ニューツーリズムで実現する体験型旅行とは?

さまざまなテーマを持ち、体験・交流に主軸を置いたニューツーリズム。 ここでは従来のツアー旅行との違いや、テーマの種類、それぞれのテーマのツアーが持つ魅力や課題点についてお伝えします。

ニューツーリズムとは

趣味グッズ

iStock.com/PiKaChU

 

ニューツーリズムは、ここ10年くらいの間で人気が高まっている旅行のスタイルです。昭和45年の万博をきっかけに広まったマスツーリズムは、団体で観光名所を見て回る旅行です。

 

対してニューツーリズムは個人の趣味・嗜好に重点をおき、見るだけではなく体験・交流することが中心となっています。

 

地域の魅力を活かせる事業のため、観光庁も積極的な取り組みをしています。公募で選定した全国の45の地域に観光資源の「目利き」を送り、研修や商談会などを開催するほか、認知度を高めるプロモーション施策の資料などが、観光庁のホームページに掲載されています。

ニーズの多様化・熟成化によって人気が出たニューツーリズム

食べ歩きを楽しむ外国人

iStock.com/PRImageFactory

 

ここでは、従来の旅行とニューツーリズムの違いや、どういった需要が高いのかを紹介します。

従来の観光とニューツーリズムの違い

従来のツアー旅行は、名所やお土産屋さんを巡り有名な旅館やホテルに泊まるタイプのプランが主流でした。移動は大人数で観光バスを利用することも多かったのではないでしょうか。

 

対して、ニューツーリズムは「見る」よりも「体験する・交流する」ことに重点が置かれます。ツアー旅行が一般化的になり、ブームの時代を終えた今、旅行に対するニーズが多様化・熟成化したことで、「より深い体験をしたい」という人が増えています。

 

・ツアーの参加人数が比較的少人数でじっくりと体験できる

・ガイドに質問がしやすい

 

というメリットもあります。

 

また、インターネットの普及により手軽に「見られる」ようになったことも、ニューツーリズムが流行している要因のひとつと考えられます。「見る」だけでは、旅行の目的である「非日常を体験したい」という欲求が満たされなくなってきたのですね。

 

そして、ニューツーリズムは個人の趣味・趣向にあったニーズを満たすテーマの旅行が用意されていることも特長です。どのようなテーマの例は後の項目で説明します。

海外からの旅行者が日本らしさを求めてやってくる

ニューツーリズムは日本国内からの旅行者にも人気がありますが、特に「日本らしさ」を求めてやってくる海外からの旅行者に人気があります。例えば、豊洲市場での食べ歩きや、ラーメン、餃子など日本の国民食を作る料理教室、ガイド付きのサイクリングツアーなどが人気です。

 

また、日本のゲームキャラクターを模した公道サーキットは、著作権や安全性の面で疑問視する意見があります。その一方で、人気は非常に高く、そのサーキットが組み込まれたツアーはよく売れるそうです。

 

海外から日本らしさを体験しに来る人は、やはり東京や京都に集まるそうですが、2回、3回と日本に来ている人は他の地域にも足を運ぶ傾向があります。

 

地方でも外国人観光客を呼び込むために力を入れており、農業や伝統工芸品づくりの体験ツアーを用意したり、各所に英語で書かれたマニュアルを用意するなど工夫しています。

人気の高いニューツーリズムとその課題点

グリーンツーリズム

iStock.com/taka4332

 

ここでは現在特に人気が高いニューツーリズムの概要と、問題点について案内します。

グリーンツーリズム 

グリーンツーリズムは、農村や漁村を訪れるツアーで収穫体験や土地の食材を使った料理、そして地元の人々との交流などがテーマです。

 

このツアーの始まりは1970年代のヨーロッパで、休暇を農村で過ごすスタイルが一般的に浸透したことが発祥だと言われています。もっと遡ると、18世紀のフランスでは、貴族たちがバカンスを農村で過ごすことが流行っていました。

 

地方活性化のポテンシャルを秘めたグリーンツーリズムですが、受け入れ側の高齢化が進んでいることと、受け入れの設備を作るための費用が嵩むという問題点があります。費用については補助金を受けるための公募などがあります。

 

補助制度を活用し、若い世代にも受け入れ側の取り組みに興味を持ってもらうことが、今後の課題と言えるでしょう。

ヘルスツーリズム

ヘルスツーリズムは、旅行を通して身も心も健康になることをテーマにしたツアーで、健康回復や健康増進を図り、旅行後も健康的な生活を維持することが目的です。ツアー内容はウォーキングや本格的な湯治、水中運動などが組み込まれており、病気や障がいを持つ人向けにリハビリを目的としたツアーもあります。

 

ツアー中の食事は、マクロビオティックと呼ばれる玄米や全粒粉を主食とした料理や、医療食の専門家が作る健康料理のフルコースなど。日ごろの食生活を見直すきっかけにもなりますね。その一方で、ヘルスツーリズムは健康増進よりも、観光旅行の要素が多く含まれ、本来の目的を見失いがちという課題点があります。

 

旅行会社や宿泊施設がヘルスツーリズムの目的を理解し、参加者には心身に与える効果を説明する、体験談を伝えるといった対策が取られています。

ロケツーリズム

ロケツーリズムは映画やドラマの舞台となった場所を訪れ、名場面の舞台となった場所での写真撮影などをして楽しむツアーです。

 

ロケツーリズムを行う地域では、撮影スポットの設置、登場人物が食べたお弁当の販売など、作品にちなんだ楽しみがあります。作品の世界に浸りながら、地元の物を食べ、地元の人と交流して地域のファンになってもらうことが、受け入れる側の目的とされています。

 

人気ドラマのロケ地ではロケツーリズムが大成功を収め、わずか半年の間で30億円もの利益を出した地域もあります。また、朝のドラマや時代劇のロケ地になった地域にも大変な経済効果があり、ロケ誘致に力を入れる地方も多数あります。

 

エンターテインメント性が高く、地元にとってもメリットが大きいロケツーリズムですが、人気が出ても一過性のものとなるケースが多いという課題点を抱えています。リピーターを確保するために、スタンプラリーなどで周辺にも足を運んでもらい、地域の魅力を知ってもらうなどの工夫がされています。

 

また、主人公が住む家のモデルとなった古民家で「古民家の暮らし体験」を実施したり、観光施設の中にロケセットを公開するなど、資源を継続活用する動きも盛んです。

ニューツーリズムの将来性

調査

iStock.com/metamorworks

 

ニューツーリズムは、今後訪日外国人がさらに増えると言われている日本の旅行業界で、さらに発展していくと考えられています。また、観光庁でも今後に向けて、訪日外国人への対応事例調査なども行っています。

 

ニーズをよくリサーチした上で、多種多様な体験を提供し、さまざまな国・地域の人が快適に過ごせる体制を整えることが、成功の鍵と言えるでしょう。

さまざまなニューツーリズム

スポーツツーリズム

iStock.com/dorovStock

 

ニューツーリズムは、提供者が自由にテーマを決めて組まれるものなので「〇〇ツーリズム」と呼ばれるツアーが大量にあります。

 

今回詳しく紹介した3つのツーリズムの他にも、スポーツの観戦や体験を中心とした「スポーツツーリズム」や、大人の社会見学がテーマの「スタディツーリズム」、戦争跡地や被災地を巡る「ダークツーリズム」など多種多様です。

 

今後も、さらにマニアックなテーマのニューツーリズムが生まれてきそうですね。

 

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