20代で転職回数が多いと、企業から敬遠されるのではないかと不安になりますよね。
20代の転職は、3回目(就業4社目)から選考ハードルが一段と高くなるのが現実です。なぜなら、企業は採用や教育にかかるコストの観点から、「また短期間で離職するのではないか」という客観的なリスクとして厳しく評価するからです。
この記事では、公的データや採用担当者の視点を交え、転職回数が多くても評価される人の特徴や、面接での伝え方のコツを解説します。
20代の転職回数は「3回(就業4社目)」から選考が厳しくなる
20代の転職活動において、何回目から不利になるのかという明確な基準は企業によって異なりますが、一般的なボーダーラインは存在します。
20代前半(20から24歳)は2回、20代後半(25から29歳)は3回を超えると、企業側から「転職回数が多い」と判断される傾向があります。
厚生労働省の「雇用動向調査」によると、20代の離職率は他年代より高い傾向にあるものの、短期間での複数回の離職は、依然として採用時の大きな懸念材料となります。
不定期に実施されている厚生労働省の「令和2年転職者実態調査」では、20代の転職経験者のうち、転職回数別の割合は以下のようになっています。
| 転職回数 | 20〜24歳 | 25〜29歳 |
|---|---|---|
| 1回 | 69.7% | 49.3% |
| 2回 | 16.9% | 23.9% |
| 3回 | 9.9% | 17.8% |
| 4回 | 1.2% | 5.9% |
| 5回 | – | 2.0% |
| 6回 | 1.2% | 1.0% |
| 不明 | 1.1% | 0.0% |
このデータからわかるように、20代前半では約7割が転職1回にとどまっていますが、20代後半になると2回以上の割合が増加します。とくに3回以上になると少数派となるため、書類選考の段階で目立ちやすくなります。
ただし、許容される回数は業界や職種によっても異なり、実力主義の業界では回数よりも実績やスキルが重視されるケースもあります。

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企業側が転職回数を見るときの2つの評価ポイント
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企業は、転職回数が多い応募者をただ無条件に落とすわけではありません。採用担当者がどのような視点で履歴書を見ているのか、2つの重要なポイントを解説します。
1.早期離職のリスクの確認
企業は1人の人材を採用・教育するために、求人広告費やエージェント費用、社内リソースなど、多大なコストをかけています。
そのため、「また人間関係や業務の不満ですぐに辞めてしまうのではないか」という点をもっとも警戒します。
退職理由が「上司と合わなかった」「残業が多かった」といった環境や人のせいばかりではないか、自ら課題を解決しようとする姿勢があるかを厳しくチェックします。
2.キャリアの一貫性とスキルの蓄積
転職を繰り返していても、それに一貫した目的(キャリアプラン)があるかどうかも重要視されます。
回数が多くても、各社でどのようなスキルを身につけ、自社でどう活かせるのかが明確であれば、ポテンシャルとして高く評価される傾向があります。
逆に、キャリアに一貫性がなく、異業種や異職種を短期間で転々としている場合は「なんとなく辞めている」と見なされ、評価が下がりやすくなります。
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転職回数が多い20代でも「評価される人」と「不利になる人」の違い
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同じ転職回数でも、面接官に与える印象は大きく異なります。ここでは、評価される人と不利になる人の明確な違いを解説します。
評価される人|転職理由に一貫性があり、ポジティブ
「特定のスキルを深めるため」「より専門的な環境で挑戦するため」など、キャリアアップを目的とした前向きな転職理由を持っている人は評価されます。
過去の退職理由についても、前職の批判ではなく、自分自身の目指す方向性との違いとして論理的に説明できることが重要です。
短期間の在籍であっても、具体的な実績や学んだことを提示できれば、適応力の高さとしてアピールできます。
不利になる人|退職理由が他責で、キャリアに軸がない
「人間関係が悪かった」「給与が低かった」など、ネガティブな理由だけで退職を繰り返している人は、ストレス耐性が低いと判断されます。
職種や業界に一貫性がなく、「何がしたいのか」「何ができるのか」が不明確な状態では、採用するメリットを企業側に見出してもらえません。また、自己分析が不足しているとみなされる場合もあります。
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頼れるプロにまずは相談してみる転職回数が多い20代が面接を通過するための伝え方のコツ3つ
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転職回数が多いという事実を変えることはできませんが、伝え方次第で面接官の納得感を引き出すことは十分に可能です。具体的な3つのコツを紹介します。
1.ネガティブな退職理由は「前向きな目的」に変換する
嘘をつく必要はありませんが、事実を客観的に伝えつつ、「だからこそ次はこういう環境で長く働きたい」とポジティブな形に変換してください。
たとえば「残業が多かった」という理由は、「効率的に業務を進め、より成果にコミットできる環境で働きたい」と言い換えることで、働く意欲のアピールにつながります。
2.過去の経験から得た「共通の学び」をアピールする
短い期間であっても、複数の企業を経験したことで得られた適応力や多様な視点を強みとして伝えてください。
点と点(各社での経験)を線で結び、応募企業での業務にどう活かせるかを具体的に説明することが大切です。
