の時点で「引っ越し費用負担」「社宅あり」などと記載があれば、企業がサポートしてくれる可能性が高いので、細かくチェックすることを忘れないようにしましょう。

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転職と引っ越しに関するよくある質問

白いレンガの壁に描かれた大きなクエスチョンマークYY apartment / stock.adobe.com

最後に、転職時の引っ越し費用に関するよくある質問をまとめました。トラブルを防ぐためにも、事前にチェックしておきましょう。

面接の段階で、引っ越し費用が出るか聞いても大丈夫ですか?

質問しても問題ありませんが、仕事への意欲を伝えたうえで、面接の後半や内定後のオファー面談で切り出すのがスムーズです。「遠方からの転居になるため、サポート制度はありますか?」と確認してみましょう。

会社が負担してくれる場合、引っ越し費用はいつ振り込まれますか?

企業によりますが、入社後に領収書を提出してからの後払い(実費精算)が一般的です。最初は自分で費用を立て替える必要があるか、事前に確認しておくと資金計画が立てやすくなります。

ホテルの寮に入ると、生活費は安くなりますか?

大幅に節約できる可能性があります。多くの企業で、寮費無料(または格安)や水道光熱費込みの求人を出しています。本来かかるはずの家賃や光熱費の負担がなくなるため、その分を貯金に回すなど、余裕のある生活を送りやすくなります。

出典:移住支援金/地方創生出典:東京圏から仙台市に移住した方に「移住支援金」を交付します/仙台市

ホテルの引っ越し補助金制度のある求人を探すなら「おもてなしHR」

転職時の引っ越し費用の負担を軽減するには、補助制度の活用がおすすめです。

転職を考える段階で引っ越しを見据えている方は、引っ越し費用の補助制度があることや、寮・社宅があることを条件に求人を探しても良いかもしれません。

特にホテルや旅館などの宿泊業界は全国からの人材を受け入れる体制が整っており、社宅や寮を完備した企業が多い傾向があります。

ホテル・旅館への転職に興味のある方、費用を抑えて新しい土地で働きたい方は、宿泊業界に特化した就職・転職支援サービス「おもてなしHR」にご相談ください。

希望のエリアや、「寮費無料」「引っ越し補助あり」などの条件に合わせて、専任アドバイザーがお仕事をご紹介します。

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