面接において応募者の笑顔から何が見極められる?
ホテル・旅館などのサービス業は、お客様と接する機会が多い職業ですよね。お客様に気持ちよく過ごしてもらうにはどうすれば良いのか、その一点を考えて業務にあたる必要があるでしょう。ですので、なるべく明るい雰囲気でお客様に接することができるよう、笑顔は重要なチェックポイントの一つとして数えている採用担当の方がほとんどです。
会話中、応募者がふさわしいタイミング、かつ自然な笑顔で受け答えができると、円滑なコミュニケーションが取れるか否かを見極めることができます。スムーズに相手と交流を図ることは、接客だけでなく、業務を滞りなく進める面でも非常に大切なポイントです。
応募者の笑顔が素敵かどうかという基準は、お客様にホテル・旅館の良い印象が残せるかにも関わってきます。そのため、口だけ微笑んでいて目が笑っていないような作り笑いをしている応募者には、違和感を抱いてしまいますよね。
ただし、面接官が応募者を緊張させており不自然な笑顔にさせてしまっている可能性もあります。応募者の自然な笑顔を引き出すには、面接官の力量も問われていることを忘れないでください。
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面接中ずっと笑顔でいる応募者は要注意?
面接の間、声を上げてゲラゲラと笑う応募者は論外ですが、面接対策が行き届いて面接中に作り笑いをし続ける応募者もいます。
どんな緊張した場面でも笑顔になれる素質を持っているのは良いことです。しかし、ふさわしくない場面でも作った笑顔でいられ続けると、違和感や不安感を抱きませんか?それは、その態度で接客されたお客様も同じようなことを思う可能性があると言えますよね。
単にずっと笑顔でいる応募者が良い人材とは限りません。どんな受け応えをしていても笑顔だと、仕事への真剣みが足りないと捉えることもできます。
たとえば、志望動機や転職理由を質問した際、ずっと笑顔で答えられると、自社で働く意欲が薄いのではないかと疑ってしまいますよね。いくら笑顔が素敵だったとしても、応募者の言葉と表情が合わないと感じたら、一度冷静に応募者の人間性や労働への意欲について考える必要があるかもしれません。
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ホテル・旅館が面接で重視すべきポイント
ホテル・旅館が面接で重視すべきは、笑顔に加えてどのようなポイントがあるのでしょうか。詳しくみていきましょう。
挨拶やマナーが徹底されているか
挨拶やマナーがあるかは、非常に重要なポイントです。
面接に来た時点でマナーやモラルがない人は、その年齢まで当たり前に過ごしてきているため、あとからこちらが指導してもなかなか治りにくいのです。ひどい場合だと、マナーやモラルの指導について理解してもらえず苦労したケースもあるようです。
また、自分から挨拶ができないと、お客様にも気遣いができないことも予想されます。挨拶は笑顔が伴っているかどうかも大切です。
会話のキャッチボールができるか
会話のキャッチボールができるかは、相手が何を求めているのかを的確につかんで返す力があるかを判断することができます。
ホテル・旅館などのサービス業では、それが直接売り上げや会社のイメージにつながることもあるのです。「長々と自分の話ばかりせずに相手の話を聞くことができるか」「相手を不快にさせない話し方ができるか」「自分の言葉で語ることができるか」なども、会話にキャッチボールに含まれます。
また、その際、会話の流れで自然な笑顔があるかどうかもチェックすると良いかもしれません。
謙虚さや我慢強さがあるか
サービス業に従事していると、時にはクレーム対応をするなど、理不尽な思いすることもありますよね。そういったケースにもな謙虚に、我慢強く振る舞うことができる人材が理想です。
面接の場面でずっと笑顔でいる応募者を見て違和感を持ったとしたら、クレーム対応の際にお客様に不快感を与えてしまう恐れもあります。ですので、面接中は真顔や笑顔があるような、表情豊かな人が理想的でしょう。
面接官も笑顔を心がけるべき!
面接官は、応募者の本質を短い時間で見抜かなければなりません。
面接官自身が笑顔もなしに、暗く、もしくは怒ったような表情をしていると、応募者は緊張してしまったり、会社に対して不安感を抱いてしまう可能性もあります。そうなってしまっては、なかなか応募者の人間性などに迫ることができず、適切な評価できなくなってしまいます。
ですので、面接官もできるだけ明るく朗らかな空気感をだせるよう、笑顔でいることを心がけましょう。面接官の自然な笑顔が、応募者にとって企業の魅力として捉えられることもあります。
応募者をリラックスさせてこそ、本人をしっかりと見極めることにつながります。また、不採用にする場合でも応募者が今後お客様になることもあるかもしれません。会社に対して良い印象を持って帰ってもらうためにも、面接官の笑顔も大切ですね。
面接では応募者の自然な笑顔を引き出そう
面接中、緊張のせいで応募者を作り笑いにさせてしまわないよう、面接官の工夫も重要になってきます。先述した通り、応募者の本質を見極めるにはリラックスしてもらうことが不可欠です。
そのためには、まず面接が始まってすぐに質問するのではなく、雑談などのアイスブレイクを挟むことが必要でしょう。応募者の自然な笑顔を引き出さなければ、その人の本当の姿を捉えることは至難の業です。応募者が作り笑いだったことを責めるのではなく、まずは面接の仕方を工夫するべきかもしれませんね。
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