「これまでの経験があるからこそ、御社で即戦力として貢献できる」というストーリーを作りましょう。
3.「長く働く意志」を明確に示し、企業の不安を払拭する
企業がもっとも懸念している早期離職のリスクを払拭するために、「これまでの経験を踏まえ、御社で腰を据えてキャリアを築きたい」という覚悟を伝えてください。
なぜその企業でなければならないのかを深く掘り下げ、綿密な企業研究の成果を示すことで、熱意と説得力を高めることができます。
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20代でこれ以上短期離職を繰り返さないための企業選びポイント
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次の転職を最後にし、長く定着できる環境を見つけるためには、企業選びの基準を見直す必要があります。
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Point 1
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Point 2
企業文化とのカルチャーフィットを最重視する
給与や待遇といった条件面だけでなく、企業の社風や価値観が自分の性格に合っているかを徹底的に確認してください。
面接時に逆質問を活用し、実際の働き方や評価制度、職場の雰囲気を探ることが重要です。
「自分はこの組織で自然体で働けるか」という視点を持ちましょう。
第三者の客観的な視点(エージェント)を活用する
自分ひとりの思い込みで企業を選ぶと、入社後のミスマッチが起こりやすくなります。
転職エージェントは企業の実際の離職率や残業時間など内部事情を客観的に把握しているため、自分の希望と適性に合った、定着しやすい企業を紹介してもらえます。
おもてなしHRでは、転職回数に不安を抱える20代の方の経歴をていねいにヒアリングし、アピールポイントをいっしょに見つけ出します。無理に転職を急がせることはせず、長期的なキャリア形成を見据えたホワイト企業のご提案と、徹底した面接対策を実施します。
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「おもてなしHR」で求人を探す転職回数が多い20代のキャリア構築には「宿泊業界」が有力な選択肢
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もし「過去の経歴のせいで自信を持てない」と悩んでいるなら、宿泊・ホテル業界を視野に入れてみてください。この業界は、これまでの転職回数よりも、人柄や対人スキルを高く評価する傾向にあります。
人手不足を背景とした積極的なポテンシャル採用
観光庁による「宿泊業の人材確保・育成の状況に関する実態調査」からも分かるように、インバウンド需要の拡大に伴い、宿泊・ホテル業界は慢性的な人手不足にあります。
そのため、過去の経歴の長さや転職回数よりも、「これからどう頑張りたいか」という意欲を重視した20代のポテンシャル採用に非常に積極的です。未経験からでも挑戦しやすい環境が整っています。
経歴の長さよりも対人スキルが評価される実力主義
ひとつの会社に長く勤めた実績よりも、目の前のお客さまにどう対応できるかというコミュニケーション能力やホスピタリティが直接的な評価に直結する実力主義の業界です。
フロントスタッフからスタートし、成果を出せば数年で部門マネージャーや支配人候補へとキャリアアップできる道も開かれています。
マネージャーや支配人クラスになれば、年収500万円から800万円程度を目指すことも十分に可能です。
また、労働基準法に基づく深夜割増(25%以上)に加え、1回あたり1,000円から3,000円程度の独自の夜勤手当を支給するホテルも多く、頑張り次第で収入を安定させることができます。
複数社での多様な経験が独自の強みに変換できる
短期間であってもさまざまな業界や職種を経験したことで得た、多様な価値観への理解や臨機応変な対応力は、国内外の幅広い層のお客さまを接客する宿泊業界において、強力なアピール材料になります。
あなたのこれまでの経験は、決して無駄にはなりません。
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「おもてなしHR」で宿泊業の求人を探す20代の転職回数に関するよくある質問
20代で転職回数が多い方が、応募時や面接前に抱えやすい疑問についてまとめました。
20代で転職4回目だと、もう正社員での採用は無理ですか?
履歴書に短期間で辞めた会社は書かなくてもいいですか?
半年未満で辞めた場合、面接でどう伝えればいいですか?
転職回数が多いと、大手企業への転職は諦めるべきですか?
転職回数が多いと転職エージェントに見捨てられませんか?
\些細な疑問もプロに質問/
「おもてなしHR」に無料で相談する20代で転職回数が多くても定着できる企業探しは「おもてなしHR」へ
20代での転職回数の多さは、たしかに書類選考などで不利に働く場面があります。
しかし、退職理由を前向きな目的に変換し、これまでの経験を活かせる業界を選ぶことで、必ず道は開けます。
とくに、経歴よりも意欲や対人スキルが評価される宿泊業界やホテル業界は、過去の失敗をリセットし、マネージャーや支配人を目指して新たなキャリアを築くのに最適なフィールドです。
「おもてなしHR」では、宿泊業界に特化した専任のキャリアアドバイザーが、履歴書の作成から面接対策まで、あなたの強みを引き出すサポートをいたします。
ひとりで悩まず、まずは一度ご相談ください。
\次こそ長く定着できる職場へ/
「おもてなしHR」の無料サポートを受ける 出典:3 転職入職者の状況/厚生労働省 出典:令和2年転職者実態調査の概況/厚生労働省 出典:宿泊業の人材確保・育成の状況に関する実態調査 概要/観光庁 出典:労働基準法第三十七条/e-Gov 法令検索
















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